山形戦から丁度1週間が過ぎ、本来なら新潟スタジアム・ビックスワンで行なわれるはずだった、第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦が新潟県中越地震の影響で、この日、平塚競技場で行なわれた。
会場変更に伴い2戦連続となる湘南ベルマーレのホームゲーム…だが、試合開始前からアルビレックス新潟のオレンジ色のサポータが約1000人がアウエースタンドを埋めている。
試合開始は、18時31分湘南ベルマーレのキックオフで試合が始まった。試合開始早々から、前線から素早くプレスを掛けて奪ってから左右のサイドに展開して攻め上がって来る新潟!!
そんな中やはり先制したのはJ1新潟だった。新潟の鈴木(慎)のドリブルから中央に居た寺川へその寺川がワンタッチしてから左足で放たれたミドルシュートがゴールを揺らす、前半7分に新潟が先制!!
湘南は先制されてから、攻め込んで来る新潟の攻撃をただ耐える…この日もGK鈴木(マサ)選手の好セーブがチームを救っている。DFも1失点をきっしてからは、集中して新潟の突破を阻んでいる。
ようやく湘南も攻撃の流れを作れる様になってきたのは、前半30分を過ぎたあたりだった。左の坂本が抜け出すプレーが再々見られる様になってきたのだ…そしてこの時間あたりから湘南のボランチ、中町と吉野がキープやパスと言った瞬時のプレーがとても機能しはじめる。
そして、1−0のまま試合が進む事、前半44分、固く阻まれてきた右サイドの加藤からのクロスボールが柿本の頭にドンピィシャリ!!GK野澤に阻まれたのを佐野が押し込み、固く閉ざされていた新潟ゴールを湘南がこじ開けた。瞬間的に集中が切れた新潟DFをこじ開けた事が全て後半に繋がる1点だった。
後半、湘南が同点の流れを受けて見事な反撃は転じた。後半4分、まるで新潟の先制点を見ている様な流れからゴールが生まれた。吉野からのパスを同点弾を決めた佐野が振り向きざまに右足でミドルシュートを放ち!こを描く様にゴールに吸い込まれた!J2湘南が始めて新潟からリードを奪った瞬間だった。
だが、新潟も黙っては居ない、逆転を許した11分後の後半15分、エジミウソンのドリブル突破からのパスを鈴木(慎)がシュートを打ったのをGK鈴木(マサ)が1度は止めたものの上野に詰められて再び同点に!
普段の湘南の流れなら、ここで終ってしまう所だが、この日の湘南は違った5分後の後半20分、左サイドを突破した吉野が坂本に横パス、吉野から受けたパスをダイレクトで得意の左を振りぬいた、GK野澤の左腕をはじきゴール!!に三度ネットを揺らし地面が揺れるかの如くの歓声に包まれた。
3−2と湘南が逆転してからの25分間、お互いに激闘を演じていた、新潟の猛攻、湘南のカウンター…そして!!時計は3−2のまま、45分が経過し表示されたロスタイムは……4分!!……
ロスタイムの4分間は新潟のJ1の意地の攻撃だった…みるみる内にロスタイムも経過していき…いよいよ湘南ベルマーレに取って歓喜の瞬間が訪れた…最後はボランチの中町が大きくクリアーし…
試合終了の笛が高々と鳴り響いた。湘南ベルマーレ3年連続のJ1チーム撃破!!…そして上田監督にとっても初の対Jリーグチームからの初勝利を上げた。