2006年10月 奥能登  能登観光ホテル

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2006年10月28日
奥能登  能登観光ホテル
【日程】
金沢武家屋敷街→能登観光物産館→千里浜ドライブウェイ→曽々木海岸→塩田→千枚田
今回の旅の目的は、かにの購入と旅館でのんびりしよう!です。

条件にあった、宿をネット検索。
発見した能登観光ホテルのHPで見た宿の写真は、旅人心をそそるものでした。
一目で気に入って、電話で予約をして、ワクワク気分で出発しました。

まずは、金沢に行って、武家屋敷街をお散歩。

粋なお店がぽつぽつと出現します、
私は、ゆっくりウィンドウショッピングをしたかったのですが、
空(クウ)と主人に引っ張られるままに、スタスタとお店を素通りです。



しかし!
娘が喜びそうなパールのネックレスを発見して、夫に待ったをかけました。
夫も、娘の為ならばいやな顔をしないので、(私の為なら、即、却下されます)
夫の気が変わらないうちに、そそくさと店内へ入ってみると。
その店は、黒柳徹子さんがご贔屓にしているお店でした。
店内の全品がちょっと高額でしたが、旅先のお大臣気分で大盤振る舞い。
私のバッグもちゃっかり購入しちゃって、ハッピーな気分です。

主人の購入目的は、越前がに
ところが、
新潟の寺泊みたいな販売風景を期待して行った私達は、ガッカリ
来月が解禁だったのです。
だから、売っているのは昨年の冷凍物ばかりで冴えない品物、しかも高い
蟹はしかたなくあきらめました。

さらに先へ走り、【道の駅】倶利伽羅 源平の郷で休息をとってから

 ←道の駅のオブジェ
(空は牛の隣で、凛々しい顔をしました)

千里浜へ砂浜のドライブに行きました。
海の波が打ち寄せる砂浜の上を、大型観光バスまでもが、走り抜けます。
一方通行ではなくて
反対側からも、車がスピードを上げてやってきます。
車線があるわけでは無いのですが、暗黙の了解で上下線が出来ています。
スピードもかなり出ていますから、よそ見運転には、注意してね。

窓全開で海風をビュンビュン受けて走る!
空(クウ)も、窓から顔を出して鼻水をパシパシ飛ばして、気持ちが良さそう。
耳と唇も、パタパタしているよ。
迫力バツグンで、スリル満点な走りでしたけれど、
打ち上げられた大きなクラゲの死骸がそこらじゅうに落ちていて、不気味な感じです。
これをふんずけたらスリップしてしまうのではないかと、気が気ではなかったです。
これって、越前クラゲっていう代物ですか?
漁師さん泣かせのクラゲは、 景観泣かせでもありました。

昼食は、夜の豪華食事の事も考えて、おそばで簡単に済ませて、いよいよ宿へ。

到着してみれば・・・
           「あらららららららららららら?」

宿の前は確かに海岸なのですが、2車線道路を隔てています。



海岸で波をよけながら散歩なんてーーーーー、ぜんぜん違ってました。
勝手な期待をしていたばっかりに、なんだかちょっと拍子抜け


(宿の前の海岸)

でもまあ、  こんな事もあるかと気を取り直して、チェックイン。

広い離れの部屋に通されます。 (ん?いいかも)
部屋まで、朝食も夕食も運んでくれるというサービス (喜しいな。)
部屋のトイレはちょっと安普請だけど (古い日本家屋なので仕方ないネ)
温泉は、泉質が良くて、つるつるのポカポカになります (満足〜)
だから、総合で合格点。
温泉と海鮮の食事を堪能しに、犬連れでもう一度来たい旅館です。

食事の前に散歩に行きます。
宿の周囲は、もう1件の旅館があるだけで、山と空と海だけ。
目の前の海岸では、冬になると波の華が舞うそうです。
今日より、もっと寂しげな風景に変わるのでしょうね。
まさしく、演歌の世界。 冬の日本海〜♪です。 (いえ。今は10月ですから〜)

ここでは、ゆっくりと時間が過ぎていくみたい。
こういうネオンの無い、自然だけの静けさを求めている方には、お勧めです。
海からの風の影響で、下から上へ水が舞うという逆さ滝が宿の前の岩場にあります。


(逆さ滝)

お隣の曽々木海岸では、
窓岩の穴の中に、夕陽がピッタリはまる瞬間をカメラに収めようと狙って、
ベストポジションで待ち構えている、一眼レフカメラを携えた人達と遭遇しました。


(窓岩)
私達二人と1匹も浜にたたずみ、美しい大きなオレンジ色の夕陽が、
ゆっくりと沈むのを、見ていました。
なんだか、いい感じ。


(夕日と飛行機雲)

空ちゃんも、おとなしく隣に座っています。


期待の夕食は、満足のいく、豪華お料理です。(期待は満たされた!!)


(右端の海草しゃぶしゃぶが美味しい)

品数が食べ切れない程あるよりも、
素材が良くって、味付けが自分の味覚に合っていれば、
それが、豪華料理だと思う私です。


(土瓶蒸しもあった!)

一風呂浴びてからの、冷た〜いビールに始まって、
海草しゃぶしゃぶとか、買えなかった蟹もあったし、貝もあったし、
海の香りが、テーブルの上にいっぱいです。
二人と一匹でゆっくり食事(これが楽しみだったので)をして
食後の夜の散歩へ。
その間に、宿の方がお布団を敷いておいてくれるのですよ。 嬉しいですね。

夜風に吹かれて、海岸道路のそぞろ歩き。
夜空を見上げると、満天の星空に、ビックリ仰天!
海辺で、夜空がこんなに近く見えるなんて〜。 山頂じゃないのに、夜空が近い。
そして、
プラネタリュームのようにハッキリと見える天の川を、今夜、はじめて見ました。
今夜は、良い夢を見られそう。(-_-)zzz

ところが、夢も見ずに迎えた (>_<) 翌朝、
またまた温泉に浸かり、またまた朝食を目一杯食べて、宿とお別れします。
ありがとう、楽しませてもらいました。(*^^)v



帰路、奥能登塩田村で、古式製法で手塩にかけて作った塩を購入しました。
(甘みのある、やわらかい味の塩です)

とくに寄り道の予定もなく、ここから自宅へ向かいます。
道路表示に、新潟の文字を見つけて、なんとなく寺泊が近くに感じられてしまい
『かにを買いに行こうか?』 という気持ちになってしまった、私達。
カーナビと検討すると、
お店の終了時間が午後6時前後で、ナビの示す到着時間が午後5時25分。
・・・どうする?・・・どうする?・・・
途中ちょっとでも渋滞があったら、万事休すのぎりぎりの時間です。

蟹が買えなかったのは心残りだけれど、
もっとガッカリしない為に、寺泊行きは中止にしました。
付いてない日は、何度も不運が重なるっていう事が多いよね。
もしかすると、とんでもない時間に新潟へ到着するかもしれないよ。
お目当ての、蟹も買えずに重い足取りで帰宅。。。なんてね。

一度盛り上がっては、すぐに盛り下がっちゃった、
なんだか冴えない帰り道になったけれど、こんな気分の旅もあるよね。
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