大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート


wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



20    vol.21  2008.10.13 発行  (平成20年10月)
 
依然厳しさ増す町財政
 
老人保険一人当たりの医療費は722,342円に
 
 異常な暑さの夏も過ぎ、9月定例会が9月2日から9月26日まで開催されました。9月定例会は19年度予算の使い道、皆さまからお預かりした大切な税金を果たして適正に使われているのかという大磯町の決を認定する大切な議会です。
 私も2期目に入り、早くも1年が過ぎました。 国からの三位一体の改革により、地方が自治を行うことが可能となったとはいうものの、国の机上で考えられた方針は地方自治体に大きなしわ寄せとひずみを押し付けています。行革、財源移譲の課題、補助金、交付金、少子高齢化等、私たちの毎日の生活に直結する問題の解決、未来に負の遺産を残さないためにも行財政改革健全化に向けて積極的に取り組んでいかなければなりません。
 私は決算特別委員会の委員長として、より真剣に皆さまからお預かりした大切な税金の使い道を皆さまの目線にたって、厳しく見ていきたいと思います。
 
第3回定例会開催
 
* 大磯町一般職の任期付職員の採用等に関する条例
 地方分権により、地方行政の高度化、専門化する中で、行政ニーズに対応していくために、専門的な知識経験を有したものの、任期を定めた採用等に関し、地方公共団体の一般職の任期付採用に関する条例の必要な事項を定めようというもので、3年、5年と任期を定めて職員として来年4月より採用できるようにするものです。
 職種としてはコンピユーター関連のSE(システムエンジニア)、近現代史の学芸員、保育士、窓口業務、町税業務等です。
  賛成者多数で可決
 
* 大磯町心身障害者の医療費の助成に関する一部を改正する条例
 今まで身体障害者1〜4級、知的障害者A1,A2,B1の方を対象として実施していた医療費の助成について、新たに精神障害者保健福祉手帳、1,2級所持の方を対象に加えるため、条例の改正を行い、来年1月から実施助成をするためのものです。
  賛成者全員で可決
 
* 一般会計補正予算
障害者自立支援対策臨時交付金補助金
150万円、町民税賦課事務事業 電子計算システム開発委託料1,980万円、 資産税賦課事務事業 電子計算システム開発委託料1,360万円、火葬料補助金増1,060万円、猫不妊去勢手術補助金増14万円、月京幼稚園施設整備事業1億4,703万7千円、幹線22号線整備事業(生沢から神揃山前)500万円、西久保1号線整備事業(ゴルフ場そば)450万円等
  賛成者多数で可決 
 
平成19年度決算特別委員会
 
 9月10日より決算特別委員会が開催されました。決算特別委員長に竹内、副委員長に鈴木、委員に奥津、柴崎、山田、渡辺、高橋、坂田議員の8人で、10日は全会計説明、12日、16日は総務建設常任委員会の所管に関する審査、17日、19日は福祉文教常任委員会の所管に関する審査を行ないました。
 大磯町一般会計歳入が88億4,816万円、歳出は84億4,359万円、実質収支は3億6,333万円。歳入では、町税が53億9,800万円、歳出では、人件費が職員給与の削減等により減となり、防災行政無線更新事業、コミュニテイ推進事業、大磯中学校耐震改修事業、学童施設整備事業等の増でした。繰出金は増で、医療費は年々伸びています。
 国民健康保険被保険者一人当たりの医療費の保険者負担分は22万9,257円、老人保健該当者一人当たりの保険者の医療費拠出金は196,454円です。
 老人保健は、一人当たりの医療費は722,342円です。
 下水道は、平成19年度末、普及率は44,1%、接続率は74,1%です。
 一般会計と4特別会計の全会計の合計は、歳入は184億4,515万円、歳出は178億9,389万円で、歳入歳出差引額5億5,125万円となりました。
  賛成者多数で可決
 
 
竹内恵美子の一般質問
 
竹内   国府地区は人口が増えております。2月に事業仕分けをしており、その中で評価委員の中から、支所を本庁舎に統合したらという意見がありましたが。
町民福祉部長 第4次行政改革の実施計画で検討事項となっている。
竹内  国府地区には生涯学習館センター的な場所がないので、支所の活用が必要だと思うが。
町民福祉部長 高齢化が進む中で、高齢者が利用する現状を考えると存続の必要性は高い。
竹内   今後の支所の将来像は。
町民福祉部長 効率的な運用を検討していく。
 
竹内   6月議会で廃止になった生沢プールは今後どうするのか。
教育長  検討会を立ち上げて検討を進めている。
教育次長 7月中に調査結果を出し、8月の教育委員会の定例会に報告。
社会教育委員会議で意見を聞く。10月には町へ要望を出す。
副町長  早期に実現できるように検討する。
竹内   生沢地区には公園や広場が特にありません。プール廃止後の跡地利用は。
町長   プール跡地利用は、今現在検討はしていない。
竹内   生沢地区には広場や公園がありません。何か他の場所への手立てを考えてください。
副町長  地元の方の意向も考えながら、検討していく。
 
竹内   子育て支援の情報発信は。
町民福祉部長 子育てガイドブック、ホームページで情報提供している。
竹内   町では来年度に機構改革を予定しており、教育委員会と子育て支援室が一緒になるということですので、この機構改革を踏まえて子育て支援の情報を町民に優しいわかりやすい冊子を考えたらいかがか。
町民福祉部長 住民の方が利用しやすい、関係課を網羅したガイドブックをつくっていく。
竹内   藤沢市などでは、子育て支援の情報を「子育てメール」として発信をしているようですが大磯町では。
町民福祉部長 パソコンのメール等活用して、今後進めていきたい。
 
 
好評 富士見地区の循環バス!
         来年3月まで試験運行中!無料です。
9月1日から富士見地区へのバスがスタートしました。国府支所から二宮診療所までの区間を運行しております。特に今まで黒岩地区にはバスが通っていなかったので好評ですと運転手さん。
  (二宮駅には行きません。ご注意ください。)
  
 
 
大磯町を情報公開、日本一の町に!
 
いま問われているのは大磯の未来
 
 
 
 


前のページ 目次 次のページ