報告者 : ヒョウタンツギ探偵団 Y・M隊員

参考 「ハトよ天まで)」より
最近発刊された、実業之日本社「手塚治虫の奇妙な資料」という本文中に、驚く様な事実が載っていた。

本書は、手塚治虫が連載時に描いた作品が単行本に掲載するにあたり改編されている部分だけを取り上げているという、優れ物の書籍であるが、その本によると「ハトよ、天まで」という作品は4ページに渡って、 ヒョウタンツギに関するエピソードが、単行本収録時に割愛されているという事である。それも「ヒョウタンツギは、仙人である!」という事実を隠すかのように。

これが事実であるとすれば、提唱されていた手塚美奈子女史が語る「海洋生物説」を手塚治虫が否定する為に……いわば「海にいたというのは、たまたま仙人としての修行しているヒョウタンツギであり、決して海洋生物として、そこに生息しているものではない!」と訴えたかったのではないだろうか。

「わしたちは、ヒョウタンツギという仙人じゃ
「仙人だって! どうしてカメの上にのっているんです」
「わしたちは、ながいあいだ、いろんなものの上にすわる修行をしていたので、このとおり、こしから下がタコの吸盤のように、なんにでもすいつけるようになってしまった。そろそろこのカメのうえにもあきたところだ。おまえたちに、のりうつるとしよう」
三人は海をわたるとちゅう、ヒョウタンツギという奇妙な仙人に、すいつかれてしまって、どうしてもはなれなくなりました。


このエピソードは、ヒョウタンツギ達が主人公ハト丸達に吸いついて、陸上にあがり、酒を飲んで暴れてしまう、という所で終わりにになっている。上部のカットでもわかるとおり、ヒョウタンツギの横顔や後ろ姿など、体型を知る上でも貴重な資料と言えよう。


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