大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート


wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



31    vol.10  2005.10.05 発行  (平成17年10月)
 
高所大局の目で町政運営を望む
 
人事案件(教育委員)を否決!
 
 あんなに暑い熱帯夜が続いていたのがうそのように、朝夕には心地よい虫の声がさざめきのように、しっかり秋を感じるこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。さて大磯町議会では、去る7月20日臨時議会が開かれました。議題は次のとおりです。
 
7月臨時議会が開かれました
 
1.工事請負契約の締結について
 汚水枝管整備工事その1−5(東小磯、西小磯地内)
        92,400,000円 随意契約  鉄建建設(株)横浜支店
 Q.どうして随意契約か。
 A.一般入札よりも安く上がる。今回は例外。仮設費、一般管理費、工事現場管理費等管理事務費が引き続きなので約1660万円安くなる。
 Q.幹線へはどのくらいつなぐのか。
 A.9箇所。
 Q.供用開始は。使用料はどのくらい入る予定か。
 A.平成18年5月1日からの予定。 320万円を見込み。
賛成者多数で可決
 
 
議長の選出について
 本会議場において、投票が行なわれました。その結果、熊木議員9票、山田議員9票で、、2年前と同様9対9で同数となり、公職選挙法により、またもやくじ引きで決めるということになりました。くじ引きの結果、熊木議員が議長に決まりました。
 副議長は、立候補が一人のために、指名推薦で百瀬議員に決まりました。
 また監査委員は、柴山議員に決まりました。
 
 
9月議会が開かれました
 
 国会では、真夏日が続く8月8日、突然の衆議院解散、9月11日の投票日という約1ヶ月の短期決戦の総選挙ですが、今回の選挙で一番の変化は改革イコール自民党という、選挙テーマで選挙戦を戦い抜いた小泉自民党の圧勝で終わりました。改革というと、今までは野党の専売特許のようなイメージでしたが、今回はマスコミが小泉劇場と呼んだ通り、女性候補を戦国時代のくの一になぞられた刺客として、郵政民営化反対の議員がいる選挙区に送ったり、まるでアメリカの大統領選挙のようなメデイアを上手く利用した派手なパフォーマンスを繰り広げた一方、単純に郵政民営化にイエスかノーかという単純な戦いに持ち込んだ、わかりやすさの勝利だったのでしょうか。これからは国民全員でもっともっと厳しく問題の本質を見守っていきましょう。
 
 
   住民自治はまだ遠く
 
 私も議員になって早いもので3回目の9月議会、地方の時代といわれはじめて久しいなか、やっと本格的な地方分権時代の端緒についたところですが、まだまだ現実には自治とは名ばかりで、地方への負担ばかり増えるのではないかというのが現状です。
 地方が自治を行なうことが可能となってきたとはいうものの、行革、財源移譲の課題、補助金、交付金の改革、少子高齢化等々、私たち議員も行財政健全化へと積極的に研究していかなければなりません。私は大磯町に住民自治が確立するその日を目指して、皆さんとのお約束通り、いつも皆さんと同じ目線に立って、町政に取り組んでいきます。この9月定例会は今年度の大磯町の予算の使い道、決算認定の大切な議会です。
 
 
1.専決処分の承認を求めることについて
 これは衆議院議員総選挙及び国民審査の委託金。選挙(9月11日)にかかる費用の予算です。国からの10割の補助です。投票所10ヶ所、期日前投票所、掲示板、人件費等にかかる費用(10,921,000円)です。
 
 
2.大磯町手数料条例の一部を改正する条例
 閲覧制度のあり方について、全国あちらこちらで物議を起こしている住民基本台帳の閲覧について、個人情報保護の観点から、大量閲覧等を制限するため、住民基本台帳の写しの閲覧に係る手数料を閲覧請求者一人1時間の閲覧を1件としていたものを、住民基本台帳登録者一人の閲覧を1件とし、1件につき300円とするもの。
 
 
3.大磯町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例
4.大磯町火災予防条例の一部を改正する条例
 危険物に対して細かく基準を設ける。寝室とする所へは警報機をつけなさい。新築家屋は平成17年6月1日から義務付けられます。その他は平成23年5月31日まで、施行から5年以内に。
 
 
5.平成17年度大磯町一般会計補正予算
6.平成17年度大磯町国民健康保険事業特別会計補正予算
7.平成17年度大磯町老人保健特別会計補正予算
8.平成17年度大磯町介護保険事業特別会計補正予算
9.平成17年度大磯町下水道事業特別会計補正予算
  5〜9は一括審議
賛成者多数で可決
 
10.大磯町議会会議規則の一部を改正する規則
   (これは一般質問の規則の改正で、一般質問の回数を撤廃するということです。)
賛成者全員で可決
 
11.平成16年度大磯町一般会計歳入歳出決算の認定について
12.平成16年度大磯町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
13.平成16年度大磯町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
14.平成16年度大磯町介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
15.平成16年度大磯町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
   11〜15は一括審議
賛成者多数で可決
 
16.教育委員会委員の任命について
 井上孝氏の任期満了(平成17年10月1日)に伴う委員の任命について
17.教育委員会委員の任命について
 飯田善雄氏の任期満了(平成17年10月1日)に伴う委員の任命について
16,17は賛成者少数で否決
 
 
18.平成18年度大磯町一般会計補正予算
 これは平成17年10月23日に行われる参議院議員補欠選挙のためにかかる費用です。
賛成者多数で可決
 
 
石神台地区を下水道計画区域に
下水道運営審議会の意見を聞き
今年度中にきめる
 
 
竹内恵美子の一般質問
 
東海大学付属大磯病院のその後は
 
竹内  ゲートボール場を有償で貸すと回答をしてから1年が経ちましたが進捗状況は。
 
町長  引き続き大学側と交渉中。
 
竹内  月京幼稚園の今後は。  
 
教育長  統廃合や総合施設等の選択肢も考えられますが、状況を慎重に見ながら検討していく。
 
竹内  幼稚園での預かり保育についてはどのように考えているか。
 
教育長  幼稚園教育検討委員会を立ち上げ、研究、検討をしている。統廃合の付加価値として位置付け、実施に向け前向きに取り組んで行く。
 
竹内  東海大学付属大磯病院への買取を考えてみてはいかがか。
 
町長  検討します。
 


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