2009年9月 高野山と熊野本宮 十津川村の旅

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2009年09月21日
【日程】
高野山→護摩壇山森林公園→道の駅・龍神→渡瀬温泉→民宿熊野瀬 キャンプ場(宿泊)
→熊野本宮大社→十津川温泉・公衆浴場→谷瀬の吊り橋→道の駅・宇陀路・大宇陀→曽爾高原→道の駅・いが
2009年から始まった、シルバーウィーク
だからどうという事も無いのだけれど遠出がしたくなりました。
目的地は、大好きな空海さんが眠る、高野山。  今回で4度目の訪問です。
そして、
どういう訳か今まで立ち寄れなかった、龍神温泉へ行ってみようと思います。



自宅を夜の12時過ぎに出発して、高野山へ到着したのが午前9時。
東名高速を走ってきたのですが、真夜中の時間帯にもかかわらず
どのサービスエリアも、満車に近い状態でした。
凄いですね、高速道のサービス料金1000円の威力!!
さすがに、真夜中の駐車場では仮眠を取っているかたが多かったです。

そして、そして。
大型連休なんかに外出するんじゃなかったと、後悔をする1回目。
山深い里に大々的に開かれた、空海さんの霊場。
朝から、超、超、満員御礼の状態でした。
これでは1日かかっても回り切れそうにありません。
だから今日は、奥の院だけに行きます。



良いお天気で気持ちがいいので、空ちゃんも一緒に行きましょうね。
案内板のお坊さんのお供には、ワンちゃんが描かれていますから
犬も大丈夫でしょう。

弘法大師入定留身の御廟所までの参道には、
左右に、供養塔や墓所が、びっしりと続いています。
それではここから、墓所や供養塔を一気にお見せしましょう。


 (左)日産自動車鰹]業員慰霊    (右)ヤクルト


 (左)動物供養塔              (右)シャープ


山の斜面に (左) 上杉謙信候廟  ずらりと (右) 真田家代々墓所

     
  豊臣秀吉候墓所     広い敷地に整然と配置されてます


 (左) 織田信長候墓所 よりも  (右) 伊達政宗候墓所 の方が立派?


 (左) 明智光秀候墓所   と    (右) 石田三成候墓所 は、お隣さん。
 この墓所の配置には、意味があるのか、無いのか・・・


 篤姫様のお里の (左)薩摩・島津家初代・2代墓所  (右)長州・毛利家墓所
 明治維新の薩長が、揃い踏み。  両家とも、ご立派。


 (左) 結城秀康候石廟 (徳川家康次男) は、重要文化財
   お膝元のお殿様  (右) 紀州藩祖 徳川頼宣候墓所 (家康10男)  

こういった、戦国の武将達や現代の企業の供養塔が並ぶ墓所には
個人の墓石もあり、お墓参りに訪れているご家族連れでも賑わっていました。



この、水掛け地蔵尊から奥は、撮影禁止。
弘法大師さまの廟の前では、お遍路姿の人々が経を唱えていました。
ここに、みろく石というのがあります。
その石を持ち上げて台座に乗せると、願いが叶うという言い伝えがあります。
行列に立ち並び、後ろで待たれている状態で挑戦したけど・・・ダメでした。
前に来た時は誰もいなくって、石だって軽々と乗せられたのに・・・
こんなに重いなんて不思議だ・・・
やはり、意識を集中していないと願いは届かないのかしら?
長い列の人々の気持ちに、気をとらわれないで集中しないと、
何事も叶わないという事ですかね?
修行が足りんかった。(+o+)

さて、高野山は、四国八十八ヶ所お遍路の終着地です。
境内の端のほうに、八十八ヶ所のお寺の仏像の石像がずらりと並んでいました。



第1番 霊山寺 から 第88番 大窪寺 までの霊場の碑です。
四国へ遍路に行かれない方には、嬉しい場所ですね。
私も、ひとつひとつお顔を拝見してきました。

さて、ここで奥の院は終わり。
それでは、龍神温泉へ向けて出発しましょう。



右へ左へ、カーブの連続の龍神街道。
空ちゃんも、右へ左へ揺られっぱなしで、困った顔をしています。
疲れちゃうかな〜? 酔っちゃうかな〜?



青空にススキの穂。 山頂は、秋ですねぇ〜。
居残っているセミの声と、秋の虫の声。 両方、聞こえてきます。
まさに、季節の変わり目なんですね。



ドライブの途中で見つけた、護摩壇山森林公園の林間広場を散歩していたら



ドクターヘリが、飛んできました。
ここへ来る途中、バイク事故現場に救急車が来ていたのを見ましたが
どうやら、あの事故の患者さんのようです。



デイキャンプを楽しんでいた人、バーベキューをしていた人、
公園にいた皆さんが見守るなか、患者さんは運ばれて行きました。
後に残ったお友達2人も、心配そうな顔でバイクに乗って出発して行きました。
ドクターヘリの飛び立つ様子を、YouTubeで配信しました。
http://www.youtube.com/watch?v=9Rle2-HoCF8

どうか、治療がうまくいって、元通り元気になりますように。。。

そんなアクシデントを体験しつつ、道の駅・龍神にたどり着いてみれば・・・



やっぱりここも、満員御礼
28台しかない駐車場からはみ出して、車が立ち往生しています。
今日はお天気がいいせいか、バイクツーリングの団体も多いです。
道の駅も、龍神温泉もあきらめて、通過する事にします。
また、次の機会にね〜。 (T_T)/~~~

さて、何処へ向かおうか?
こんな時は、兵庫のお友達ズンペーのの情報が、とっても役立つのです。
彼女は、西日本のお奨め場所を、た〜くさん持っています。
ありがとう、頼りにしてまぁ〜す!!
そして、その友からの情報を頼りに、西日本最大の大露天風呂があるという、
 渡瀬温泉(わたらせ)へ行ってみます



すれ違うのに神経を使う、カーブだらけの山道を、2時間ほど走り
たどり着いた、山の中の温泉。
車中泊のつもりで出てきたけれど、宿に泊まり、のんびりしたくなってくるな。



だけど、このホテルでは、ペットはこのペットハウスでお泊りするようです。
こんな離れ離れでは、空(クウ)も私も、寂しくって楽しめないわ。
だから、やっぱりキャンプ場を借りようと思ったのだけど、またしても満員御礼



上の写真のバンガローは、5人用15,000円で、ちょっとお高め。
しかも、ここも満室のようです。 シルバーウィークめ〜。 呪ってやるぅ〜。



ホテルの手前にあった民宿の入口に、倒れているけどこんな看板が・・・
すでに、テントを張っている人もいるけれど、まだゆとりがありそう。
さあさあ、受付へ行きましょう。



オウムはいるけど、呼んでも宿の人が出てこない。
下を見ると、『電話してください。』 と立て札があった。
                          おい、おい。なんと・・・(~_~;)
すぐに携帯電話で問い合わせしたの。
宿の人は、厨房にいた。
料金は、1人1000円で車が500円。
何処でも自由に使ってくださいだって。 おおらか〜。
というよりも、宿の駐車場に、テントを張っちゃうみたいな雰囲気です。



ちょうどおあつらえ向きに、こんな流しが付いている場所があったので
ここに決定。
すぐさま陣地を広げます。    夕食を作るには、ちょっと早いし・・・
混雑しないうちに、お風呂に入っちゃおうと思って
                  まずは、私が先に露天風呂へ行きました。



設備は古いけど、お湯が良ければ、いいんじゃな〜い。
ところがですよ!!
ぬるくて、ぬるくて、濁った溜まり水に入っているみたい。
こうなると、温泉成分の湯の花も汚らしく感じちゃう。
ここの温泉は、源泉が25度と低いので沸かしているからとは聞いたけど
ボイラーを止めるのは、夜9時以降だと言っていたのに。
先に入っていた、母子連れも、『寒くて、出られない。』とぼやいていた。
私も、しつこくお湯に浸かって出てきたんだけど、
風邪をひかないかちょっと心配。

でも、、、あら? あらら?

服を着たら、特に寒くは感じないみたい。
夕食中、寒くて震えるどころか、なんとなく、ホッカホカしているみたい。
やっぱり、冷たくっても温泉なんだねぇ。   効果は、バッチリあるんだわ。
夜になって夫が入ったら、熱い熱いと言って戻ってきた。
私のときは、ボイラーが止まってたんだね、きっと。 ついてねぇ〜(>_<)



右も左も、本格的なキャンプライフだけど
そこに挟まれて、ちょっと、寂しげな我が家のエリア。



シンプル車中泊の私達は、何でもぶっこんじゃう、おでんと焼酎で夕食。
焼酎は、紀州の梅で作った貴梅酎を熊野の涌水で水割りヨ。
最後に、カレーうどんでしめました。



夕方になってくると、次々とバイクの人がやって来ました。
みんな、受付のために電話をしています。
電話をすると、大きなベルの音がするからわかるの。 ぷぷぷ。(^。^)

暗くなる頃には、このキャンプ場も満員御礼になりました。



このキャンプ場で困った場所が、↑このトイレ。
工事現場用みたいな簡易トイレが並んでいるけど、汚れていて・・・
息を止めて、壁に触れないように注意して用を足したんだけど狭いから大変。
我が身の巨体が恨めしい。
男子の小用が、羨ましいです。 いちいち女子は、面倒です。



夜のお散歩は、西日本最大の大露天風呂があるというホテルささゆりへ
ちょこっと覗きに行ってみます。
空ちゃんが一緒だから、入れないもんで。



この橋を渡った先が、大露天風呂がある施設です。
夜の風景と、朝の風景。  趣きがずいぶんと違うでしょ。
この橋の袂に、誰でも入れるトイレを発見しちゃいました。
ここのお客さんじゃないけど、翌日は、ここをちょいとお借りしました。
この場から、『ありがとうございました!! 助かりました!!』



曲がりくねった山道で、全然寝られなかった空ちゃんは、散歩から戻るなり
もう爆睡。
それでは、おやすみなさい。  明日は、晴れるかな?


そして、朝〜。  青空が出ています。



キャンプ場の周りは田んぼが広がり、横を川が流れています。
朝のお散歩は、田舎風景のなかをのんびりと。
楽しそうだね、空ちゃん ♪♪

今日の予定は、また山道を走って熊野本宮大社へ行きます。



こちらも、午前9時の時点で、車がいっぱい。
河原の駐車場まで、ずらりと並んでいます。



世界遺産になったおかげか、この辺りの道路と町並みが新品ばかりです。
それでは、空ちゃんと見学に行きましょうか。



鳥居をくぐると、その先は、父ちゃんの嫌いな、長〜く連なる階段!!

   

空ちゃん、頑張って上ってきました。 暑いから、服を濡らしてクールダウン。
『ワンちゃん、凄いね。』って、みんなに褒められました。

   

あちらこちらに、熊野神話の八咫烏(やたがらす)が、たくさん描かれています。
その中でも、私は、この昇り旗が一番綺麗だと思いました。



ご祈祷も、申し込みの長い列ができていました。 どこもかしこも、人。人。人。



ここから先は、撮影禁止。
日本の産業の復活を願って、社殿にお参りに行ってきました。



こちらは、昔々の熊野古道。
空ちゃん、そっちへは行きませんから。 父さん母さんには、無理です。
足元に、ひょっこり空の黒い影が・・・君も、調子が良いからって〜無謀ですよ。



こちらには、産土の神・イザナミノミコトが祀られています。
火の神を生んだ時の火傷で、黄泉の国へ行ってしまわれた母神さまです。

   

ここは、道の駅・奥熊野古道ほんぐうです。
《あいとるで!》っていう、中央の木の看板が、ユニーク。
ここで買った、竹茶が不思議な後味で、なんだか後をひきます。


これで、高野山・熊野 祈りの旅は終了にしまして
       曽爾高原へ行って、ススキ野原を散策をしてから帰りましょうね。


十津川村の山道は細くて、大型車とのすれ違いには、緊張します。
それなのに、中央線をはみ出してカーブをしてくる車の多い事。
ヒヤヒヤのしどうしです。



そんなドライブ途中に出てきた、公衆浴場。
十津川村を走っていると、源泉掛流し温泉の案内板を、何度も目にするので
ちょうど、温泉に入りたかったところ。



村で運営をしているのでしょうか?
生活改善センターの奥に、こじんまりと建っていました。
目の前の赤い橋の景色も、綺麗です。



4畳半ぐらいの休憩室。右は男湯。



男湯も女湯も、同じようなつくりの同じ大きさ。
お湯は、硫黄臭がある無色透明で、ヌルヌルとします。
そして、もの凄く熱い!!
受付のお婆さんが、『熱かったら、お水をどんどん入れてね。』 と
言ってくれていたので、どんどん薄めさせてもらいました。
今回の旅は、ぬるい温泉と超熱い温泉の、両極端に入っちゃったみたい。

受付のお婆さんが、
この温泉は飲用で、飲んでいると血糖値が上がらないと教えてくれました。
年配のご夫婦は、ペットボトルに汲んで持ち帰っていました。

温泉に入って火照った頬に、気持ちよく風を受けながらのドライブ。
そうして走っているうちに、谷瀬の吊り橋に到着したのだけれど。



吊り橋を渡るのに、長蛇の列が!! いちどに20人しか渡れない橋なのに。
いったい、最後尾の人は何時間後に渡れるの?



だから私達は、写真を写すだけにしました。  迫力あるね。
時刻は、ちょうどお昼時だったんだけど、道の駅も蕎麦屋も食事処も
行けども、行けども、すべて、満車状態。  まいったなぁ〜。



走ること、1時間。 やっと見つけた、すいているお蕎麦屋さん。



きざみ蕎麦に肉蕎麦定食。 じゃこが美味しかったよ。
きざみ蕎麦って、きつね蕎麦の変形バージョンらしい。
   (刻んだ油揚げが入ってる)
半分ほど食べた頃に、『ああ、お腹が減ったあ!』と11人の団体さんが来た。
10人が入ったらいっぱいの店内。 とたんに、賑やかで狭苦しくなっちゃった。
のんびりと和やかだった、店のおばちゃんと会話をしながらの食事も終わりだね。



この柿が美味しそうだったから、帰りに買おうと思っていたのに
1人で切り盛りしているおばちゃんは、11人の団体さんに大わらわ。
だから、写真だけ写して帰ってきたの。

それから、曽爾高原へ向かって走っていたら、現れた道の駅。



この道の駅宇陀路・大宇陀は、初めて道の駅で車中泊をした場所。
車の横で食事をしていたら、この駅の土地の持ち主だというおじさんが通りかかって、
私達の小さな宴会に、飛び入り参加したの。
空ちゃんを、大変気に入ってくれて
『家へ泊まりにおいで』と、何度も誘ってくれた出来事があった場所。
もう、10年も前の話になるんだね。
懐かしい思いがつのり、立ち寄ってみたかったのに、まったまた満員御礼
まったく。  シルバーウィークは、どこもかしこも超満員だよ。



曽爾高原と書いてあったので、
       ここかと思って、どうにか車をとめて、歩いてみた。
しかし、辺りには人と車だけでススキの草原が見当たらない。
昨日から混雑続きで、短気な夫は、いささか機嫌が悪くなってきているようだ。
この混雑は、私のせいではありませんから〜。
どうやらここは、立ち寄り温泉施設と物産館がある場所のようです。



高原へ出るには、もう少し先へ行かなければいけないみたい。
空ちゃんを散歩させてあげたいから、車を走らせたんだけど・・・
高原でも、駐車場に入るのに列ができていました。
あ〜あ。
ここまで来ながら、ススキの高原を目にする事も無く
                          ユーターンして、帰ってきました。


お散歩が出来るかなと嬉しそうだったのに、ガッカリさせられてしまった空。
このまま高速道路にのってしまう前に、



道の駅・いがで、最後のお散歩休憩をしました。



伊賀牛の串焼きとか、昔ながらのコロッケとかを買って腹ごしらえ。
これまでの経験から、今日の高速道SAは利用できないかもしれません。
ノンストップで帰る覚悟で、ここで充分に英気を養っておきます。

案の定。
帰りの高速道路では、渋滞箇所が次々と現れました。
東名高速は、下り線だったので上りの渋滞に比べれば少なかったですが
左車線は、SAに入る為の渋滞になっていたり、事故車がいたりしていました。
それにしても、渋滞って不思議ですよね。
ガッツリ渋滞になったかと思うと、突然に流れ出す。
一体何が原因だったのか、わからない渋滞。
車線数も同じで合流も無いのに、じつに不思議だ。
結局、ノンストップで高速道路を走り抜けて、1000円で帰ってきました。
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