東海道筋 横町及び小名
とうかいどうすじよこちょうおよびこな


東海道筋の周りには表通りから横に入った通り筋にある「横町」や、
町を小分けした「小名(こな)」がありました。
ここでは『旧町名保存碑』を確認している7町を紹介します。

十王町(じゅうおうちょう)・抹香町(まっこうちょう)
14.十王町(じゅうおうちょう)・抹香町(まっこうちょう)
十王町は、別にこの付近の武家地も含んで抹香町ともよばれた。
地名の由来は、十王堂(閻魔堂・えんまどう)のほか寺が多く、
線香の煙がいつも絶えなかったからといわれている。

鍋町
15.鍋町(なべちょう)
この町の規模は、はっきりしないが、古新宿と新宿町の一部を含む小町だった。
小田原北条氏時代から町には鍋などを作る鋳物師(いもじし)が多く住んでいたので、
この名がついたといわれている。

宮小路
16.宮小路(みやこうじ)
町名の由来は、松原神社の門前にあたるためといわれている。
この横町は神社の門前から東へ延び青物町に至るまでの通りをいう。

新道
17.新道(しんみち)
この道は、小田原城三の丸堀沿いの道で、文化十四年(一八一七)小田原の大火のとき
逃げ道がなくて多数の焼死者が出たことから新たに造られたので新道といった。
西の出口は箱根口へ、
東は宮前町高札場(こうさつば・幕府の法令などを掲示する場所)の北側に通じている。

市場横町
19.市場横町(いちばよこちょう)
市場横町は、本町と宮前町と千度小路の境を抜けている横町である。
この横町は、海に臨んでいるので魚座(魚商人の同業組合)の魚商いが多く住み、
その名のとおり魚市場が開かれていたところである。

南横町
21.南横町(みなみよこちょう)
南横町は、中宿町と本町との境を東海道から南へ伸び、代官町の西端部を通る横町である。

安斎町
22.安斎町(あんさいちょう)
町名の由来は、町内に小田原北条氏の侍医田村安斎(栖)宅があったためといわれている。
この町は、欄干橋町と筋違橋町との境を東海道から南へ折れ、安斎小路に至るまでの横町をいう。


引用・参考文献

各旧町名保存碑
小田原市教育委員会 歩く・見るおだわらの城下町・宿場町 小田原市

戻る