この情報は2003/08/08に作成されたものです。

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GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)などについて

2003/08/08版 (R.3)


EdiusのGUIなどを中心に気がついた点を考察してみます。

最初にデュアルディスプレイでEdiusを起動したとします。1280x1024デュアルディスプレイ時でEdiusを起動すると以下の画面になります。

こういった場合、タイムラインウィンドウの下の部分に空白(青い部分)が空いてしまいます。これは弊害としてはあ が空いてしまいます。これは弊害としてはWindowsの壁紙を押してしまうことなどがあります。この空白部分をなくすにはトラックを使用しなくても増やしておくことによって解消できます。むしろ編集ユーザによっては編集前に編集に使用するビデオトラックの数を予想できる場合があります。つまり・・・

このように起動時に設定できると便利ではないでしょうか。トラックが必要なユーザもしくはタイムラインウィンドウを広げておきたいユーザは必要に応じて起動時の時点で選択できる・・・ということが可能になり使いやすくなるのではないでしょうか。





さて、次にタイムラインウィンドウのトラックの概念に関しての問題です。

このタイムラインは3子画面+親画面+タイトル3つの状態を示しています。このウィンドウをよく見てください。よく見てみると以下の事が分かります・・・

図の1矢印部分(VA2,VA3,VA4トラック)に注目してください。例えば子画面を使うといったとき、それぞれの各子画面の現場音は使わない用途の方が多いでしょう。無論、使う場合もありますが。無論、使う場合もありますが。EdiusのVer.1.00xのタイムラインではオーディオとビデオトラックが「VA」トラックとして命名されているようにワンセットになっています。この概念はコレで使いやすいときも多々ある場合もありますが。(ビデオ各素材の各オーディオを常に使用し分離する必要がない合の編集用用途は便利かと。)

このタイムラインの方式だとオーディオを使わないトラック(必要ないオーディオトラックがあるにもかかわらず画面を消耗しタイムラインウィンドウが上へ上へと伸びていきます・・・(苦笑)

このおかげでVA2,VA3,VA4のオーディオトラック分が余計な表示になってしまいます。VA5,VA6タイトルに関しては普通オーディオをこの部分のオーディオトラックにいれることはあまりないでしょう・・・。(なお、VA5,VA6のタイトルはタイトルトラックに配置してません。)

トラックを多用する編集時にはオーディオも常に必要か?ビデオとオーディオがワンセットである必要があるか?・・・と言われれば、たいていの多くのユーザは「No!」を答えるでしょう。

無論、このVAとビデオとオーディオがワンセットになるVAトラックはそれはそれで良いと思われます。VAトラックの方式が、役立つ場合も十分があります。ですが、トラック多用編集時においてはビデオトラックだけで存在できる必要性が極めてあります。ユーザの意思により設定できることが好ましいでしょう。ワンセットになっているオーディオトラック表示だけ消す・・・といったものでなく完全な独立しビデオトラックだけで存在できることが好ましいでしょう。この独立したビデオトラックにオーディオ付きのビデオファイルを張れば、オーディオは下の「A」(オーディオトラックおに配置に自動的に割り振られると言った機能もベ任意選択機能としてあると便利でしょう。


次に図の2矢印部分(T1タイトルトラック)に注目してください。タイトルトラックはタイトルに使う各種タイトル素材を置きます。このタイトルトラックにタイトル素材を置くのと、上のVAトラックに置くのとだとどう違うのでしょうか。上のVAトラックに置く場合にはタイトルトラックで使用できる「レイアウト機能」と「タイトルミキサー」などが使えない等の機能差が若干あります。

問題はこのタイトルトラックの位置です。レイヤーが重なるという一般的な概念に基づけば、タイトルトラックはVAトラックの上のほうにあるべきでしょう。

ただユーザによって下のほうが良いという方もいることでしょう。必要に応じて、タイトルトラックの表示位置を選択できる・・・といったカスタマイズ機能があればもっと使いやすくなるのではないでしょうか。


次にタイムラインウィンドウのちょっとしたこと・・・

上がタイムラインウィンドウの左端部分で下がモニタウィンドウの左端部分です。

実際にEdiusを触ったユーザなら一度は押し間違えたことはないだろうか(笑)これは将来的にボタンになるのだろうか・・・それとも永遠このまま?なのでしょうか・・・謎です・・・少なくともVer.1.00xの時点では多くのユーザが押し間違えた経験があることでしょう。できればどれが「ボタン」でどれが「飾り」(飾りは編集ソフトであれば不要かもしれません・・・勘違いの元になるので・・・なのかハッキリとしたGUIに若干改善してもらえるとユーザは助かることでしょう。例えば凸凹があるなどなど・・・。


次にタイムラインウィンドウ以外のGUIについて見てみましょう。

これはおなじみのピクチャーインピクチャー(2D)の設定画面です。

こちらは3Dピクチャーインピクチャーの設定画面です。

これら2つの画面はあきらかにGUIが異なります。この例では、特にそれぞれの設定画面においてキーフレームの設定操作方法が異なっている点が分かりやすいかもしれません。開発セクションが異なる(3Dピクチャーインピクチャーは米国開発?<--(*推測です)・・・ことは理解はするのですが・・・できればソフトウェア全体を通して統一性がある必要性があるのではないでしょうか。無論従来のカノープスの編集ソフトの設定画面から変更してしまうと戸惑いが起きるのでは・・・という心配性もありますが、新ソフトであるならばこれらGUI設計も見直しても良いのではないでしょうか。これらソフトウェア内部の操作方法の相違はユーザにとって負担になることでしょう。


続いて細かい部分について見てみましょう。下の画面はオーディオフィルタのパンポット&バランスの設定画面です。

見ていただくと分かるように、音をバランスではなくパンポットで振りたいときどちらにどれだけ振ったかが判断しにくい状態です。このパンポットの設定部分で特にセンターにしたい・・・といった時は目安で行うほかありません。(後述するEdiusではタイムライン上でパンの設定ができるようになりましたが。それに比較し下の部分にあるバランスの設定部分にはセンターというボタンが存在しておりこれを押せばバランスをセンターにすることはできます・・・。ただパンポットにはセンターボタンはありません。どちらにどれだけ振ったかといった表示機能やセンターにするボタンなどがあると便利でしょう。g それに比較し下の部分にあるバランスの設定部分にはセンターというボタンが存在しておりこれを押せばバランスをセンターにすることはできます・・・。ただパンポットにはセンターボタンはありません。どちらにどれだけ振ったかといった表示機能やセンターにするボタンなどがあると便利でしょう。

Ediusではタイムライン上でもパンの制御ができるのですがフィルタはフィルタでぜひ完成度を高めてほしいものです。こういった今一歩の部分が改善されれば多くユーザは非常に好意を感じることでしょう。大きな機能追加・改善にも目を惹かれますがこういった細かい機能追加・改善も非常に大切です。無論、大きな機能追加も期待したいですが・・・(笑)

これ以外にもオーディオフィルタに「コンプレッサ・リミッタフィルタ」などオーディオフィルタまわりの大幅な強化があるべきと思います。


最後にGUI周りではありませんが、ビデオフィルタの矩形フィルタの細かい機能改善点・・・を見てみましょう。

上は矩形フィルタの設定画面です。現在のこの矩形フィルタは端の部分に矩形をかけたいときに困ったことがおきます。マイナスの座標が打てないため楕円矩形を描く際に問題は浮上します。

たとえば上の画面の設定で楕円のチェックボックスをはずすし、OFFにし、四角形の矩形にすると以下のような結果になります。

この結果は問題ありません。楕円のチェックボックスをONにして楕円の矩形にすると以下のような結果になります。

ユーザが楕円の矩形で画面の端の端まできっちりと矩形をかけたい場合、現在の矩形フィルタでは一度にはできずもう一度、四角形の矩形で端だけかける必要があります。楕円の矩形フィルタが端の端まできっちりと矩形をかけれない理由は、設定画面の座標入力がX座標は0から480の間、Y座標は0から720の間しか入力できないからです。つまり画面の範囲外の座標を打つことができません。これにより楕円の矩形において例えば0,0を楕円の中心としたような矩形エリアを設定することができません。これらのことから画面全体にかかるような楕円の矩形も設定することができません。

こういったぜひ細かい点にもなんらかの進展があるとこの機能を使っているユーザ(さまざまな用途で結構いるかと・・・)助かることでしょう。


ビデオ・オーディオフィルタ全般にいえることですがすべてのフィルタがキーフレーム対応になると編集の応用の幅が広がります。これも大切なことのひとつでしょう。