1999年6月 空(くう)の初めての道の駅での宿泊体験

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1999年06月26日
空(くう)の初めての道の駅での宿泊体験
【日程】伊勢神宮→おかげ横丁→道の駅 宇陀路大宇陀
空(クウ)と初めての旅行に、出かける事にしました。
場所は、これもまた初めての、伊勢神宮にします。
特に宿泊先を決めずに、行き当たりばったりで行ってみました。

伊勢神宮では、もちろんワンコは参拝できません。
車の中でお留守番です。



まずは、内宮へ参拝に向かいました。
(本式では、外宮からの参拝が正式のようです)
何の予備知識も無く訪れましたので、
それぞれの宮に祀られている神様のことも知らずに、手を合わせてきました。
ただし、参拝の仕方の二拝二拍手一拝は、
相模の寒川神社で覚えましたので、完璧です。
内宮入り口に架かる反り橋の鳥居をこぐり、一歩、中へ入ると・・・
現世とは違う場所へ向かうようで、何処も彼処も謂れのある場所に思われました。
五十鈴川も特別な聖水が流れて来ているみたいで、
静かに手をすすいでみたりして・・・・・・・・影響を受けやすい、単純な私です。

次は、内宮門前町の商店街をぶらついてみます。
賑わっていて楽しそうだったので、期待に胸がワクワクします。
おかげ横丁という、昔にタイムスリップしたような商店街がありました。



広場で奏されていた、和太鼓の演奏に魅了され、心躍ります。
昔懐かしい和菓子や郷土の名産品に、目を輝かせて買い物をしました。
まんまと、商店街の雰囲気に捕まれております。



色がとても濃いけれど、味が濃いわけではない、伊勢うどんも食べてきました。
見た目の印象と食べた後の印象が、こんなに違っちゃうなんて〜(#^.^#)



伊勢神宮とおかげ横丁を、堪能した後。
今夜の宿泊地を、カーナビで探してみると、
〈おおみや青少年旅行村(大滝峡キャンプ場)〉という場所が、ありました。
とりあえず向かってみます。
到着してみれば、
残念ながら土曜日という事もあってか、キャンプサイトが満員でした。
良さそうなキャンプ場だったのに、残念だね。

あきらめて、伊勢街道を奈良方面へ向かって走てみます。
キャンプ場探しはあきらめて、道の駅の駐車場で車泊をしてみる事にしました。
道の駅って、近頃、各地にありますね。

場所は宇田路・大宇陀
道の駅の駐車場の端っこに車を停めて、小さないすとテーブルを出して、
途中で買った紅乙女(ゴマ焼酎)で、夫婦と犬で宴会をしていると・・・
ほろ酔い気分のおじさんが、前を通りかかりました。
仲間に入りたそうな気配を漂わせて、こちらを見ながら近づいてきます。

おじさんは、空(クウ)を見つけると『やった!』とばかりに、声をかけてきました。
こういう時の動物って、話のきっかけ作りに役立ちます。(*^^)v
(今日は、おじさんのお役にたったかな?)
おじさんは、この道の駅の土地を貸しているとかで、ここでは顔だからと言います。
そして、道の駅のレストランで、空(クウ)にお肉を貰ってきてくれました。
もう、空は大歓迎です。尻尾をブンブン振って、大喜びです。
そこまでして貰っちゃっては、
私達も、『叔父さん一杯どうぞ!』 と、車外宴会にお誘いしました。
おじさんの飼っている4匹のゴールデンの話や
大宇陀の道の駅の出来るまでの苦労話とかで、車外宴会は盛り上がります。
さらに、
お酒でいい調子になったおじさんは、『今夜は、家に泊まりなさい!』
と言い出しちゃって、しつこく何度も勧めます。
なんとか理由をつけてお断りするのですが、なかなか諦めてくれません。
やがて、根負けしたおじさんは
この駐車場では他の車の出入りでうるさいから、この裏にある空き地はどうかと
そこに車を停めて寝なさい、と言い出しました。
その空き地もおじさんの所有だそうです。
それなら、一応はおじさんの好意を受ける事になります。
承諾すると、やっと納得してくれました。

『宇田に来てくれてありがとう!また、来いよ!』
嬉しい言葉を残して、おじさんは、千鳥足で家へ帰って行きました。
家に帰ったら、4匹のゴールデンに混ざって、寝るのかなぁ。
おじさんの手は、引っ掻き傷だらけです。
ゴールデンがやったんだって、激しい遊びをしているのかな?
はじめての道の駅での宿泊体験は、
土地の方との楽しいふれあいが、幸せな思い出になりました。
道の駅の車中泊は、良好なスタートだね。(^_-)-☆

お蔭様で、車中泊初体験の空(くう)は、
一晩中外の物音を気にして熟睡は出来なかったようですが、
出入りの少ない空き地のおかげで、神経質にならずにすみました。

そして、私達は、道の駅が好きになりました

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