大磯町議会議員 竹内恵美子の議会レポート

wind まちづくりNEWS LETTER/議会報告



    vol.59   2018年4月 発行  (平成30年4月)
  
平成30年度予算可決

  3月定例会は、2月15日から3月19日までの33日間の会期で開催されました。
町長は施政方針を行い、引き続き「子育て」「教育」「健康」「観光」「防災・減災」「農業」の6つを重点項目とし、事業を継続し、結果へつなげるとしました。これまで進めてきた様々な取り組みの成果である「つぼみ」を「開花」させる年とし、この循環を絶やすことなく、誰もが安心して暮らせる町づくりを広げていくことへの抱負を述べました。
 町長の施政方針を受け、平成30年度予算5議案が4日間で審査されました。30年度は、リサイクルセンター等の整備工事終了に伴い、国庫支出金の減で、一般会計予算は昨年度より縮小となりました。
 平成30年度一般会計予算は総額92億8,900万円(前年度比5.7%減)
★歳入:自主財源は63.7%、(町民税)、依存財源は36.3%(国や県からの補助金、地方交付税や借りたお金等)
★歳出:民生費、総務費、衛生費、土木費、教育費、消防費、公債費、その他

*新規事業

  リサイクルセンター運営事業:1億5,070万円
  中学校給食調査事業:1,080万円
  観光案内板整備事業:1,760万円
  教育研究所整備事業:392万円
  林業振興事業:327万円
  オリンピック・パラリンピック交流事業:33万円
  満3歳児保育の実施:大磯幼稚園、たかとり幼稚園の各園10名募集(県内では初)
  本庁舎建設資金積立金:1億円
*その他
  国府本郷西小磯1号線整備事業:6,545万円(用地買収率は90%)
  橋梁長寿命化修繕事業:1億1,666万円(東小磯跨線橋、日吉跨線橋)
  消防庁舎施設改修事業:1,860万円(女性消防士2名の登用のため)
  住宅耐震改修等事業:340万円(耐震改修のため)
  ひとり親家庭助成事業:90万円(母子・父子家庭、未婚の母も対象に28世帯)
  支援教育推進事業:2,940万円(磯小に10名、国小に9名、磯中に4名、国中に5名の支援員)
  認知症総合支援事業:66万円(初期集中支援チームで医師、社会福祉士、看護師、または保健師の3名)

 30年度予算は、予算特別委員会を設置して4日間審査した。委員長に清田委員、副委員長に片野委員、高橋委員、奥津委員、坂田委員、玉虫委員、鈴木委員、竹内の8人で審査した。
                    賛成者多数で可決

議案

*大磯町国民健康保険税条例の一部を改正する条例
 国民健康保険運営協議会からの答申を受け、保険税の税率・税額の改定率は2.93%の増。一般的な現役世代での保険税は年額39万6,900円となる。平成30年度から神奈川県が保健者となり、町が賦課・徴収した保険税等を県に納付し、県から被保険者に係る保険給付費が交付される。
                    賛成者多数で可決

*大磯町介護保険条例の一部を改正する条例
*大磯町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例

 「介護保険法」により、平成30年度から32年度までの第7期介護保険料を定めるとともに、「介護保険施行令一部を改正する政令」等の交付により、規定を改正する。記録の保存は5年間。
 介護予防・日常生活支援総合事業の開始に伴い規定を改正。地域支援事業の短期集中通所型サービス事業の利用料を1回につき300円とする。
                    賛成者多数で可決

補正予算

*大磯港みなとオアシス推進事業アドバイザリー業務委託  
 指定管理者の募集、選定や業務の支援を委託しているが、関係団体との協議に時間を要し、スケジュールが変更となり、平成29年度中に業務が終了しないため、1,600万円を平成30年度に繰り越す。(繰越明許)業務終了は、平成30年6月を見込んでいる。
*子ども基金積立事業 
 ふるさと納税と子どもたちにいただいた寄付金550万円。
*予防接種事業 
 予防接種見込み数が増。日本脳炎、B型肝炎の医薬材料費:31万円。予防接種委託料:126万円。高齢者肺炎球菌予防接種委託料:42万円を追加。
*農業振興普及事業 
農業振興地域整備計画の見直しのため、農用地の区域設定、農業の推進、土地の保全、担い手確保の取組等市町村が定める計画。
                    賛成者多数で可決

 〇教育長に 野島 健二氏(67歳)を再任。任期は平成30年4月1日から3年間
 〇教育委員に 相模原市にお住まいの 曽田 成則氏(69歳)にお願いすることになりました。
 〇教育委員に 東町にお住まいの トーリー二葉氏(56歳)にお願いすることになりました。
 〇人権擁護委員に 東町にお住まいの 近藤 晶一氏(67歳)にお願いすることになりました。
 


竹内恵美子の一般質問

明治150年記念大磯邸園の進捗状況は  

竹内  明治150年関連施策の一環として、明治記念大磯邸園(仮称)の整備が平成29年11月に
     閣議決定されたが、これまでの進捗状況は。
町長  国の平成30年度の予算概要に位置付けられていた明治記念大磯邸園(仮称)の整備に関する予算が
     喫緊の課題への対応として、平成29年度補正予算に24億4千万円が計上され、2月1日に成立した。
     閣議決定からこれまで、国・県・町で5回検討会議が開催されているが、具体的な整備手法や
     スケジュールなどは示されていない。
竹内  町の役割分担は。
参事  役割分担については、協議中である。
竹内  国の補正予算(平成30年2月1日の24億4千万円)の内容は。
参事  旧伊藤博文邸、旧大隈重信邸、旧陸奥宗光邸、旧西園寺公望邸跡の旧池田重明邸の歴史的建物と
     その周辺の緑地約6haを全体の事業区域とする。
     今後、現地調査や不動産鑑定、用地取得などに向けた事業着手をしていくための予算。
竹内  全体の事業費が示されていないが、町の財政負担はどうか。
参事  財政負担についての具体的な協議はまだ出てない。
     財政負担については、できる限り町にとって負担が無いよう町の考えをしっかり示していく。
竹内  町民からは、博物館やレストランのようなものが欲しいという声があるが。
参事  もう少し先の段階。国のほうでも単に4つの歴史的建物を保存するということだけではなく、
     より多くの方に来ていただいて、4つの建物を活用した取り組み・地域活用化・採算性等を考えた中で
     取り組んでいくと理解している。

 財政面は気になるが、明治記念大磯邸園(仮称)が整備されるということで、大磯町の名前が全国に発信され、その宣伝効果も含め、大磯町に来ていただける方が増えることでの経済効果や、ほかにも様々な効果が期待できると思います。そして、町だけではどうすることもできなかった滄浪閣を初め、歴史的な建物や庭園を、国が主体となり、保存、活用される機会であることを一番に捉え、総合計画や総合戦略にある地域資源を活かした観光振興や交流人口の増加と定住人口の安定化につなげていく取り組みとして、今後も国や県としっかりと協議を重ね事業を進めていってください。

*ひとこと:第196回通常国会において、平成30年度予算が、3月28日に成立し、国土交通省都市局関係予算に、10億7,000万円、「明治記念大磯邸園(仮称)」関連経費が計上されました。


横溝千鶴子邸を教育研究所にする計画は  

竹内  本町の不登校児は。
教育長  昨年度の年間30日以上の欠席者。小学生が13名。中学生が30名。
     今年度の12月までは、小学生が20名。中学生が24名。
     今年度はスクールソーシャルワーカーとして社会福祉士を配置した。
     小学生の出現率は、全国で0.5%、1,000人のうちの5名。神奈川県が0.61%、1,000人のうち6名。
     大磯町では0.8%で、1,000人のうち8名。大磯町は全国、神奈川県よりも高い数字となっている。
竹内  社会福祉士を配置して効果はどうか。
教育長 課題を抱える児童生徒のおかれた環境への働きかけや関係機関とのネットワークの構築、相談や
     教職員に対する相談及び情報提供等が行われた結果、効果が現れてきている。
     家庭の状況も複雑化しており、指導上、非常に困難な対応が求められている。
     専門職のサポートはますます必要になる。
竹内  今後の対策は。
教育長 不登校児は、こいそ幼稚園内の教育研究所、適応指導教室「つばさ」に通室し、
     放課後に学校へ登校する子どもたちもいる。
     現在、適応指導教室には、小中学生数人が通っているが、部屋が手狭であったり、
     幼稚園との調整も要することから、研究所事業の充実化も視野に入れ移転することが
     望ましいと考えている。
教育部長 放課後に担任の先生が訪問し、情報交換をする。
     適応指導教室に通室していただくと、スクールアドバイザー(臨床心理士)、
     スクールソーシャルワーカー(社会福祉士)等の協力をもらう。
     県の児童相談所、民生委員、子育て支援センターや学校、教育委員会が連携して
     協議を行って対応に当たる。
竹内  教育研究所を作るためにどのような理念をもっていつ移転するのか。
教育部長 現状は2部屋しかないので部屋数的に対応ができないので、横溝邸を活かしたい。
     入り口も何か所もあり、入り口を分けることができ、相談部屋や遊ぶ場所等細かい対応が可能。
     先生に対する指導、教育、研修の場という形としてもよい。
     来年度については、専門設計をしていく。31年度中に移転できればと考えている。

 9月議会で一般質問した「東の池」については、町、神奈川県、獣医師、県水産技術センター内水面試験場の方たちのご協力により、1月から水をぬき、1月17日に調査をしていただきました。その結果、雷魚、鯉(約90p)、ブルギル(多数)、鮒、亀、オタマジャクシ等たくさん取れました。そして 2月いっぱい干してから3月になり水を張りました。夏には蓮の花が咲きますように祈るばかりです。


 
いま問われているのは大磯の未来
 
 
一歩、一歩、また一歩、一生懸命に。
 


前のページ 目次 次のページ