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「Ancient Rome」のこと

作成:2000-06-08
プレイ:2000-6-7
作成者:たまねぎ須永

About 「Ancient Rome」

 これは、「ゲームマーケット」で入手した池田康隆氏デザインの、ローマが共和制から帝政へと移行する激動の時代を舞台としたボードゲームです。
 各プレイヤーは元老院の有力な派閥を操り、民衆の支持を集める政治を行っていきます。ゲーム終了時に、名声を一番多数集めることができた人物が勝利を手にします。
 デザインなさった池田氏は、「あとがき」によると、神戸のゲームデザイン集団に採用されたそうで、将来が楽しみといえるでしょう(この文章偉そうだなぁ→わし)。

Play

 今回のプレイヤーは、saigo氏、ユーハ氏とわしです。東海大学シミュレーションゲーム研究会にお邪魔してプレイさせていただきました。
 このゲームは、「Historyカード」「Actionカード」を使用してプレイしていきます。
 毎ターン、各員「Historyカード」をめくります。このカードは、ローマ時代を3つに分けて3種類の山に分けられています。という方法で、初期のローマがべらぼうに戦争に弱かったことを表しています。カードをめくると、イベントか戦争が起きたり、政治家が自陣営に加わるといったことが、おこります。
 いっぽう、「Actionカード」は、「Historyカード」をひいたときや、名声を支払うことで入手することができます。このカードで他陣営の人材を勧誘したり暗殺したり、ロードス島から援軍をもらったりします。

 さて、ゲーム開始直後、ユーハ氏に政治家がどんどん集まります。わしは、どんどん戦争や災害イベントを引きます。saigo氏はバランスよく引きます。
 このゲーム、初期は軍団を編成できずに、ローマ軍、弱々です。どうにかわしは運まかせで攻め込みます。ユーハ氏は、政治家の物量でどんどん内政で名声を稼いでいきます。saigo氏、バランスよく進めていきます。ジリ貧なわしは、強引に名声を削って「Actionカード」を買いますが、どんどん衰えていきます。
 後半、ローマも帝政目前です。そんなとき、わしの手元に「ブルータス」がやってきます。こいつは、戦闘能力や内政能力はありませんが、毎ターン暗殺が可能になる嫌な奴です。そういうわけで、トップのユーハ氏に一矢報いるときです。というわけで、ガンガン、ユーハ氏の人材は倒れていきます。ですが、妨害するだけでは、追いつくことができず、最初から最後までユーハ氏のトップで終わることになりました。最終ターン、わしの妨害により、ユーハ氏とsaigo氏がかなり接近しましたが、守りに入ったユーハ氏により、辛くも名声点65対53くらいでユーハ氏の勝利が確定しました。ちなみにわしは20点くらいです。

 プレイ時間は約3時間。ルールブックを参照しながらやったことを思えば、早いほうでしょう。プレイヤー全員の評価を総合すれば、良くできている、という感じです。再プレイが楽しみなところです。


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