大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート

wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



1    vol.52   2016年7月 発行  (平成28年7月)
  

梅雨明けが待たれる今日この頃ですが、皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。
 
第2回定例会が6月3日から6月17日までの15日間の会期で開催されました。

 年度(平成27,28年度)にまたがって実施する事業の報告

★一般会計継続費     郷土資料館リニューアル事業:3,543万円
★下水道会計継続費   公共下水道整備事業:6,485万円
★一般会計繰越明許費  電子計算運営事務事業:1,520万円
                 年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業:9,610万円
                 子ども・子育て支援新制度運営事業:168万円
                 ごみ処理施設等解体事業:84万円
                 橋梁長寿命化修繕事業:2,800万円
                 国府中学校体育館等改修事業:9,117万円
                 旧吉田茂邸再建事業:1億7,591万円
★一般会計事故繰越   道路維持運営事務事業:499万円
                 国府本郷西小磯1号線整備事業:94万円
                 いくさわ西の池跡公園整備事業:565万円
                 教育研究所維持管理・運営事業:92万円

 

6月議会

*大磯町まちづくり基本計画の変更について
 大磯町まちづくり基本計画(平成18年3月に策定)は、まちづくり条例に位置付けられた計画で、町の土地利用計画の基本となるとともに、大磯町総合計画の実現を支える計画である。
 策定から10年目の見直しとなり、平成32年頃に本冊と別冊の改定をする予定であり、今回は軽微な見直しである。
1.東日本大震災の教訓を活かしたまちづくりの推進
2.時代の変化に合わせた施策の追加や修正
3.安心して暮らせる持続可能なまちづくりの推進
                       賛成者多数で可決
 
*大磯町国民健康保険税条例の一部を改正
 地方税法施行令の一部を改正する政令が3月31日に公布されたことに伴い、町国民健康保険税条例を専決処分により一部改正をした。
 今回の改正により、5割軽減対象は、14世帯の増で580世帯。対象者は24名の増で1,106名。
2割軽減対象は、21世帯の増で681世帯。対象者は42名の増で1,293名。7割軽減は今回対象ではない。
 軽減する対象者が増えるため、約90万円の減となるが、所得の多い方からの保険料が約470万円となるため、380万円の増収となる。
                        賛成者多数で可決  
 
*大磯町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正
 放課後児童支援員(学童保育)の資格要件の中に、義務教育学校の教諭の資格を有するものが加わったことにより、町条例も一部改正を行う。
 大磯町の現状は、幼稚園、保育園、中学校教諭等の資格を有し、県の研修を修了したものを配置している。
                       賛成者多数で可決
 
*財産の取得について
 小型動力ポンプ付積載車(2台)を取得。
 市町村地域防災力強化事業費補助金を利用し、車両2台と資機材を整備。
 消防第1分団〈高麗地区〉、第5分団(中丸、馬場地区)今回で全12分団完了。
    取得金額    17,128,000円(税込み)
    契約の相手方  静岡県沼津市東間門2丁目1番
               (株)畠山ポンプ製作所 代表取締役  畠山 昭夫
                       賛成者多数で可決
 
*損害賠償の額を定めることについて

 二宮大磯隧道(石神台トンネル)付近を走行中、町有地にあった木枝が落下し、車体が破損した。
車の修理代42万9,862円と代車費用8万6,400円を二宮町にお住まいの方に支払うもの。
                       賛成者多数で可決
 
 

補正予算

  地方創生加速化交付金、県税徴収取扱費交付金の増により、5,933万円8千円を追加するもの。
・国府支所施設整備事業(空調改修) 198万円、
・地域会館等維持管理事業(東町福祉館、中丸会館トイレ修繕)42万円、
・国府本郷23号線整備事業(太平洋岸自転車道から旧吉田茂邸へのアクセス道路の整備)800万円、 
・予防保安事業(訓練用水消火器、的) 43万円、 
・旧吉田茂邸維持管理事業(施設内公衆無線他) 131万円等
                       賛成者多数で可決

 地方創生時代を迎え、議会改革と呼ばれる議会活動の内容が、議会基本条例を基にまず形式から実質へと変化してきました。
 先日の、都知事の政務活動費をきっかけに、情報公開や住民との意見交換会や委員会の活性化をますます進めていきたいと思います。
 そのためには、住民の皆さんのご参加もよろしくお願いします。

 


竹内恵美子の一般質問

地震対策について 災害時、役場庁舎に支障があった場合、仮庁舎はどこへ

竹内 地震対策については、役場が使用できなくなった場合は、
   災害対策本部は消防庁舎に設置と聞いているが、仮庁舎はどこへ設置するのか。
町長 使用可能な庁舎で業務を行うとともに、継続的に業務を行えるよう、
   業務継続計画(BCP)を今年度中に策定する。
竹内 避難所として、いざという時のために、今からでも農地の借り上げやビニールハウス等の
   有効活用等を提案しますが。
参事 あらゆることを想定し、実施できるようにつなげていきたい。
竹内 発電機、井戸水の点検はどのように。
町長 発電機は各小学校、各中学校、大磯高等学校の各避難所に配備済。
   町内に生活用水として34か所の防災井戸を指定している。水質検査は2年に1回町負担で。
竹内 救援物資の受け入れ、過不足への対応は。
参事 町内4つのスーパーと協定済。物資の過不足については神奈川県と連携する。
竹内 ボランテイアの受け町入れ体制は。
参事 町社会福祉協議会と協定済。ボランティアセンターの運営マニュアルも協議中。 
竹内 在宅避難者には物資が分けてもらえない場合があるというが。
参事 災害対策法による被災者台帳の活用などで在宅避難者の把握を行い、
   避難所を拠点とした支援を行う。
竹内 女性の生活環境を保つための配慮は。
参事 女性用のトイレの設置場所は考慮する。避難所運営は今後検討する。
竹内 火災時の通電火災を防ぐには。
参事 地震発生時に自動的に感知する感震ブレーカー(約3千円)が有効。

石神台JR新幹線北側緑地の有効活用について

竹内  五洋建設からの寄付により、町は保存緑地として管理していますが、
    今後の有効活用はどのようにしていくのか。
町長  まだ決まっていない。
    農地法の規制があり、地目変更、仮登記の抹消等の手続きをしなくてはならない。
竹内  石神台北側の地区で町が所有している部分はどのくらいか。
部長  石神台北側だけでは約10ヘクタール。
竹内  点在している民有地はどのくらいか。
部長  公簿上では、約5,6ヘクタール、筆数は約70筆、地権者は約30名と把握している。
竹内  民有地の整理はどのように。
部長  土地の測量、境界を考えていく。確定等必要でかなりの費用や時間がかかる。
竹内  何もせずに持っているだけではなく、何か活用が図れないのか。
部長  虫食い状態のため、ほとんど手つかず状態で保存してきた。
    昨年は、スポーツイベント「シクロクロス」が行われたが、イベントには積極的に協力していく。
竹内  緑地を増やして、観光で行っている交流人口の増加も考えていくべきではないか。
    長野県の入笠山では、ハイキングとマウンテンバイクを組み合わせての取り組みが行われています。
    また、静岡県や群馬県でも同じような取り組みが行われています。
    このような先進事例も参考にしながら活用を図ってはいかがか。
部長  観光部門、スポーツ部門とも連携を図っていきたい。
竹内  民活の利用も大いに活用してはどうか。
部長  民活も視野に入れ今後積極的に考えていく。


 
いま問われているのは大磯の未来
 
 
一歩、一歩、また一歩、一生懸命に。
 


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