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│第5回TOSS全国850会場一斉セミナーIN平塚   2007年4月28日 │
│         ひらつかスカイプラザ│
│喜ばれる懇談会のポイント │
│TOSS湘南 平塚市立南原小学校 鈴木隆夫 │
│〒254-0004 神奈川県平塚市小鍋島2639-7     takao-s@mg.scn-net.ne.jp│
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懇談会はちょっと気が重いものである。親からの苦情だってあり得る。でも、気が重くていやだなあと思うよりは、懇談会を楽しむくらいの気持ちで臨みたい。
 保護者同士での話し合いが盛り上がるようにしたり、本のコピーを資料にしたり、ビデオを見たり、ゲームをしたり、お茶を飲んだり、といったことも取り入れるとよい。
 懇談会でやるさわりを事前に宣伝しておくと、参加人数も増える。「今度の懇談会はちょっとおもしろそう。」いや「参加しないと損をしちゃう。」なんて思っていいただければベストである。
以下に保護者に喜ばれる懇談会のポイントを紹介する。

T.懇談会への心構え
懇談会は工夫をしなければ参加者が減ってくる。減らないまでも現状維持のままである。教師が工夫することで、保護者に「参加してよかった。」と思われるような懇談会にしたい。

U.懇談会のポイント
@時間を守る。
開会の時刻は守る。そして終了の時刻をあらかじめ予告しておき、少し早   めに終わるくらいがよい。1時間くらいが目安である。

Aメモをしたくなるようなことを話す。
 行事の内容、持ち物のこと、配慮すべきこと、学級での取り組みなど、メモをしたくなるようなことを話す。

B子どもがよくなる努力のやり方を話す。
○伸びる子の条件
・続けることができる。
・ていねいにできる。
・まじめにできる。
・挑戦することができる。
○しつけの3原則
・あいさつができる。
・返事ができる。
・いす・靴をきちんとそろえられる(後始末ができる)。
○努力と成長の関係
・一定の時間を経過した後、突然変化が生じる。
・100回が目安となる。

C子どもの様子をエピソードを含めて話す。
 デジカメやビデオを活用するとよい。

Dちょっとした工夫をする。
○レジュメや資料の用意
あらかじめどのような構成にするか考えプリントしておく。そうすれば保 護者も当日の流れがわかるのでとまどうことがない。さらに本のコピーでも かまわないので、子育てや学習についての資料を添えたい。
   ○話し合いの工夫
保護者同士で話題交換ができるように工夫する。例えば、話題が書いてる くじを引いてもらい、それについて順番に話していただく。
   ○五色百人一首
子どもが取り組んでいるものを、保護者にも実際に体験していただく。
○デジカメやビデオの活用
子どもの様子を話すのが苦手な方におすすめ。デジカメで撮った写真や  給食時間の様子などを写したビデオを見せると保護者に喜ばれる。見せな がらその時の様子を話せばよい。
   ○アンケートの活用
いろいろな形のアンケートが考えられる。事前にアンケートをしておく  ことで懇談会当日の話題が広がる。
  ○名札の用意
必需品である。簡単で見栄えのよい名札の作り方がある。


V.そのための準備
@本を読む。
○『日本教育技術方法大系』 向山洋一・TOSS編集委員会編(明治図書)
○『教え方のプロ・向山洋一全集 12家庭教育の指針』 (明治図書)
    ○『明るいトーンの学級懇談会づくり』 竹川訓由著(明治図書)
    ○『保護者会の達人になる 攻略のポイント30』 TOSS大阪みおつくし著
                                (明治図書)
○『保護者会が成功する話題』 向山洋一編(明治図書)
○『法則化女教師 実践で勝負する仕事術2 親の絶対信頼を勝ちとる学級経     営術』 向山洋一・師尾喜代子編(明治図書)
    ○『教材開発5 保護者会の運営アイデア』 有田和正・野口芳宏編(明治図書)
○『向山式家庭学習法T、U』 向山洋一(主婦の友社)
○『向山式「勉強のコツ」がよくわかる本』 向山洋一(PHP)
○『心を育てる家庭学習法』 向山洋一(主婦の友社)
○『どんな子だって勉強できる子になれる!』 向山洋一(PHP)

  ATOSSランドで探す。  HP: http://www.tos-land.net/

B先輩教師に聞く。


W.懇談会の組み立て例
(資料参照)