今回は「古街角②」。「街角」は街路の曲がり角を意味し「街角の交番」などと言われるが、「街頭(がいとう)」という意味もあり「まちのほとり」でもある。「街」の辺りを歩いていると古そうな建物を見かけることがある。その第2弾。


「すぽれじゃ」の旅62 写真を語る⑭ 「古街角②」

 今から17年も前(2004年)、奈良の明日香村にある「飛鳥寺」から「石舞台」へと自転車(レンタル)で向かう途中にあったとても面白い家の壁(上左写真)。映画の宣伝も貴重品である(上右写真)。「山内賢」と「和泉雅子」の日活の映画「川っ風野郎たち」は1963年、東映スコープの「月光仮面」は1958年(ちょっと不明)、17年前の撮影時でも40年以上前のポスターである。

 久しぶりにこの明日香の道を歩いてみた(Googleのストリートビューで)。そして17年前の面白い壁の家、発見(上下中写真)。古い看板やポスターは外されていたが「おもちゃ館」の宣伝があったのが決め手。古い写真にも「おもちゃ館」の文字があった。

 これも壁の面白い家(上左写真)。場所は伊豆半島の「下田市」。前回と同じ、伊豆急の「下田駅」から歩いて「下田公園(城山公園)」に向かう途中にある。創業明治20年の「土藤(つちとう)商店、レトロなホーロー看板「アケゴコロ」。その奥(上左写真の右)にある蔵にはレトロ看板が展示されている(上右写真)。


 この「土藤商店」のすぐ近く(50m先)に「昭和湯」というお風呂屋さんがある(上左写真)。下田で有名な「なまこ壁」(前回紹介)に「天然温泉伊豆下田港 昭和湯」という看板が架かっている。観光用の温泉ではなく、地元の人たちの銭湯。料金は360円。


 「昭和湯」から80mほど進むと前回紹介した「ペリーロード」と呼ばれる小径に出る。そこにも奥の方に「なまこ壁」がちょっと付いた古い家屋がある(上右写真)。ここは「坂下会所」という地元の人と観光客の交流の場。ここは古民家解体を残念と思った東京の人が貸家を引き取って始めたらしい。「なまこ壁、伊豆石る元渡辺家」という見出しで新聞記事となった家。



 次は大阪で見かけた街角。まずは「ミス大阪」という看板の「大阪ミナミなんばのグランドキャバレー」(上左写真)。昭和12年の創業、HPで調べてみると「今宵もミス大阪では、200名のレディがあなた様のご来店を心よりお待ちしております」と書かれていた。日中は自転車など通りのんびりしているが、夜はすごい街角へと変身するのだろう。


 「法善寺横町」という看板と提灯がある入口(上中写真)。この門の文字は西側が「藤山寛美」、東側が「3代目桂春団治」によるものらしい。この写真は「寛美」という署名があるので西側。この飲食店繁華街の横町の近くに、全身が苔むした姿の「水掛不動尊」で有名な「天龍山法善寺」があり、それが横町名に使われているのだろう。


 そして大阪の新世界中心部にそびえ立つ「通天閣」(上左写真)。これは1956年(昭和31年)に完成した二代目である。初代通天閣は1912年(大正元年)に建設。パリの「凱旋門」の上に「エッフェル塔」の上半分を乗せたようなデザイン、そしてなんと「新世界ルナパーク」(遊園地)とロープ・ウェイで結ばれていたという。これが日本初の客用ロープウェイであったらしい。今もそうだが、この古い新世界、凄い街角であっただろう。



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