- 介護保険とケアマネージャー
2000年(平成12年)4月から始まった公的介護保険制度。
この新しい制度には様々なサービスがあり、これまでは措置制度でサービスも事業者も選ぶことができなかったのですが、介護保険の認定が下りた方はご自分でサービスを選ぶことができるようになりました。
でも、無制限にサービスを使うことはできませんし、利用料金もかかります。
お体の状態や介護をされるご家族の状況に合わせて効率的かつ有効的に制度を利用するお手伝いをケアマネージャーが担います。
ケアマネージャーが活動をする事務所が居宅介護支援事業所です。
- ケアマネージャーは公務員?
ケアマネージャーは公務員ではありません。
私たちのようにNPOで活動するケアマネがいるほか、民間の株式会社や社会福祉法人・医療法人に所属しているケアマネージャーもいます。
ケアマネが行うことは福祉の仕事ですが、介護保険のほかのサービスと同様に事業体の形式は問われません。
ケアマネージャーは税金や保険料を原資とするサービスを扱うとても大切な役割で、守秘義務という大きな制約があり、常に公正中立を守らなければいけない職種ですので、みなし公務員という捕らえ方をされています。
- ケアマネージャーの主な仕事はどんなこと?
1. 介護保険の申請
2. 介護保険の調査(保険者と委託契約をした場合)
3. 介護保険のプラン提案
4. 利用するサービス事業所の紹介
5. サービス事業所との連絡調整
6. サービス担当者会議の開催
7. 居宅サービス計画書の作成
8. サービス利用状況の調査(モニタリング)・訪問面談
9. 介護保険の請求(給付管理)
10. 住宅改修の理由書作成
11. 福祉用具購入の理由書作成
12. 介護保険以外のインフォーマルサービスの紹介
13. 介護に関する相談全般
などさまざまです。
- ケアマネージャーへの支払いは?
利用される方の介護度別に居宅介護支援費が決められています。
これは実際に介護保険の在宅サービスが行われたうえで、前の項 の「5~9の全て」が成立した場合のみ、下記の表の金額が全額保険者負担で支払われます。つまり、利用される方が直接負担する必要はありません。
また「2.介護保険の調査」は、保険者によって委託金額が異なりますが、大体1ケース4千円前後です。調査にどれだけ時間がかかっても、交通費がかかっても考慮されません。
またケアプランによるサービスを定期的に受けていない方が、住宅改修をした時にケアマネージャーが理由書を作成した場合は、1件につき2千円平塚市から支給されます。ただし、他のサービスを利用されている方は該当しません。
これら以外の仕事については保険からの収入はありません。
<居宅介護支援費>
介護度 |
1ヶ月の金額 |
要支援1・2
(平塚市の場合) |
3,864円 |
要介護1・2 |
10,420円 |
要介護3・4・5 |
13,530円 |
- 独立型と併設型の違いについて
居宅介護支援事業所には私たちういずのように、独立型で運営している少数派と、他のサービス事業(ホームヘルプ・訪問看護・施設等)と一緒に運営している併設型があります。
それぞれ考えられるメリット・デメリットがありますが、私たちは利用される方への公正中立な立場でありたいと考えて、独立型の事業所となりました。結論から言うと、とてもよかったと思っています。
運営上、大変なこともありますが、居宅支援事業に専念できる喜びをメンバー全員が感じています。
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