大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート

wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



1    vol.56   2017年7月 発行  (平成29年7月)
  

  うっとうしい梅雨の時期になりました。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 6月2日から16日までの15日間、大磯町議会6月定例会が開催されました。

報告

継続費
 
数年間にわたる事業について何らかの事情によりに支出が終わらない経費を、翌年度に繰り越して使用できる。
(仮称)リサイクルセンター整備事業  6億8,052万円
  工事の工程見直しにより、工事の出来高金額が、予定した年割額を満たさなかったため残額を繰り越すもの。

繰越明許費
 
何らかの事情で支出が年度内に完了しない場合、翌年度に繰り越して使用することができる。
 議会の議決が必要。
個人番号交付事務事業  251万円
臨時福祉給付金経済対策給付事業  8,173万円
農業用水路事業  3,050万円
消防指令センター共同整備事業  34万円

事故繰越し

 年度内に契約したが、避けがたい事故のために、年度内に支出が終わらなかったものを
 翌年度に繰り越すことができる。
国府本郷西小磯1号線整備事業  1,372万円
都市計画決定事業  674万円
公共下水道整備事業  2,213万円

議案

大磯町個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する
  重度障害者等の手当支給に当たり、マイナンバー制度を活用し、円滑に事務処理を行えるよう「大磯町個人番号の利用及び特定個人の提供に関する条例」の一部を改正するもの。また、ひとり親家庭の医療費助成の要項の改正に伴い、条例の字句の変更をするもの。
                    賛成者多数で可決
 
財産の取得について  
  大磯町消防署本部に配備する消防ポンプ自動車が購入から17年経過したため更新するもの。
  取得金額     37,476,000円
  契約の相手方  東京都千代田区外神田5丁目5番11号
             長野ポンプ株式会社 東京営業所
             所長  藤井 利男
                    賛成者多数で可決 

補正予算

*コミュニティ助成事業
  地域活動用備品購入 ワイヤレスマイク、テント、かき氷機等 1,100,000円     
*虫窪地区自主防災組織  
  新たに虫窪地区に自主防災組織が結成され、運営費 33,000円、資機材 233,000円
*災害対策用資機材購入費 
  地域防災力向上のため、11団体へ配布  発電機、投光機、チエーンソー等 2,013,000円
                    賛成者多数で可決
 
工事請負契約の締結について
 工事件名:雨水管整備工事(国府本郷、国府新宿地内) 
  国府新宿のJR北側地域と石神台の一部地域47,32haの雨水を長谷川に放流するための雨水幹線の整備をする。この工事は平成27年度からの5か年計画。平成27年度から平成28年度に313mは整備完了。今回の工事は、東電変電所付近の延長97mの区間に直径1千800mmの雨水管を整備するもの。
 請負契約金:189,000,000円(税込み)        
  5月に4社の応札で入札を行い、最低価格を入札した木本建興(株)が、低入札価格調査制度に該当。調査の結果、工事の履行が可能と判断し、落札者に決定。
 契約の相手方:神奈川県相模原市中央区中央3丁目3番15号
           木本建興株式会社
           代表取締役 平田 江一
 JRより北側は長谷川へ、南側は葛川へ放流先を分散させる。
 今後は、今年度、幹線23号線(六所神社前)の区間の整備を予定している。
 いつも大雨の時は冠水し困っているので早急の工事を願っています。
                    賛成者多数で可決

 


竹内恵美子の一般質問

手話の普及と啓発は

竹内  町内在住の聴覚障害者は何名くらいで、手話通訳者を利用している方は何名か。
町民福祉部長  害の手帳を所持している方は81人。派遣依頼されている方は5人。
           年間27回派遣利用している。
竹内  どのような場所に派遣するのが多いのか。
町長  医療機関、公的機関、講演会等。
竹内  町の具体的にどのような場所に派遣したのか。
町民福祉部長  人権教育後援会、認知症講演会、議会報告会等。
竹内  手話講習会の内容は。
町民福祉部長  前期が5月から7月、後期が9月から11月の7か月で昼の部が20回、夜の部が20回。
           平成27年度が36人、平成28年度が22人、平成29年度は既に30人が参加。
竹内  町では手話通訳者として派遣できる方は何人いるか。
町民福祉部長  4名が登録している。
竹内  先日の議会報告会では、「福祉課や町民課に通訳者が欲しい、
     筆談ではなかなか自分の気持ちが伝わらない、
     職員の採用時に手話通訳のできる人を採用してほしい、また、歩行訓練のための予算も欲しい」
     等の要望があった。このことについて今後考えてほしいが。
町民福祉部長  今年度は福祉計画の見直しの年となっているので、計画の策定については、
           当事者の御意見を伺った中で、また、普及啓発に関してもしっかりやっていく。

本町の空き家対策は

竹内  町内の空き家の現状は。
町長  平成25年の住宅土地統計調査結果から900件、6.4%が空き家である。
竹内  平成25年度に町内一部地域を対象に実施した調査のうち実際の空き家の軒数は。
都市建設部長  その後の現地訪問、アンケート調査から15軒が空き家とみている。
竹内  空き家対策の状況は。
都市建設部長  平成27年に空き家等相談窓口を開設し、約2年間で120件を超える相談を受けた。
           敷地内の樹木や建物の維持管理の相談が多く、職員が現地確認し所有者へ指導や
           通知をしている。また、4月に空き家等対策に関する指針を公表。
           専門的な2次相談窓口へつなぐための協定を関係機関と締結した。
竹内  相談に対する対応は。
都市建設部長  所有者に意向確認し、適切に助言するよう心掛けている。
           今後は、空き家予防に関する相談会、出前講座等も実施したい。
竹内  締結した協定の具体的な内容は。
都市建設部長  相談者が売買や賃貸を希望する場合は、全日本不動産協会や宅地建物取引業協会を
           案内する。相続関係の相談には神奈川県司法書士会を紹介し、所有者と利活用者の
           マッチングに努める。また、町内では空き家物件の場所の法規制には、
           建築指針の情報も伝える取り組みを行っている。建築協定、地区協定等も締結されている。        
竹内要望
  町は積極的に地域に出向いて情報収集をし、空き家は負の財産であることを認識し、
広く町民に取り組みを進めてほしい。


 
いま問われているのは大磯の未来
 
 
一歩、一歩、また一歩、一生懸命に。
 


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