スポーツまいんど その108
◎昔のすぽると59 日本旅行文化協会『旅』創刊
スポーツまいんど その108
◎昔のすぽると59 日本旅行文化協会『旅』創刊
参考文献「近代体育スポーツ年表」に1924年(大正13年)4月-「日本旅行文化協会『旅』創刊」という記事があった。これはJTBの前身の日本旅行文化協会(1922年設立)が、機関誌として刊行したものである。その歴史を見てみよう。
この時代の頃は鉄道ができてから50年、関東大震災の不況で陰りが見え始めていた。 その後、太平洋戦争中には「旅行指導雑誌」という副題が付けられて、国策輸送に協力する事を求める記事が掲載されたが、1943年8月に休刊とされた。これが『旅』の始まりであり「日本旅行文化協会時代」と呼ばれるらしい。
戦後、 1946年11月に日本交通公社から復刊。1957年には「松本清張」の『点と線』が連載された(下に写真)。『点と線』はまさに「旅」の推理小説である。「東京駅、空白の4分間」というフレーズが付いた新幹線のできる前の殺人事件のアリバイを崩すストーリー。「点」と「線」は何を意味しているか・・・考えて見て下さい。
日本交通公社・JTBから出版されていた時代には、多くの著名作家が紀行文を掲載したという。1960年台には鉄道を使った記事が多くなり、鉄道ファンから重宝されたらしい。1960年代以降断続的に、パイオニア旅行記賞、日本旅行記賞、紀行文学賞が募集、選定された。1970年代の大阪万博や沖縄海洋博も特集を組み、万博ガイドとしての役割を果たしたらしい。しかし2003年をもって休刊、新潮社へ発行元が譲渡された。
2004年から新潮社から刊行。2004年5月号、通巻925号は「創刊80周年記念号」となったが,発行部数は落ち込みを続け、2011年11月22日、新潮社は『旅』を3月号(通巻1002号)をもって休刊とすることを発表した。
先ほどの清張の「点と線」、「心に一点の決心」を続けてゆくと「一本の線となり」、その線が「何かを形にする」に繋がる.「持続することは力なり」という意味。それがどのようにアリバイ崩しに使われるか・・・???
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