大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート


wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



36    vol.5  2004.06.21 発行  (平成16年6月)
 
県の補助金流用など問題山積み 
 
このままでは大磯町は住民の監視が必要になってしまう。
 
 
決意あらたに、さあ!
梅雨の青空を見上げて・・・・・あれから1年。早いものですね。 女性が半数の議会という事で全国的に話題にもなりました。
 
その中での私の政治活動は、・・・応援してくださった皆さまの期待に、少しは答えられたのでしょうか。
 
9月、12月、3月、6月で一回り。運動公園が否決され、10月には臨時議会も開かれました。
 
この1年間、いろいろと大磯町は新聞紙上を賑わせてしまいました。
 
これからは、自分自身研鑚に励み、町民の目線で、町政に取り組んでいきたいと思います。
 
今後ともよろしくご指導お願いします。
 
 
6月議会開かれる  (6月1日〜11日)
 
議題
 
1.専決処分の承認を求めることについて
 
地方税法の改正により平成16年度より、町民税均等割額が人口段階別の税率が廃止され、税率が年3000円になりました。大磯町では、町民税が2000円から3000円になりました。影響を受ける町民は約1万3000人です。これによって町では1298万円の増収になります。
 
賛成者多数で可決
 
2.繰越明許費繰越計算書について(下水道課)
 
3.事故繰越し繰越計算書について(環境美化センター)
 
4.事故繰越し繰越計算書について(まちづくり課)
 
5.事故繰越し繰越計算書について(都市整備課)
 
6.事故繰越し繰越計算書について(図書館)
 
繰越明許、事故繰越しは報告のみで、賛否の表明はできません。平成15年度中の予算が執行できずに、平成16年度に持越しされる事です。議員からは簡単に事故繰越で処理することについては多くの批判が出ました。
 
7.人権擁護委員の候補者を推薦することについて
 
大磯町大磯にお住まいの熊澤海樹さんに賛成者多数でお願いする事になりました。
 
8.平成16年度大磯町一般会計補正予算(第1号)
 
県補助金流用の件。
 
平成11年1月から15年12月までの5年間、生涯学習会館に神奈川県より市町村青少年施設助成費補助金として総額約1億円が交付されました。そのうち、私的流用を含む『不適切な処理』を指摘された330万4000円に加算金126万6000円を足した457万円を神奈川県に返すための補正予算が組まれました。
 
審議では、多勢の議員から「なぜ起きたのか」「都合よく拡大解釈」「組織ぐるみだ」「備品台帳もないのはおかしい」「責任は誰に」「再発防止は」等々を質問。
 
町側は、まず町長が陳謝。「きょう弁護士が県警に刑事告訴の手続きに行っております」「一人の職員が5年間も同一場所で勤務していたため、チエックできなかった」再発防止策として、「備品台帳の整備」「複数のチエック体勢をしていく」「賠償責任はすぐにはできないが町長の決定でやる」「綱紀粛正につとめる」「補助金の明確化」等々。
 
質問内容からわかった事は、他用途目的が138万6756円、物品の所在不明91万6298円(パソコン、デジカメ等)、私的流用した職員に支払った退職金は依願退職扱いのため、なんと1千数百万円。真面目にこつこつ町のために働いた職員と変わりなく支給され、かかわった業者は7社にものぼり、伝票の数は現在は不明。今回の流用は内部の問題だ等、審議は4時間以上も続きました。
 
その後、動議が提出され、議員運営委員会が開かれ、特別委員会の設置を決め、全員協議会にはかりました。「きょう設置したほうが良い」が11名、「最終日の設置が良い」が3名、「設置必要なし」が2名。その結果、『綱紀粛正等特別委員会』が作られることとなり、委員長に柴山議員、副委員長に土橋議員、清水議員、熊木議員、大阪議員、山田議員、浅輪議員、坂田議員が決定。
 
採決は、本会議場でおこなわれ、15対2で可決しました。
 
 
意見書案第2号
 
「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の延長に関する意見書
 
予想される東海地震に備えて地方公共団体は地域住民の生命と財産の安全を守るため、「地震対策緊急整備事業計画」に基づき、各般にわたる地震対策を鋭意講じてきたところである。平成2年、7年、12年に改正。これを平成17年3月31日まで延長の要望。
 
賛成者多数で可決
 
 
竹内恵美子の質問
 
 
 大磯中学校校舎建て替え、17年度着手を約束
 
教育現場こそ大磯一安全な場所に。
 
大磯中学校校舎の耐震対策問題について問う
 
竹内:  地震対策が問題になっていますが、大磯町ではどのように対応してきたのか。町と教育委員会とで平成13年度に3回、平成14年度に6回の計9回の検討委員会を開いています。
 
町長:  平成12年度に1号館、2号館の耐震は大丈夫かという意見を受け、本格的な耐震対策を中心とした校舎の改築を検討する事とした。
 
助役:  13年度全体構想の中で1号館を取り壊し、体育館を建て替え、2号館を耐震工事する。14年度に基本設計、実施設計とした。
 
 
 
竹内:  平成13年度、平成14年度2500万円強の予算が投入されてきたが、15年度にはなぜ着手できなかったのか。
 
町長:  2500万円強の支出は、工事実施に伴う委託費で、翌年度には工事実施という運びになるのですが、財政状況を鑑み1年先送りした。
 
竹内:  平成16年度は新たに調査委託になったのはどういうことか。いつ耐震に変わったのか。
 
町長:  教育委員会より4億2000万円の要望があり、16年度工事実施の方向で教育委員会と検討していたが、さらなる財政状況悪化という事態から、根本から見直すということとし、耐震補強を中心とした内外装改修ということにした。17年度にはぜひ実行したい。
 
助役:  検討委員会は、6月より月1回位でPTAも参加でする。
 
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皆さまに限りない応援と、つきないご理解をいただいてから早や一年。
 
まだまだよちよち歩きのかけ出しですが、なんとか無事に活動できますのも、皆さまのご協力のお陰と感謝にたえません。
 
議会に行ってから、見えた事、見えて来た事があまりにもいろいろあり過ぎます。はじめからの皆さまとのお約束通り、私は議会にある情報、役場の情報は、プライバシーの侵害に関する事以外は、すべて情報を公開するべきだと考えております。ますますこのニュースが充実するように全力でがんばりたいと思います。
 
竹内恵美子
 


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