その16

分解作業7(クランクケース編)

ついにクランクケースに! 分解しましょう。

(H20.3/11)3/12更新

 

いや〜、久しぶりの更新です!!!

 

ついにクランクケースに挑みます。

クルマに集中していたため3ヶ月ぶりです。

シリンダーヘッドを分解してからクルマのギアボックス、ドライブシャフトなどでそちらばかり作業をしていましたが、おかげさんでクルマも調子が戻ったので、久しぶりのエンジン分解作業です。今日はいいお天気で、クランクケースを割るには絶好の環境です。クランクケースをテーブルの上に出しまして、お天道様と花粉(!)を浴びながらの作業となりました(笑い)。

よくみてみると、クランクシャフトに傷が入っていますね。クランクシャフトとのコンロッドは圧入ですから外すことはかないませんが、やはり8万ぐらい走っているエンジンですと、ガタは出ています。このシャフトはリニューアルするかどうか、悩んでしまいますね。

さあ、分解作業です。

 

クランクケースは右側を下にして作業を進めるとHaynesにはあります。

なのに!何をトチ狂ったか〜っ!左下にするワタシ(単純な勘違い)。

木っ端をあてがい、左下に寝かせて作業を開始。まずはオイルポンプユニットです。

オイルポンプカバーは5本の12mmボルトで固定されています。ソケットでアプローチ可能。トルクはそれなりにかかっていました。こういったところでも締め付け具合にムラが出てしまうのは緩むからでしょうか?それとも締め付けを適当にしているのか?

はずれました。カバー内側についているOリングは交換です。これが廻っていることでオイルを行き渡らせているのか〜。その動きは動画で撮ってみました。

 

つぎにオイルポンプカバーの下にあるオイルサンプ固定ボルトを外します。8mmメガネでオッケー。
外してみたら・・・長さが違うなあ・・・。これは要チェックですね。ただの間違いか?それともそのように推奨されているのかわかりません。
ハイ、こういう事ですね。メモをとっておいて取り付け時に間違えないようにしましょう。
さらに下がって、いよいよフランジボルトとナットです。これも位置を間違えないように記載して、別々にしまい込みます。
これは11mmボルトとナットです。組み合わせをメモしましょう。意外と緩いトルクなのですね。
フランジボルトとナットは紙にくるんでしまっておきます。

これはピストン上部のボルトとナットです。これは長いのですが、これだけ錆びてるんだよね?なんでだろ?ま、キャブ下だからエンジンオイルよりはガソリンを浴びて、錆びやすい環境(油膜なし)になっていたのが原因か?

続いて心臓部ともいえる2本のフランジボルト(大)をゆるめます。17mmソケットで。これはトルクがしっかりかかっていました。長いトルクレンチを用いて、クランクケースを支えながらヤ〜っと、それで無事にはずれました。左ユニット側からも2本ありますので忘れぬように・・・・。

さあ、はずれますよ〜!といろいろやってみたが、はずれません・・・。

イヤ、液体ガスケットか何かで止まっているんだろうか?と試行錯誤していたら、11mmボルトが1本、左ユニットにありました(笑い)。それをゆるめたら!

つまるところ、右下でやるんだよ〜の意味はここにあり・・・・。

ハイ、簡単に持ち上がりましたよ。クランクケース。ご開帳です。
これが心臓部です!美しい(汚れについてではなく)!!感激です。画像の上方がクランクシャフト、そして、下にカムシャフトです。カムシャフトの最前部には遠心ガバナーが装着され、後ろにはオイルポンプが配置されています。
右のクランクケース内では、オイルパン下のスラッジはあるものの、上部内壁はきれいです。エンジンの前方(立っているユニットの左側にいくにしたがい、内壁にやや黄色がかった焦げのような汚れがあります。オイル不足などで焼け気味になったのか?それともそういう傾向がこの形式のエンジンにはあるのか?

ところで、ウチのエンジンにはクランクケースの中に「エミュレーションスクリーン」と呼ばれる金網が装着されていませんでした。もともとないのか?Haynesによると、クランクケース組み上げ時に「もしもついていたならエミュレーションスクリーンをボルト止めします」と書いてあるので、ついていない個体もあるのかもしれません。

さて、クランクシャフトとカムシャフトは吸気/排気のタイミングをとる大切な役目をしているのですが、2CVのエンジンにはちゃんと合い印が打ってある(当たり前か?)。クランクシャフトの「・」、カムシャフトの「ー」を合わせればいいので簡単です。
この手鏡のようなものがオイルストレーナーです。オイルパンからゴミを避けながらオイルポンプへオイルを供給する吸い込み口ですね。スラッジがありましたが、パーツクリーナーで簡単にきれいになりました。
続いてカムシャフトの後ろについているオイルポンプユニットを外します。組み付け時に位置関係に注意しないといけないんですが、ユニットの円周には上部に直線部分を切ってあり、位置を間違えないように工夫されています。
かくしてカムシャフトがはずれました。カムシャフトのカム部分もきれいな状態でヨカッタ。
クランクシャフトのエンド側シールを外します。これなどはほとんど新品と考えられそうな状態です。やはり一度オーバーホールされているのかな?
フロント側のシールです。こじる必要もなく、外すことが出来ます。
これはクランクシャフトエンドのベアリング(ベアリングといってもアルミの輪っかです!)のオイルラインチェックをしている写真です。ベアリング外面に切り欠きがついていまして、この位置を合わせないとオイルが供給されず、あっという間に焼き付くのだそうで、要注意ですね。しかし、すでに外した右ユニットにはセンターリングドゥエルがありますから、そこを合わせれば大丈夫です。
こっちがフロント側の位置関係です。この微妙な位置関係をちゃんと守らないとレストアの意味がありませんものね。
はれてクランクシャフトが抜けました。問題はコンロッドとクランクのガタです。やはり少々のガタが出ているようですから、新しいシリンダー&ピストンを組み込み、結果としてクランクが駄目になってしまうのももったいないなあと・・・。悩みどころです。
ハイ、並べて記念撮影。実はボツになった写真を含めて、この写真が201枚目。エンジン関連だけで200枚をこえる写真の構成になりました。サンデーユーザーでここまでやる方は多いとは思えませんが、お役に立てば幸いですね。

無事にエンジン分解完了!

これから汚れ落としとシール類交換を経て、新しいピストン&シリンダーを組み込む作業となります。いろいろまだやる項目がありますが、ゆっくりと慎重にやっていこうかと思います。

分解すんで予算がふえる・・・。

どうする?お財布?

BBSなどでご意見募集(笑い)

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