2007年11月 南九州の旅ー1 宮崎・鹿児島編

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2007年11月21日
南九州の旅ー1 鹿児島県編
【日程】
狭野神社→霧島東神社→神話の里公園→塩浸温泉→嘉例川駅→和気公園→霧島神宮→宿・蓬泉館(ホウセンカン)
20年ぶりに、5連休を取れる事になりました。
今まで、あまりに遠くて旅行を断念していた場所。
鹿児島宮崎へ、旅に出る事にしました。
今回の旅のテーマは、
《天孫降臨をめぐり、温泉を楽しみながら 心身の浄化をする旅》です。

さあ!
長ーーーいドライブに、、、いざ! 出発です。
行きは、本州の中国自動車道を通るルートにしました。
中国自動車道の西宮名塩SA(下り)に、
美味しい明石焼きが有ると、友人から聞いていたのですが
到着したのが夜の12時を過ぎてしまいました。
案の定、お店は閉まっていました。   ガックリ (T_T)/~~~


食べられないと、よけいに食べたくなります。残念。

夫は、リポビタンDを飲んで、頑張って走り続けます。
『眠くなったら、いつでも言ってね。』と、夫に告げて、私はひたすら眠ります。
旅は、いつもこのパターンです。
私は、運転交代要員としての準備はしていますが、
運転を交代した事は、めったにありません。
だから私は、白々と夜が明ける頃に起き出して、
おしゃべり担当になって、長いドライブのお供をしています。

九州自動車道古賀SA(下り)に着いたのは、翌朝の7時。
ドッグランや緑の広場があって、ワンコ連れには有難いSAです。


(放置ウンチも無く、綺麗でした)


(足洗いと水飲み場)

初めの目的地の霧島は、鹿児島県と宮崎県に跨っています。

1番目に行く神社は、宮崎県側の狭野神社へ行きます。
九州道のえびのJCTから、宮崎自動車道に入って向かいます。

午前10時30分。
自宅から15時間のドライブを経て、狭野神社に到着しました。\(^o^)/
広い駐車場もあります。
入り口には、ワンコの事は何も書いていません。
神社には狛犬がいることだし・・・
境内で粗相をしなければ許してもらえるよね?
だから、空(クウ)と一緒に参拝に行きましょうネ。


(鳥居の向こうに真っ直ぐに続く林道)

この神社には、日本の初代天皇の神武天皇が祀られています。
林道は、清々しい気配に満ち満ちています。
鳥居の向こうに、吸い込まれて行きたい気分になります。
清らかなパワーが
朝の光と供に、木々の間から降り注いでくるようです。


(神様が宿っていそうな巨木が立ち並ぶ林道です)


(砂利部分は綺麗に掃き整えられています)

足跡なんか付けられません。    木漏れ日が、綺麗です。


(私達が今日、一番目の参拝者のようです)


(御神木は狭野杉です)

境内の柔らかい空気で、優しい気持ちになります。 そんな雰囲気に浸っていると。
『あっ。ワンちゃんのほうが先だったか。』と、
私達の後から、ご家族で参拝に来られた方が、言いました。

参拝を終えて、神社の裏手のほうに行くと・・・
大雑把な修復を重ねた、仁王像が2体並んでいました。


(駐車場の裏手に、ひっそりと佇む仁王像)


(凛々しいお顔)

仁王像にも両手を合わせます。

では、次の地へ行きましょうか。

今回の旅は、
私の好きな《古事記》に纏わる神々が祀られている神社を巡ります。
だから、とてもワクワクしています。

次も宮崎県側の、霧島東神社に行きました。
この神社には、国生みの神話で知られるイザナギノミコトイザナミノミコト
それから、天照大神などが祀られています。


(霧島の大きな火山湖、御池を望む山中にあります)



紅い鳥居をくぐって行くと、右手の奥に、立て札がありました。
それには・・・

  (神龍の泉「忍穂井」)

 この池は龍神の安息池にして、 太古より霊泉として効験あらたかなり
 されど東方よりこの池に女人の影が映ずれば
 惣ち異変ありと伝えられる 一名 鏡井ともいう

などと書かれているでは有りませんか!


(これが、神龍の泉です)

異変が起きては大変なので、私は覗き込みません。
(一応は女人なので)
夫だけが中を覗きました。

流石に、修験道の霊場です。  ご本殿までは、石の階段が続きます。



ひっそりとした参道の階段を上がると、装飾も見事なご本殿が現れました。



『日本に生まれて、幸せです。』と両手を合わせます。
『神様。この国を作ってくれて、有難うございます。』
ありがとうの気持ちが、溢れてきます。
『どうか、日本の国をお守りください。』と、願いました。
『ワカリマシタヨ。』と、答えてもらったような・・・

いい気分になったら、お腹が空きました。(*^。^*)
あら! もうお昼ですネ。
この先にある、道の駅・霧島に行きましょうよ。

 
(鹿児島とんこつラーメン)      (鹿児島黒豚カツカレー)

この道の駅は、鹿児島県にあります。ご当地の、お勧め料理を食べました。



この道の駅は、神話の里公園と隣接しています。



時間が無いので、ちょこっと散歩だけをして先へ向かいました。
しばらく山道を走っていると、丸尾の滝の案内標識がありました。


(狭いですが、車を停めるスペースもありました。)


(丸尾の滝)

滝の中央に虹が見えるでしょうか? 綺麗だったので、動画も写してみました。
http://www.youtube.com/watch?v=1-3xFjny2Pw



後ろの銅像の人物は誰でしょう?
正解は、



日本人で初めて、新婚旅行をした坂本竜馬とおりょうさんの像です。
川をはさんで道路側からは、上の写真のように見えます。

ここ、塩浸温泉(しおひたしおんせん)で、
竜馬の傷の手当の為に、新婚湯冶をしたそうです。



250円で立ち寄り入浴ができます。

駐車場側から見える下の露天風呂は?


(竜馬とおりょうさんが入った露天風呂です。
 小さいのでビックリ! 見学のみです)



霧島の紅葉を愛でながら、ドライブをしていると。



104歳になりましたという、駅がありました。


(嘉例川駅・かれいがわえき)


【列車を待つ、蜂の格好をさせられた犬です】
(哀愁が漂っている?)


(すると、こんな電車が走ってきました)

乗客の写真撮影の為に、長い時間停車しています。
自由に、ホームに入らせてくれました。


(JR九州・肥薩線の駅です。)

次に遭遇したのは、坂本竜馬が新婚旅行で巡ったというゆかりの滝。


(犬飼滝)
和気湯の近く、和気公園から見られます。


本日最後の目的地の、霧島神宮の大鳥居が見えてきました。


(大鳥居)


(社殿に向かう三の鳥居)

鳥居をくぐると
『さざれ〜♪石の〜♪巌(イワオ)と成りて〜♪』と歌われる
日本国歌に出てくる「さざれ石」が、有りました。

この石は、石灰石が小石を集結して大岩になったものです。
国歌では、千代、八千代の年を経て石巌となり、
苔をむす様はとても目出度いと、歌われていますネ。


(さざれ石)


(御神木 杉・霧島メアサ)


(御本殿)

ご祭神は、高天原から降臨してきたニニギノミコト。
天照大神の孫神にあたります。
朱塗りの美しい神宮ですが、
先に訪れた2箇所の神社と比べると何かが足りないような・・・気がして、
ちょっと期待はずれな気がして、なりませんでした。
ご本殿の造りは、霧島東神社とよく似ています。


早いもので、もう午後4時になります。今日の宿に向かいましょうね。


(霧島温泉  蓬泉館 ホウセンカン)

宿を探し当ててみて、ビックリ。
予想はしていたけれども、かなりなレトロ。
1泊5000円からの料金ですからネ。
その上、犬も泊まれますから。
それに、
小型犬の宿泊だけのところを、大型犬の空(クウ)を泊めてくれましたから。
宿のご好意が、有りがたい事です。(*^^)v


(部屋に着くと、
 空はお疲れで、すぐに横になっちゃいました)

なっ、なんと!
お部屋も、レトロ
隣の部屋から、『お姉さん! 熱かん1本ちょうだい。』
寅さんの(松竹映画)声が、聞こえてきそうです。
おトイレは、ボッタンを覚悟していたけれど
保温便座のウォシュレットでした。(ご参考まで)

さてさて、
温泉はどうかな?


(右側に、打たせ湯があります)

お湯が熱いので、沢の冷水も流れ込むようにしてあります。
もちろん、源泉かけ流しです。
硫黄の香りが強く、白い湯の花も浮いていて
『効くーーーー!』っていう、気分満点の温泉です。
もう、バッチリ!
こういう温泉が大好き!
いつまでもいつまでも、温泉の香りが私の身体から離れませんでした。

土地の人が、毎日入りに来ているようです。
この日も、常連さんのおばあちゃん3人と一緒になりました。
鹿児島弁はわかりにくくて、
意味は半分しか理解できなかったけれど
お湯に浸かりながら、お喋りの花が咲きました。

お次は、夕食。
残念ながら、空(クウ)はお部屋でお留守番。
食堂は・・・



うふふ。(#^.^#)

宿のご主人のお部屋で、食事をしている気分になる食堂です。
今日は、工事関係で1年間の長逗留をしている、おじさん達と一緒です。
やっぱり、寅さんの世界だ!
楽しい!
おじさん達は、大きなマイマヨネーズを持っていた。
(アハハッ!)



お食事は心のこもった家庭料理です。
1泊6000円でこんなに出してもらって、儲けはありますか?
心配になっちゃいます。

今日は、全員がお疲れモード。空も、早く寝たいご様子です。
もう一度、硫黄の香りの温泉に浸かって温まってきました。
それから、やっとお布団を敷くと・・・


(空は、すぐに布団に入っちゃいました。)

『電気を消して、寝ましょうよ。』 って、顔をしてるでしょ?
長旅だったものね。

それでは、ご要望にお答えして。
『おやすみなさい☆』

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