北條稲荷
ほうじょういなり


山王口跡
こちらは戦国時代の出入口、山王口があったとされる場所です。
画像右手が山王口の虎口として当時の海岸の砂丘に続きます。
現在は公園になっておりますが、北條稲荷と呼ばれる神社があります。



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場所は小田原駅より東に向かって歩いて20分程度の距離です。


北條稲荷
北條三代氏康が小田原城内で夏の夕涼みをしている時に狐の鳴き声を耳にし、
『夏はきつ音の鳴く蝉の唐衣おのれの身の上に着よ』
と即興の歌を読んだところ鳴く声が止み翌日1匹の老狐が死んでいたのが見つかりました。
夏は蝉が鳴くもので狐の鳴く時期ではないという意味らしいですが、
狐を『きつ』と『音』で分断してしまった為に狐を殺してしまったという伝承です。

北條稲荷社の稲荷像
その後まもなく家臣に狐の霊が乗移り、
『氏康公の歌によって命を落としたこの恨み必ず身辺に不幸が起こるだろう』等とその家臣が叫び、
翌年なんと氏康が亡くなってしまいました。これを狐の祟りと驚いた北條四代氏政が、
狐の霊を鎮める為に壮大な供養をしたというのが北條稲荷の起こりだそうです。
元々小田原城内にあった稲荷神社らしいですが、現在はこの位置に移築されました。


引用・参考文献

小笠原清ほか小田原市編さん委員会 1995 小田原市史 別編 城郭 小田原市
小田原市 1966 小田原史科 歴史編
立木望隆 1976 小田原史跡めぐり 小田原文庫
田代道彌、山口隆、平井太郎 2011北條氏の小田原城めぐりイベント配布資料及び解説


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