大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート


wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



38    vol.3  2003.12.26 発行  (平成15年12月)
 
これからの大磯町のこと、
みんなでよく知り、よく見て、
じっくり考えよう。
 
情報公開を徹底すべき。
 
臨時議会が開かれました。
 
10月29日午前9時より(会期1日)
 
1.専決処分の承認を求めることについて
 
  11月9日に行われる衆議院議員総選挙及び国民審査費にかかわる費用について
  • 11,591,000円(100%補助金)
 内訳 職員給与、委員等報酬、啓発事業、消耗品代、ポスター掲示場設営委託料、機械器具購入費等
                         賛成者多数で可決
 
2.大磯運動公園の建設工事委託に関する協定の締結について
  • 協定金額 305,000,000円 
  • 内訳 建設工事費 286,534,500円
  • 公団事務費  18,465,500円
 都市整備公団に丸投げで、実際今まで出来上がっているものが、中途半端で良くないということで、前回9月の定例会(355,000,000円)で否決された件です。再度提出されました。数字的にみると50,000、000円減ですが、このうち30,000,000円が植栽に代わっただけで、高木の本数が減っただけのようです。植栽については、住民参加ということで、これから考えていくとのこと。公団とは二度ほど話し合いをした。他の団体とは話し合いはしていない。駐車場については、積算はもう一度やり直したほうが良い。門扉の設置は時間で閉めてしまうのか。等々いろいろな意見がありました。
賛成者多数で可決
 
 私が前回反対したのは、公団への丸投げだからです。職員では積算ができないのではなく、自分たちのできるところを探してみてどうしてもできないところだけお願いをする、ここまではやりましたが後はお願いしましたのでというくらいの姿勢を示してほしいのです。また、植栽については町内の専門業者への委託を生かすようにしてほしいと思います。
 
 とくに今、こういう時期で可決してしまいましたので、これからは住民皆さんも参加(意見をだして)してよりよい運動公園にしていきましょう。
 
 
12月定例会が開かれました。
 
議題
 
1.大磯町長等の給与に関する条例の一部を改正する条例
 
2.大磯町教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例
 
3.大磯町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 
4.大磯町立幼稚園の教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 
(1〜4までは一括議案)
 
 町長及び三役の期末手当(ボーナス)引き下げは人事院勧告に基づいたものです。一般職員については給与月額の引き下げ、扶養手当、通勤手当の見直し、期末手当の見直しについて人事院勧告に基づいたものでやむを得ないと思います。しかし、プラス一般職員には管理職手当て、調整手当て、住居手当等町長独自の削減案が上積みされていて、一般職にだけ重く、公平さにかけていると思います。手当てを削減する事により職員の仕事に対する意欲が薄れるのではと懸念していますので、私としては反対討論をしました。
 
 元を正せば、町長助役、収入役、教育長の特別職が、前町長時代にボーナスを50〜20%カットされていたが、3月定例議会で三沢町長から根拠のないものは踏襲できないとの事で議会が紛糾し、町長以下三役の独断的な姿勢が平成15年度の予算が否決になった原因であると聞き及んでおります。(9月議会では大磯町議会は、自らの給与の引き下げを拒否しました。私は議員の給与引き下げに賛成しましたが少数で否決されました。)
                         賛成者多数で可決
 
 
5.大磯町職員の特殊勤務手当てに関する条例の一部を改正する条例
 
 災害救急作業に等に従事する職員の特殊勤務手当て以外の勤務手当てを削る案。
 
 町税事務、感染症の蔓延防止作業、測量、現場指導、清掃処理作業、図書館、郷土資料館、特殊施設、年末年始休日、交代勤務は削る。
 
 災害救急作業等に従事する特殊勤務手当ては、引き下げに。
                         賛成者多数で可決
 
6.大磯町町税条例の一部を改正する条例
 
  納期前納付の報奨金の廃止及び固定資産税の第1期納期の変更並びに地方税法施行規則の改正に伴い、軽自動車に係る申告書の改正
 
 町は固定資産税等の前納報奨金制度(納税者の50%が利用)の撤廃を提案。今、町は事業全体の見直しをしようとしています。事務事業の見直しをしてからその先に報奨金を撤廃するのでは。議運を開き修正案も出しましたが認められませんでした。
賛成者多数で可決
 
 
7.大磯町土地保有税審議会条例を廃止する条例
 
  廃止条例に付き総務企画委員会に付託されました。
 
8.大磯町手数料条例の一部を改正する条例
 
  諸証明、住民票の写しの交付等の手数料の金額の改正
 
 身分証明書、住民票、印鑑証明書等今まで200円でしたが300円に値上げ。
 
これは、什基ネットオンライン化によりいつでも何処でもとれるようになり、近隣市町村との兼ね合いがあるため。
 
賛成者多数で可決
 
9.大磯町敬老年金条例を廃止する条例
 
  大磯町敬老年金条例の廃止を行い、今後、敬老祝い金として支給を行う。
  廃止条例に付き福祉文教委員会に付託されました。
 
10. 大磯町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例
 
 一般廃棄物処理手数料のうち動物の死体処理手数料、一般ごみの処理手数料、浄化清掃業許可申請手数料等。動物の死体、一体1,000円が2,500円。一般ごみ、1キロ10円が10キロ150円に、一般廃棄物処理業許可申請手数料1件に付き3,000円が5,000円に等。
            賛成者多数で可決
 
11. 鴫立庵の設置、管理等に関する条例の一部を改正する条例
 
  町が鴫立庵の使用料及び入場料の値上げ提案。
  入場料、現行100円を200円に。使用料、一日1,000円を2,000円に、半日500円を1,000円に。
 
 議員から「鴫立庵は大磯の観光スポット。値上げは場当たり的である。」「もっと観光のビジョンを持ってほしい。」「観光協会、ガイドボランティアと協議したのか。」「人件費を先に見直すべきだ。」との意見続出。年間入場料約100万円、年間入場者数7,600人。
賛成者なしで否決
 
12. 平成15年度大磯町一般会計補正予算
 
 野村研修所跡地を購入する債務負担行為は、この財政危機の時になぜ?
 
 8月の議員全員協議会の説明会では2億2600万円でした。全体28,000坪のうち、斜面地(山林)16,000坪を大磯町が買い取り、残りの平坦地は(宅地部分)12,000坪は大磯町に寄付という事です。最初から2億円になった説明もなく、なぜ、今2億円も出して買うのか?町長は「先行投資です。春になって暖かくなったら皆さんに見てもらいましょう」と答弁。
 
 都市計画決定もされていません。(5年〜20年かかる)アクセスはどうするの?水道、下水は大丈夫?今後の保守料は?
 
 またまた、この先何年凍り漬けするのでしょうか。
                         賛成者多数で可決
 
 
13. 平成15年度大磯町国民健康保険事業特別会計補正予算
 
14. 大磯町老人保険特別会計補正予算
 
15. 大磯町介護保険事業特別会計補正予算
 
16. 平成15年度大磯町下水道事業特別会計補正予算
                         賛成者多数で可決
 
17. 高橋正克議員に辞職を求める決議
 
 私としては、議員は選挙で選ばれて活動しております。疑惑については法的に違反をしているのか、結論は出ておりません。また、全員協議会では、この件は何も取り上げられていません。進退については、本人に任せるしかないと思います。
 
賛成者少数で否決
 
 
環境問題・健保問題を質す。
 
竹内恵美子の質問
 
ごみの減量化のまちづくりは徹底できているのか。
 
 地球環境保全のためにも、資源の有効活用が必要なのではないのでしょうか。また、循環型社会の実現を目指す取り組みに、町民、行政、議会が三位一体で参加し、今、真剣に取り組まなければいけないときだとおもいます。
 
1.ごみの減量化、資源化推進月間の推進は、どのように推進したか。
 
 町長:現在、町では推進月間の設定は行っておりません。来年度からごみ減量資源化推進月間を検討していきます。
 
2.ごみの減量化やリサイクルに対する意識啓発はどのように推進したか。
 
 町長:広報や区長連絡協議会を通じ、環境美化センターの見学会を開始。用済みパソコンの回収方法について広報に掲載。電動生ごみ処理機購入の補助を行った家庭に、アンケート調査実施中。
 
 町内24地区を回って町民に周知徹底するのでは。
 
 町長:町民の皆さんに、内容をお知らせするために24地区回ります。
 
3.ごみ減量化推進委員制度の創設について
 
 担当部長:現在、推進委員の選出方法について内部検討中。本年度中の創設に向けて検討中。
 
9月議会でも質問したところ、取り入れていくということでしたが、何も進んでおりません!
 
 
国民健康保険事業は、健全経営となっているのか。
 
 町長:国民健康保険事業は、平成11年度予算を100とすると平成15年度の予算は124,3となっており、年々上昇しております。このような状況であると、事業費が上昇し続けると予測でき、破綻も推測できます。
 
 
1.過去5年間の加入者の構成、年齢別構成、また、今後の見通しはどうなっていくのか。
 
 町長:30歳未満19%2,022人。50歳未満17%1,847人。75歳未満41%4,289人。 75歳以上2,543人   計 10,701人
30歳から75歳未満は、ほぼ横ばい。75歳以上は1〜1.5%上昇。
 
2.予防医療についてどのような対策をしているのか。
 
 町長:平成14年度までコンピュータードッグをしていたが国庫補助からはずれたので、本年度からインフルエンザの予防接種を実施。55歳以上から65歳未満まで、1,000円自己負担。
 
 
3.間接経費削減のためには、広域化をする必要があると思いますが、検討はしているか。
 
 町長:現在、県単位で、検討中。年内にガイドラインを策定。県には町から職員1名参加している。
 
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陳情第25号   大磯町史跡表示整備等に関する陳情
(建設経済常任委員会委員長報告)
趣旨採択
 
議案第73号   大磯町特別土地保有税審議会条例を廃止する条例
(総務企画常任委員会委員長報告)
賛成者多数で可決
 
議案第75号   大磯町敬老年金条例を廃止する条例
(福祉文教常任委員会委員長報告)
賛成者多数で可決
 
議案第83号   大磯町特別職で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
賛成者多数で可決
 
意見書案第8号   イラク復興支援に対する自衛隊派遣の慎重審議を求める意見書
 
提出者 鈴木 京子 他2名
賛成者少数で否決
 
意見書案第9号   イラク復興支援に対する自衛隊派遣の慎重審議を求める意見書
 
提出者 百瀬 恵美子 他1名
賛成者少数で否決
 
大磯町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について
 
   選挙管理委員会委員
 
       大磯町大磯1453番地    鈴木 保夫さん
       大磯町大磯2205番地    松下 弌彦さん
       大磯町黒岩623番地     守屋 貞子さん
 
 
   選挙管理委員会補充員
 
       大磯町国府本郷881番地  添田 公一さん
       大磯町月京9番7号      簑島 勝司さん
       大磯町東小磯311番地    梅田 詔一さん
       大磯町大磯1582番地     熊澤 海樹さん
                  異議無しで決定
 


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