「ヒョウタンツギ」は手塚治虫がまだ少年だった頃、兄弟で楽しんでいた“落書き帳”に妹の手塚美奈子さんが描いたキャラクターである。
手塚美奈子さんはヒョウタンツギの他、「ブクツギキュ」という名の弟分ともいえるキャラクターも発案しており、手塚治虫がその後「スパイダー」「ママー」「ロロールル」「ブタナギ」と怪キャラクターを創作し続けるも、その魅力に勝てなかったのだろうか、露出度の点では圧倒的にヒョウタンツギが群を抜いて多い。知名度の点では大きく遅れを取りつつも「スパイダー」の『おむかえでゴンス』というセリフを知っている方も多いと思うが、この決めゼリフも美奈子さんの発案。怪キャラクターの発案では手塚治虫は完全に妹・手塚美奈子さんに完敗と言えよう。

この怪キャラクターに刺激されたと思われるものに、かの「ときわ荘」の住人だった石森章太郎の「ミュータント・モグラ」がある。(コメントらしきものを知っている方は、御一報を頂きたいのだが)彼のスケッチには、「ヒョウタンツギのガス」が何気なく描かれている。このツギハギのあるガスを偶然という事では片づけられないと、誰しも思う……と思うのだが……。
ね、そう思うよねぇ。

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