InterBEE 2003個人レポート

2003/11/22作成


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Ikegami

ちょっと変り種の「HDK-79 NAR」というこのカメラ。某テレビ局との共同開発製品。何が普通のカメラと違うのかというと、「カメラ内部のCCD光学ブロックをブロックごと回転させ、回転する映像を撮影することができるようにしたハンディカメラ」である点です。ボタンひとつで回転する映像が撮影可能。大掛かりな装置がいらずに手軽に撮影できるのが大きなメリットを生むでしょう。

液晶カラーモニタ。写真上が2.5型10連タイプ「V-R25P」で、写真下が4型4連タイプ「V-R44P」。非常に薄くコンパクトなので移動先でのスイッチャー収録のソースモニタに使うといった用途などで活躍できそうです。

IkegamiもAvid製品を扱っておりAvid DNAシリーズをはじめとしたAvid製品を展示していました。


Victor

デジタルハイビジョンビデオプレーヤが参考出展されていました。これはHDVの再生に対応し3.5型液晶モニタを搭載、アップコンバート・ダウンコンバート機能、コンポーネント出力端子、i-Link端子、USB端子、SDメモリカードスロット、外部マイク入力などが搭載されているようです。

HDV規格の素材を編集可能なMPEG Edit Studio Pro。ほかの編集ソフトに比較してやはり使い心地が微妙です・・・。バリバリの編集をしたいのであれば、やはりほかの編集ソフトでやったほうが早いと個人的に感じます。

AdobePremiere上でHDV編集を可能にするプラグイン「AspectHD」を導入した環境でのHDV規格の素材編集環境。PremierePro対応版は今後登場とのこと。ただプラグインのソフトウェアのお値段が結構しますね。プラグインとして動くので普通にPremiereを扱うように編集が可能です。

DVディスクレコーダ「DR-DV5000」。リムーバブルHDDに直接記録。いくつかのメーカの編集システムに対応しているとのこと。

DR-DV5000の部分のアップ。FireStoreのロゴがありますね。

ちなみにInterBEE会場内のVictorブースは非常に小さかったですが、ホテルの個別展示の方はどうだったのでしょうかね(私は行っていないので・・・)


Panasonic

DVカメラ「AG-DVX100A」。ついに登場したDVX100の後継機種です。Advancedと名づけられたイニシャルを製品名に持つモデル。きめ細かいところに改善が加えられている模様です。DVX100ではフォーカスリングとズームリングが非常に軽く動いてしまい「粘り」がないため操作がやり難かった点もこのDVX100Aでは改善されていました。実機を触れたのでチェックしてみると粘りがついたものに改善されています。ユーザさんの意見をフィードバックしている体制は喜ばしいですね。

正面から見た姿。照明は付属しません。

テープ挿入口側の横から見た姿。

DVX100Aのマグネシャーシの姿。

シネマスタイルにアクセサリーを装備したDVX100Aの状態。アクセサリ全部そろえますと金額が・・・(笑)

DVカメラの「AG-DVC30」。暫定版なのでガラスケースの中での展示。赤外線夜間撮影モードや充実したオーディオ機能(XLRマイクアダプターはオプション)など、なかなか興味深いカメラです。完全なものではありませんがムービーライク収録モードも搭載している模様です。(ただし、「インターレース撮像映像を電子的に補完してフレームを作り出すもので、プログレッシブCCDを使用したネイティブプログレッシブ画像ではない」とのことです。)

テープ挿入口の横から見たの姿。

正面から見た姿。なお付属品のハンドルや、オプションのXLRマイクアダプターは状況に応じて取り外すことが可能です。

液晶側の横から見た姿。

DVC30のマグネシャーシの姿。

PanasonicのデッキAJ-SD930Bと、AppleのG5/FinalCutProVer.4を組み合わせたDVCPRO50&DV24Pノンリニア編集システム。DVCPRO50データを圧縮・伸長をしないでIEEE1394接続でキャプチャが可能な環境とのことです。

DVCPRO HD EXカメラレコーダ「AJ-HDX400」。高感度、バランス重視のHDカメラのようです。特に夜間収録に威力を発揮するとのこと。


Adobe

Adobe PremiereProとbluefish444 HD | Furyを用いたHD編集システム。DualXeon 3.06GHz,4GB Memory,1.6TB RAID、そのほかボードやソフト、液晶などを含んだターンキーシステムで550万円からとのことです。非圧縮10bit 4:2:2に対応した編集が可能です。スタッフさんにリアルタイム編集はどうかを確認したところ今のところ無理(に近い)とのこと。レンダリングをしないと難しそうです。とは言えかなりのコストパフォーマンスですね。


PinnacleSystems

HD/SD対応の非圧縮ノンリニア編集システム「CineWave」。HD編集環境はやはりMacの方が目にしますね・・・。


Sony

DSR-PD150の後継機種「DSR-PD170」。PanasonicのAG-DVX100に対抗して発売された意図を感じます。大型ビューファーに変更され見やすくなっていました。またハンドルも大型化してありますので持ちやすくなっていました。そのほか、液晶・ビューファー同時表示やアイリスが細かな24段階になった点などかにもいくつかの改善があります。ただDVX100ほど機能が細かく改善されていないところがちょっぴり残念です。

液晶側の横から見た姿。

テープ挿入口側の横から見た姿。

正面から見た姿。

HDCAMコンパクトプレーヤ「J-H1(HKJ-101装着)」とMacにおける簡易編集環境。i-Link・25Mbps・DV圧縮で取り込み簡易編集。オーサリングやオフライン編集向けのようです。

XDCAMのカメラ。ディスクでの撮影から編集までをトータルで紹介していました。

これがXDCAMのディスクです。

HDC-F950、HDCU-F950を用いたHD RGB 4:4:4カメラシステム。合成処理を多用する映画やCM制作など向け。


HISCO

Adobe PremiereProとMatrox RT.X100 Xtreme Proのノンリニア編集システム。やはりMatroxのほうがPremiere上での操作性がいいですね。プラグインの画面がシームレスに操作できる点が良いところです。


Avid

AvidはAvid DNAシリーズを中心にソリューションを紹介していました。AvidXpressDVとAvidXpressProはコストパフォーマンス的にも強力なアイテムですね。Avidのこなれた環境が低価格で購入できるようになったことは他社との競争激化が予想されます。特にAvidXpressDVはだいぶ安いですね。

そういえば、アンケートに答えた後のガチャガチャくじでアタリがでたのでAvidロゴ入り時計をもらえました・・・(笑)


Canopus

ハイビジョンプレーヤ「HDSS-P100」。PCを用いた低価格HDプレーヤのことで、主にプレゼンテーション向けのようです。

ところで、背面を見るとグラフィックボードが2系統で出力されており片方が操作画面、もう片方がHD出力画面のようです。

PCでも普通に再生できるHD出力の絵(いろいろと問題はありますがとどう差別化していくのかがキーポイントでしょうか。こちらはトータルソリューションなので単純比較はできませんが・・・。いったいどう差別化していくのかがキーポイントでしょうか。こちらはトータルソリューションなので単純比較はできませんが・・・。

CATV向け版のMEDIAEDGEサーバ。スケジュールが通常のものより細かく設定できることやそのほかにも機能アップがされているようです。

MEDIAEDGE-CATVと呼ばれるソフトウェアの画面。

MEDIAEDGEの最新版「MEDIAEDGE STB-2」。新たにMPEG-4に対応し、より分かりやすいユーザインターフェイスを採用したりといったいくつかの機能アップがされているようです。

システム開発向けの製品でMPEG1/2/4リアルタイムエンコーダ・デコーダ「MVR-D400」。参考出展として展示されていた。

以下、展示パネルより・・・「MPEG1/2/4ビデオ/オーディオのハードウェアエンコーダ/デコーダを搭載。Full D1サイズ(704 x 480)をサポート。S/コンポジットビデオ・オーディオの入出力。エンコードとデコードの同時使用(Full Duplex)可能。などなど」

HD編集システム「HDWS-1000」。320GBのストレージ込みのターンキーシステムでおよそ400万円とのこと。2ストリーム+1タイトルのHDリアルタイム編集を専用編集ソフト「EDIUS Professional」で可能。HD/SDの混在編集も可能。HDモードではCanopusHDCodecによる1/7圧縮のデータ方式、SDモードではCanopusDVCodecのDV(1/5)圧縮または非圧縮YUVのデータ方式を用いる。

HDモニタとその下にあるHDWS-1000ワークステーション本体。

EDIUS Ver.2.0が参考出展されていました。今回のEDIUS Ver.2.0ではいったい何が変わったのか現時点では・・・

Ver.2.0では、OHCI IEEE1394に対応し、専用のDVStorm/DVRexシリーズがなくても動作が可能になるようです。このクラスの他社の競合ソフトへの対抗と思われます。販売ターゲットが広がりますし。

ノートPC上のOHCI IEEE1394でEDIUS Ver.2.0が動作しています。動作はハードウェア支援がなくすべてソフトウェアで処理をしています。リアルタイム処理はハードウェア支援がないので若干は重たいようですが、エフェクトを多様しなければ十分使えそうです。

バージョン表示は2.0になってます。次にVer.2.0では、MPEG1/2ファイルを素材としたフレーム単位の編集、DV素材と対応各種ファイルとの混在編集も可能になるようです。またVer.2.0では、MP3ファイルを音楽素材として使用ができるようになるようです。

以上。3点・・・OHCI-1394対応、MPEG1/2対応、MP3対応が現時点で言える機能アップ確定情報だそうです。。・・・。・・・。・・・。少なくとも現時点ではそれしか言えないそうです。少なくとも私にあたったスタッフさんはそう言ってました(苦笑)



ちなみにタイトルは・・・。・・・。・・・。・・・。次には変化はなさそうです・・・。(なお、HDWS-1000は開発途中バージョンと思われますがタイトラはTitleEpressの上位バージョンが動いてました。)・・・独自タイトラは望みがないんですかね・・・。



・・・ガーンな事がひとつ。ソフトウェアですし、商売ですので想定はしていましたが・・・。以下写真。

EDIUS Ver.2.0 製品説明パネルより

「EDIUSユーザには有償によるアップグレード、新規ユーザを対象にしたキャンペーンを企画中!」

えー。ガーン。ガーン・・・ショック・・・。商売なのは理解しますが直感的にはかなりショック。ショック。



どなたか製品が、こなれるまで当分待ってみる・・・とおっしゃっていた方が多数おられましたが正しい判断だったようです・・・。



現時点で判明している機能アップ(OHCI-1394対応、MPEG1/2対応、MP3対応)以外でほかに何が追加されるか・・・この機能アップ内容がこの3点では購入検討材料としては微妙ですね・・・。



アップグレードの値段がけっこうな価格がしたり、魅力的な機能がこの3点以外つかない・・・ということであれば、Ver.2.0は見送ろうかなぁ・・・などと本気で思っております・・・みなさんはどう感じますか?・・・まぁAdobe化と思えばいいんですかね・・・。ハードウェア付属ソフトウェアの無料バージョンアップサポートがひとつのカノープスのキーだったんですけどね・・・。ソフトウェア単品だと無償アップグレードはやはり難しいんでしょうか・・・。




以上、InterBEE2003レポートでした。