スポーツまいんど その87
◎昔のすぽると㊴ 学校昼寝
スポーツまいんど その87
◎昔のすぽると㊴ 学校昼寝
参考文献「近代体育スポーツ年表」に1905年(明治38年)に、「9- 横浜フェリス女学校、毎日12時40分から1時20分まで生徒に昼寝をさせる」という記事があった。何のことかと、まずフェリス女学院を調べてみた。この学校は1870年、アメリカ人女性宣教師によって創立された古い学校である。しかし昼寝に関する情報を得ることはできなかった。しょうがなく「学校 昼寝」でネット検索をしてみた。そしたら沢山の記事が現れた。今回は学校での昼寝の現状を報告する。
沖縄那覇高校の校長宮城先生が書いた学校新聞?(平成22年6月22日-第2号)の記事「ちょっと一工夫(昼寝はいかが)」に面白いことが書いてあった。福岡の明善高校の「午睡」の話し。これは10年前からカリキュラムの中に入れたといわれる15分間の昼寝。これによって大学入試センター試験の成績が上がり、東大合格者が倍増したという。浅い眠りの方が効率的で、椅子に座り机に伏せて寝る姿勢がよく、5分間閉眼して安静にするだけでも効果ありという話。宮城先生は最後に「生徒及び保護者の皆さんも昼寝を活用してはいかがですか」と呼びかけている。気になったので福岡の明善高校を調べてみた。今年6月の学校情報サイトでは、明善高校のユニークな取組として午休憩時の午睡タイムが挙げられると紹介されていた。現在も行っているのだ。
人民網日本語版(2021.4.29)中国の杭州の小中学校で「昼寝」の時間導入へ 児童の間で好評というニュース「同小学校では1年生の児童を対象に、4つの専用教室を用意して「昼寝」の時間を試験的に設けた。毎日、昼食が終わると、児童たちは列を作って、教師の指示に従い、順番に専用教室に入り、布団をひいて、毛布をかけて、アイマスクを付けて、昼寝をする。「初めは、興奮して寝付けない児童もいた」というものの、2週間後には、ほとんどの児童に昼寝の習慣がついたという。こんなニュースである。児童の94%が「賛成」という結果であったらしい。
別のサイトでは「台湾の小中学校では昼寝が義務」というニュースもあった。それによると、台湾では昼休みの半分は昼ご飯、残りの半分はお昼寝の時間となっているらしい。食べ終わった後の30分は机に伏せて寝なければならないらしい。顔を上げたり、隣の子とおしゃべりしたりすると先生に叱られるらしい。そんなこともあってサラリーマンになっても昼休みに昼寝をする人がかなりいるらしい。
日本でも「シエスタイム」という時間を試験的に導入した高校がある。これは「岡山城東高校 生徒会執行部」のページからの情報。昼休み45分間の後に10分間のシエスタイム(スペイン語で昼休憩「シエスタ」と「タイム」を合わせた名称)。短時間の睡眠で午後の集中力を高めるねらい、参加は生徒の自由。このタイムのすごいところは、その計画段階から導入の運営までの全てを生徒会執行部が主体となって行ったということである。試験導入は2012年12.16〜3.21、最終日に臨時生徒会を開いてシエスタイム正式導入の賛否をとる。賛成52.6%、全会員の3分の2に満たず正式導入廃止、という結果だったという。10年ほど前の出来事であるが、いい話である。