大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート


wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



18    vol.24  2009.04.06 発行  (平成21年4月)
 
万台こゆるぎの森買戻し議案を否決!
 
 
第1回定例会開催
 
 今年は例年になく桜の開花が早く、開花の時期をめぐって、一喜一憂が繰り返されてやきもき。花見はいつになっても心浮き浮きしますが、勢いがなくなったインフルエンザがなんと勢いをぶり返しはじめているそうです。気を抜かないで予防したいものですね。 
 大磯町議会は、2月20日から3月18日まで第1回定例会が開催されました。この議会は予算を審議する重要な議会です。
 
定額給付金について
 景気対策としての懐疑的な声も多いのですが、国会で定額給付が決まってからは町にも問い合わせが多く寄せられているようです。 
 町ではプロジェクトチームを作って、少しでも早く町民の皆さまのお手元に届くよう作業を進めています。
 大磯町では、3月27日に申請書を書留で郵送していますが、配達に1週間くらいかかるようです。5月連休前までには受け取ることができるよう作業を進めています。
 
いま、ごみ問題は
 平成18年、「一般廃棄物処理に係る事務事業の広域化に関する基本協定」で脱退した二宮町から坂本孝也二宮町長と西山幹夫議会議長の連名で、平成21年3月17日、ごみ処理広域化(平塚市と大磯町)へ復帰に向けた協議をさせていただきたい旨書面が届きました。
 今後1市2町で検討することになりました。
 
大磯町歴史的建造物等整備基金
 本町にある歴史・文化・生活を現在に伝える歴史的・文化的価値の象徴となる建造物の保全や活用を図るため、大磯町歴史的建造物等整備基金が制定されました。
 保存活用の税制優遇、受け皿を作ることが必要であり、基金は施行規則を定めてから。これからPRしていくことになっています。
賛成者多数で可決
 
町立月京会館が完成
 町立月京児童館を町立月京会館と名称変更されました。
 月京地区の長年の要望でありました、地域集会施設が完成しまて、3月24日に落成式があり4月オープンしました。とてもスマートで耐震施行の施設が出来上がりました。
 
補正予算は
 平成20年度補正予算;地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金500万円は大磯小学校、国府小学校に生ごみ処理機を設置。
 定額給付金給付事業費補助金5億1443万2000円。定額給付金給付事務費補助金2826万2000円。
 子育て応援特別手当交付金1530万円。小児医療費助成事業400万円。児童保育委託等事業1650万円。公園・緑地整備事業(万台こゆるぎの森)2億円等。
賛成者多数で可決
 
平成21年度予算
 スーパー防犯灯300万4000円、(仮)子育て支援総合センター1億円、幹線27号線整備事業180万円、幹線23号線整備事業1500万円、生沢寺坂1号線整備事業330万円、月京4号線整備事業1500万円、狭あい道路整備事業8900万円、旧東海道松並木敷整備事業455万円、幹線28号線歩道整備事業2505万円、国府本郷西小磯1号線整備事業942万円、町営住宅立替事業987万円、国府中学校改修事業1億4762万円、幼稚園施設整備事業1515万円、月京幼稚園施設整備事業3億6833万円等
賛成者多数で可決
 
不動産の取得
 万台こゆるぎの森は平成15年12月に野村土地建物から大磯町へ宅地部分(約34000u)は寄付、山林部分(約53000u)を2億円で大磯町開発公社が買い取りました。
 その山林部分を今回、大磯町開発公社から大磯町へ買い戻すという議案です。
 宅地部分、山林部分を含めて、学校法人国際学園へ50年の期間で年間1000
万円で借地契約をするというものです。
賛成者少数で否決
 
 今議会の争点は、昨年より、万台こゆるぎの森の維持管理費(年間800万円
〜1700万円)の負担が大きいなどの理由で、民間での活用を公募した結果、2社の参加がありました。その結果、学校法人国際学園に決定し、学校法人国際学園に4月より50年の期間で保証金2億円、借地料は年間1000万円の借地契約を結ぶというもの。
 万台こゆるぎの森は、平成15年に買ってか5年間もの間何もせず、今まで毎年入っていた固定資産税2000万円(すでに1億円になる)は入らず、建物をとり壊すだけでも4000万円かかるという。
 いままで5年以上も何もしてこなかった。
学校法人国際学園がくることにより、キャンプ場、学習講座、その他施設利用などができ、生徒たちの町のイベント参加もできる。何よりも西部地区の地域活性化、経済の活性化も期待できると考え、私は
賛成しました。
 
 
竹内恵美子の一般質問
 
竹内  大磯中学校(平成5年から)や国府中学校(平成11年から)の制服が自由になってから約10年が経とうとしています。服装の自由化を決めるときの経緯は。どのような目的をもって決めたのか。
教育長 大磯中学校では、きっかけは学校水泳の水着の着用をめぐり、生徒たちから自由化の要求があり、制服そのものの必要性の論議が高まり、7年の歳月をかけて決定した。
 国府中学校では、生徒会を中心に5年の歳月をかけて服装の自由化を決定した。生徒自身自らの判断で時と場所と状況に応じた服装を考えることにより自立への第一歩となる。
 
竹内  生徒にはどのように受け継がれているのか。
教育長 新入生に対しては入学時の生徒説明会において説明している。
 
竹内  生徒や保護者から服装のことについて質問や相談はありませんか。
教育長 特にはないが、携帯電話の話が多かった。
 
竹内  今制服革命が起きているようですが、「フリー制服」として5種類ぐらいを統一指定して制服がわりにするという考えは。
教育長 学校のほうに伝えながら、服装の自由化にいたった原点に返ってもう一度議論を深めて欲しい。
 
竹内  制服のあった時代と自由化になってから生徒指導上変わったことはありますか。
教育長 以前費やしていた制服や頭髪の検査時間を今は内面に迫る本当の意味での生徒指導に使っている。
 
竹内   地域に密着したサービス基盤整備については。
福祉部長 地域包括支援センターの支援体制やサービスの提供体制を強化する。
 
竹内   地域包括支援センターのネットワーク作りは。
福祉部長 地域包括支援センターは現在社協さざれ石の中にありますが、4月よりさらに国府地区に1箇所設置する。また、役場の保健センター内にも1箇所設置する。
 
竹内   ボランテイアのポイント制度は。
福祉部長 ボランテイアさんは増やしていかなければならない。社会福祉協議会と相談し、今後検討していく。
 
竹内   若い人を呼び込むためには、メリットが何かあればよいのではないか。
福祉部長 逗子市が4月から実施するので状況をみて検討していく。
 
竹内   家族介護者への支援として、精神的支援、身体的支援は。
福祉部長 介護度4・5の人へ介護タクシーの利用助成、介護者へのマッサージ施術費助成事業(3000円の利用券を年間12枚)
 
竹内   居宅介護者の実際にやっている方たちに、意見なり現状等聞き取り等したことは。
福祉部長 直接の話し合いはしていない。
 
竹内   居宅介護者はヘルパーや福祉士の免許も持っていないと思います。そのような方への負担軽減はどのように考えているか。
福祉部長 居宅介護の方に講習会または研修会をやっていきたい。
 
 
 
 
 
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