2009年8月 東北の旅 龍飛崎へ 1日目

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2009年08月26日
【日程】
新潟駅→道の駅・豊栄→笹川流れ→道の駅・あつみ→十六羅漢岩→不老ふ死温泉→道の駅・ふかうら(宿泊)
青森県の龍飛崎を目指して、夜10時に自宅を出発しました。
龍飛崎を走れば、ほぼ、本州の海岸線を全て走った事になるのです。

一般道を走って、新潟駅に着いた時間は、日の出の5時30分。



美しい夜明けです。   眠いのに、不思議と気持が高揚します。
さあ!! 旅の始まり〜!

新潟から、日本海を北上して行くことにしました。
一般道を走る旅人にとって、休憩が出来る道の駅は、ありがたい場所です。
道の駅が無い頃は、ガソリンスタンドの汚いトイレが頼りでした。
そうそう、コンビニのトイレも助かりますね。←トイレの話ばかりで・・ども(~_~;)
ここ数年で、道の駅のトイレが、どんどんお洒落になってきています。
そんな綺麗になったトイレで、顔を洗ってリフレッシュできるのも嬉しい。
今日のリフレッシュは、道の駅・豊栄(とよさか)に、立ち寄ります。

   

なっ、なんと!!
この豊栄の道の駅って、道の駅の第1号に、指定されたんですって。
偶然に立ち寄った道の駅が、道の駅の1番だったなんてね。
 なんだか、 ラッキー!!
そしてここの道の駅には、面白い特徴があったんです。 それは・・・



道の駅の裏手で、ニワトリと一緒に、ダチョウが飼われていたんです。
何で、ダチョウを飼っているのぉ?  (理由はわからなかった。)
訳はわからずとも、ちょっと見学。
ダチョウって、時計やメガネの光物に突進してくるんだって。
近づいちゃキケンだって、注意書きがありました。
写真のダチョウは、他のダチョウを追い払って、1人、偉そうにしていました。



きりっとした顔つきでしょ。 この子だけ、毛が綺麗に生え揃っているの。
他の子は、剥げちゃって惨めなカンジ。 この子が、突っついているのかな?
ここで一番のきかんぼうみたい。(勝手に決めました。)

それにしても、ここはクサイ!!  ダチョウって、キツイ匂いだね。

それでは
顔を洗って、サッパリとしましたので、さあ、張り切って北上しましょう。



あれれ?  これって何?
道の駅からしばらく走ると・・・「越後の里・親鸞聖人・大門」と看板があった。
大門はさびれたカンジで、親鸞像の顔には威厳が無いような・・・
近頃、ハテナと思っちゃう
大きな仏像や、絢爛豪華で寺院のような建物があるよね。
ここには、今は誰も来ていないようで、閉鎖されているみたいです。
こんな御大層な建造物が、見捨てられ、朽ち果てていくのは嫌だね。
侘しい気持ちにさせられるね。



青い空と、波が穏やかな日本海。  今日はお天気に恵まれそうです。
国道7号線の新潟の海は、水が透き通っていて、美しい砂浜が続いています

しばらく走ると、また道の駅が出てきました。

  

道の駅というよりも、JR桑川駅の駐車場と共用しているような造りです。
「道の駅・笹川流れ」という名称です。


「笹川流れ」とは、岩の間を盛り上がるように流れる潮流の事を言うそうです。
ちょっと休憩をして、見に行ってみましょう。

ここの位置から眺める限りでは、流れはあまりよくわかりませんでした。



時刻は午前7時過ぎ、この道の駅の前に、食堂兼民宿がありました。
お店は開いているようなので、朝食にします。
腹が減っては、なんとかって言うもんね。 (^_-)-☆



この地域の7号線ぞいにある食堂は、早朝から開いているお店が多いみたい。
漁師町は、朝が早いのかしら?
おかげで私達は、朝食にありつけました。



3つしかないメニューのうち、刺身定食と焼き魚定食を注文しました。
なかなかのボリュームです。 お値段、1500円。
すでに男性のお客さんが6人もいて、おかみさんはひとりで忙しそうでした。
忙しいのに、『今収穫したきゅうりだよ。』って、お味噌と一緒に2本くれました。
田舎的なあったかいサービスね。
気取ったお店よりも、こういうのが好き。ふれあい旅には、欠かせないなぁ。

そうそう、こんな自販機があったんですよ。 新潟弁で、話してくるのよ。



この辺りの海では、小型船で漁場に乗り付けて単独で素潜り漁をしていました。
タライを浮かべて、新潟らしい風景ですね。
個人の楽しみか、漁師さんなのか?  気持良さそう〜。 羨ましいな。



こんな風景の中を走っていると
ずっと続くこの綺麗な海で、空ちゃんを泳がせてあげたくなりましたが
泳がせた後は、身体についた海水を、真水で流したいんですよね。
海水がついたままでいたら、皮膚炎になってしまいそうだし
旅行中、「痒いよ〜」なんてなったら、かわいそうだから。
水道を利用できる場所がある海辺で、泳ごうね。
なんて走っているうちに、山形県に入っちゃいました。



山形県道の駅・あつみの物品店で、「水道を使ってもいいよ。」と言って貰えました。

よかったね。  それじゃあ、海へ泳ぎに行こうか!!



フローティングベストを着けて、砂浜がある海岸方面へ向かって歩いていく空ちゃん。
ワクワクしてるね。 水に入りたくって、ウズウズじゃん。
『父ちゃん、早くおもちゃを投げて!!』 って、催促しちゃって〜♪♪

  気持ちよさそうでしょ〜。

http://www.youtube.com/watch?v=XoYratB57IY
上記をクリックすると、YouTubeで動画が見られます。
新潟県での砂浜は、砂が白かったので海水の透明感がありましたが
ここの浜は、黒っぽい砂だったし海草が打ち上げられているから
さほど綺麗に見えませんが、海水は透明度がありきれいな海でしたよ。


ここから、7号線をさらに北上すると、前方に鳥海山が見えてきます。
しばらくすると、遊佐町吹浦の海岸が出てきて、そこを走って行くと

 「十六羅漢岩 入口」という看板があったの



○印のところに、羅漢さんの顔が彫られています。 わかる?
こんな青空で晴天の日じゃなかったら、
               ちょっと、、、薄気味悪いかも・・・



鳥海山を隣に従えて走る、7号線の1本道は、とても走りやすいです。
北海道の道を知らないけど、こんなふうに真っ直ぐに伸びているのだろうか?
気分良く風を切って走っていたら、いつの間にか秋田県に入っていました。



上記の写真は、秋田県・道の駅・岩城(いわき)にある、
オートキャンプ場とその前に広がる広〜い海岸。 海水浴ができる海岸です。
海水浴を楽しんでいる、家族連れがいました。

長旅だから、道の駅があると必ずといっていいほど立ち寄ってしまう。
そのせいか、ここまでは、道の駅の紹介みたいになっちゃっていますね。

ここからさらに北上すると、男鹿半島への分かれ道になるけれど、
男鹿半島は、子供達が小さい頃に、車旅で思う存分遊んだ場所なので、
今回は、回り道をしないで行きます。
能代市から7号線は、内陸方面へ行ってしまうので、101号線を北上します。
101号線をしばらく走ると、
白神山登山口がいう案内板が出てきました。
ここは9年前に、白神山の旅からの帰り道で、山から下りて出て来た場所。
  なつかしいねぇ。

本日は、道の駅で車中泊の予定ですが、その前に、温泉に入りたいのですヨ。
この先に、黄金崎の不老ふ死温泉があるので行ってみようかな。
青森県観光課から届いた冊子には、
日本海に沈む夕日をバックに、ダイナミックな露天風呂が写っていました。
ぜひとも、体験したいです。



午後4時、不老ふ死温泉に到着。
入浴中は、車でお留守番になってしまう空ちゃんを、
先に散歩させてあげようと、露天風呂がある海岸を歩いてみました。



美しい海岸というよりも、荒涼とした殺風景な海岸です。
空(クウ)がいたって、平気で寄ってくるカモメ。  人懐っこいね。
なんて・・・悠長にのんびりと散歩していたのが、いけなかった!!



いざ入浴しようとフロントへ行ったら、4時で終了していたの!!
平成19年の4月から、4時以降は宿泊客だけの利用になったんだって。
ああ、残念。 (ーー;)
なんでこちらを確認してから、散歩に行かなかったんだ・・・
不覚・・・トホホ・・・(T_T)/~~~
でもさ、混浴だったからね。 いくらなんでも、乙女の恥じらい捨ててないし
というか、メタボな身体は絶対にシークレットだもん。
どうせ、入らなかったよね。 きっと、入らなかったよね。
なんて、悔しい気持を心の中で慰めていたのに・・・ああ、それなのに・・・

主人が、写真だけでもと露天風呂を見に行ったらさ。
ちゃんと、男女に分かれていたのよ。   「混浴」って書いてあるのは何?
ただし、周りの海岸からは丸見えよ。 (写真は、男湯)



露天風呂を覗くと、ちょうど日が沈む頃、
今日は曇っているから、真っ赤な夕日は見られないみたい。
でも、このロケーションだけでも素敵だね。  とても、雄大な景色。
湯口から流れているお湯は透明なのに、空気に触れると赤くなるんだとか。
女風呂のおばさん達が、『入っちゃいなさいよ。』 なんて、
覗いている私に勧めてくれて、誘惑に負けそうだったけど
やっぱり気がひけるヨ。 二の足を踏んでしまう私。
図々しいおばさん修行が、足りないかな?

未練たらしく、残念がってばかりもいられない。
気持を切り替えて、今夜の宿地を探さなくてはいけませんね。
さあ、行こう。行こう。
この辺りには、温泉付きの道の駅はありませんから、今夜は入浴無しだわ。
あ〜あ。 温泉で疲れを取りたかったな〜。 (くどい!)
不老ふ死温泉から北上して、最初に出てきたのが道の駅・ふかうら



道の駅なのに、「デイキャンプに使ってください。」とばかりに
バーベキューコンロと水場が、設置されていました。
それに、ロケーションがいいんです。  目の前が海岸なの。



途中で運転を交代しても、寝ていないに等しい還暦の父ちゃん。
疲れているだろうから、ここに決定して、早く休息しましょうよ。
名物のいか焼きはつまみ用に、
その他、サザエご飯や巻き寿司を買って夕食にしました。
お酒は、ふきのとうの焼酎。  これが、なかなか良い飲み口のお酒でした。
写真を撮らないで、空き瓶を処分しちゃったぁ〜。
だから、ご紹介が出来ない。  私ったら、まったくぅの、ドジーー!!



夜の7時を過ぎたら、いか釣り船の灯りが沖の方で光りだしました。
写真よりも、実際の船の灯りは、もっともっと、明るかったんだけどな。
本日の、夕食風景の写真は無い。
フキノトウの焼酎が美味しかったせいもあるけど
写真を写すのに気が廻らないくらい、疲れがどっと出てきたみたいだ。
食事が終わったら、即、寝てしまった3人でした。



昨夜はあんなにお疲れで、爆睡していた空ちゃんも、朝はお元気!!
ニコニコと嬉しそうに、行動開始。
みんなを起こしているけど、まだ、5時なんですけど〜  早くない?

今回の旅では、夫はキャンピングベッドを初めて使いました。
寝心地は、なんとか、良かったみたい。



昨夜8時過ぎ頃、誰かが隣でテントを貼ってるようだな。
とは、気が付いていたけれど、眠さが勝って、覗きもしなかった。
正体はどうやら、自転車旅の青年3人連れでした。
私達の隣の東屋で、今はまだ、静かに眠っているようだけど、
青年達よ。
朝の6時ですが、私達は朝食にしたいので、うるさくても我慢してください。



見てーーーーーー!!!      いいロケーションでしょ?
波の音を聞きながら、潮風を受けて、食が進むわ〜。
空ちゃんも、お行儀良く座って、朝食が出来るのを待っています。



食事の後片付けに水場へ行ったら、生ゴミだの貝の食べかすだので汚いの。
一宿の恩義ですもの、母ちゃんは頑張って綺麗にしてきました。
ほーら、排水溝も詰まってないわよ。 気持ちいい。 (ひとり満足)

労働から戻ってみると、空(クウ)は自転車旅の青年に遊んでもらっていました



なんだか、微笑ましい光景でしょ?  空ちゃんったら、嬉しそう。
3人の青年は大学1年生だそうで、東京から10日ほどかけて
ここ、青森県の深浦まで来たそうです。
これから、龍飛崎へ行って、八戸へ出て、船で北海道へ渡るんだって。
そんな旅が出来るのは、若いうちだもんね。   旅を、楽しんでね〜。

さてさて、昨日新潟で、新潟弁を話す自販機を発見したけれど
ここ、青森では、津軽弁を話す自販機がありました。
YouTubeで録画を流したので、興味があったらクリックしてね。
              http://www.youtube.com/watch?v=sMa2iTvBoS0



それでは、今日の旅のつづきは2日目の旅行記で読んで下さいね。
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