大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート


wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



3    vol.37  2012年10月 発行  (平成24年10月)
 
平成23年度、一般会計決算が不認定でした
  
地域主権にふさわしい議会を!
 
 10月8日夜、京大教授、山中伸弥さんがノーベル医学生理学賞受賞の発表がありました。iPS細胞が一日も早く実用化され再生医療の進歩や多くの難病に苦しむ方々の命を救うことを心から期待しています。
 
 9月定例会が9月3日から10月3日まで開催されました。この9月定例会は平成23年度の予算の使い道や町民皆様からお預かりした大切な税金が正しく適正に使われているのかという大磯町の決算を認定するという大切な議会です。
 
 
議案
 
* 大磯町暴力団排除条例の一部改正について
事業者は、不当要求による被害を防止するために必要な措置を講ずるよう努めるほか、その事業活動を通じて暴力団員に不当な利益を得させることがないよう努めなければならないこととするとの規定が新たに加えられた。
賛成者全員で可決
*一般会計継続費精算報告書について
  町営月京住宅建替事業(平成22年、23年)合計3億3254万円。24年6月1日より入居済み。
  賛成者全員で可決
*専決処分の承認について
大磯町内の法人町民税の償還金。平成15年度約27万円、平成16年度約831万円、平成18年度約3227万円、+還付加算金約781万円の合計約4867万円を8月22日に法人に返還した。
賛成者全員で可決
 
一般会計補正予算
 
本庁舎エレベーター修理費70万円、障害者医療費助成事業1200万円、福祉センタ―修理費146万円、住宅用太陽光発電設備設置費補助金増364万円、道路維持修繕料増500万円、幹線28号線、月京1号線整備事業2940万円、大磯小学校体育館耐震改修事業5128万円等
賛成者全員で可決
 
決算特別委員会
 9月18日より決算特別委員会が開催されました。各委員会から4名ずつで、清水、高橋ふ、二宮、片野、鈴木、関、坂田議員、そして竹内の8人で、18日は全会計説明、19日、20日は総務建設常任委員会に関する審査、24日、25日は福祉文教常任委員会に関する審査を行いました。
 
 平成23年度の一般会計決算は歳入が99億1572万円、歳出が95億6267万円で 歳入歳出の差引残高は3億5305万円で、実質収支額は2億9016万円でした。
 
 歳入では、町税が50億1518万円で個人町民税の減、歳出では、扶助費が障害者自立支援給付費の対象者増、町営月京住宅の立替、国府中学校のグラウンドの回収、台町会館の建設、国府小学校の学校プール建設着手等で増。
 
 その中で、竹内は、「おあしす24」の医幹は、医師雇用によって医療費削減を試みたが、医師会との調整がとれず、医幹が一度も町内へ出向くことなく辞められ(23年4月から24年1月まで)890万円の無駄使いとなってしまったので不認定としました。
賛成者少数で否決
 
* 固定資産評価審査委員会委員に、大磯町寺坂にお住まいの平原則子さん(62歳)にお願いすることになりました。
 
 
竹内恵美子の一般質問
 
ボランテイアのポイント制度はいつ始まるのか
 
竹内   4年も前からボランテイアのポイント制度を取り上げてきましたが、
進捗状況はいかがか。
町長   町内の介護施設を対象にニーズの実態把握をした。65歳以上の高齢者介護ボランテイア制度を検討していく。
竹内   65歳以上の高齢者介護ボランテイア制度では人数的にどうか。
町民福祉部長 神奈川県の中で横浜市が先駆的にやっているので、この調査結果を参考にしながら検討していく。
竹内   ポイントの交換の種類はどのようなものを考えているのか。
町民福祉部長 先行している自治体は現金への交換でやっている。
竹内   いつ頃から始まるのか。
町民福祉部長 これから検討委員会を立ち上げていく。
竹内   検討委員会のメンバーはどのような人を考えているのか。
町民福祉部長 社会福祉協議会、地域包括支援センター、介護事業所、商工会等まだはっきり決まっていない。
竹内   今後のスケジュールはどのように考えているのか。
町民福祉部長 今年度検討会を立ち上げ、来年度以降に受け入れ施設との協議等を始め、26年度から開始の形になるかと考えている。
竹内   介護保険法の改正があり、本町は地域区分で、二宮町、平塚市との差がついたが、各施設からの課題や要望はどのようか。
町民福祉部長 近隣地区と同様に適切なサービスをしていただいている。
竹内   地域によって加算があるところとないところがあり、サービスを受ける人にとって地域格差が出てくることは良くないことです。県や国への要望はしたのか。
町民福祉部長 神奈川県の町村会へ、そして町村会から国へ要望をした。
竹内   もっと幅広くボランテイア活動が出来るほうが良いのではないか。
町民福祉部長 市民活動推進条例を策定してから考えていく。
 
自治体による子育て支援「そだれん」とは
 
竹内   子育てしやすいまちづくりとは何か。
町長   誰もが安心して子どもを産み、豊な自然環境の中で楽しく子育てできるまちづくり進めていく。
竹内   自治体による子育て支援「そだれん」とはどのようなことか。
教育長   「つどいの広場」のの事業拡張、子育て支援や児童虐待予防を目的として怒鳴らない子育て練習講座の一つである。
竹内   情報の共有や技術の提携は、どこの行政と行ったのか。
町長   茅ヶ崎市、二宮町と共同宣言の調印を行った。
竹内   共同宣言調印にいたった経緯はどのようか。
教育部長 茅ヶ崎市が実施している親支援プログラムCPS(誰にでもできるしつけ)トレーナーの資格取得。「そだれん」を実施する自治体と相互交流をすることになった。
竹内   今後、茅ヶ崎市や二宮町とはどのような連携をしていくのか。
教育部長 講座の開き方、技術普及の方法も情報交換していく。入門編7コース。将来的なCPSトレーナーの養成をし、事業の充実を図っていきたい。
竹内   子育て支援センターで「つどいの広場」が行われているが、東部地区でも開催されたようですが、保護者からの要望があったのか。
教育部長 東部地区にも欲しいという要望があり、生涯学習館で8月に2回か一切。9,10月にも月2回開催する。11月以降も月2回開催していきたい。
竹内   専門講師はいるのか。
教育部長 子育て支援課の職員が対応する。
竹内   県では「かながわ子どもスマイルウエーブ」といって、子どもたちのいじめや暴力行為、不登校の未然防止のため産。官、学、民が一体となって、保護者、家庭、大人や地域が関わりを持つ県民運動ですが、教育委員会はどのような関わりをしていくのか。
教育部長 県で実行委員会を作り、中地区(平塚市、伊勢原市、秦野市、二宮町と大磯町)での生徒が語り合えるつどい。大磯地区では挨拶運動についての取り組みを報告し後押しした。
 
 
 
いま問われているのは大磯の未来
 
 
一歩、一歩、また一歩、一生懸命に。
 
 


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