スポーツまいんど その101
◎昔のすぽると52 ブルマー
スポーツまいんど その101
◎昔のすぽると52 ブルマー
参考文献「近代体育スポーツ年表」に1915年(大正4年)「女学生に袴の裾をくくったブルマー普及」という記事があった。この記事の意味がわからない人が多いも。 「袴(はかま)「裾(すそ)」「くくる=たばねる」、「ブルマー=女性の体操着」、シルバー年代にとっては懐かしいものである。
まずは辞書的解釈「ブルマー (bloomers) は、女性が運動などを行う際に下半身に着用する衣類、ショートパンツの一種。ブルマあるいはブルーマ、ブルーマーとも呼ぶ。 20世紀に世界的に広く普及した 」。日本では、学校の体育の授業で体操着として用いられたが、1992年以降に無くなっていった、何故か?
ブルマーの始まりは19世紀の中頃、腹を締め付けるコルセットの下着に反発した女性解放運動家の「エリザベス・スミス・ミラー」が考案したゆとりある下着とされる。この名前は、ミラーの考案を雑誌で紹介した女性解放運動家の「アメリア・ジェンクス・ブルーマー」に由来するらしい(下に写真あり)。20世紀になると女性がスポーツ(自転車/テニス/乗馬)を行うようになり、女性の運動着となっていったらしい。
日本では明治時代に女子体育の指導が始まり、アメリカへの留学から帰った「井口阿くり」が持ち帰ったブルマーが体操着として1903年に紹介され、このニュースがあった「大正」から「昭和」にかけて女子校で採用されるようになったという(下に井口阿くりが考案したブルーマー図がある)。当初、ブルマーは膝下まであったが、丈が短くなり「ちょうちんブルマー」が1960年代半ばまで主流となったという。その後、1960年代後半から「密着型ブルマー」が急速に普及、きっかけは東京オリンピック金メダルの日本女子バレーだったとされる(ちょうちんと密着の違いは下の図参照)。
思春期の少女にとっては下着同然の「密着型ブルマー」は不評であったようだ。1980年代の後半には反対運動や投書が行われた。「セクハラ(1989年の新語・流行語大賞)」の影響もあり,1990年代にはハーフパンツやジャージに移行してゆき、学校現場から無くなっていったらしい。
(写真や図はWikipediaから)
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