クランク引っ張り出してどうする?
クランクをどうするか悩んでいます。 |
|
|
クランクシャフトの状態を観察。 |
|
たぶん、いや、おそらく出すのだが(工場に)。クランクシャフトはエンジンにとって最初の回転部分ですから、気になります。 |
|
最初にチェックしたのはクランクシャフトエンドのベアリング部です。縞模様・・・。クランクシャフトの潤滑はオイルポンプから来たオイルが軸受け側からベアリングのアウターとシャフトの間を潤滑する仕組みですが、長年の使用で、やはりストレスがかかっているようです。 |
|
ここは素人では不可。 |
|
ベアリングともども交換ベースで考えないと。 とはいっても、一体ですから。クランクシャフトの後ろ側のみ交換、というわけにも行かず。 どうするか?考えましょう。 |
|
次はクランクピンとコンロッドです。ガタがあるんです!コンロッドは前後方向に0.8mmぐらいのガタが出ています。左右とも同程度。コンロッドはピンの圧入で組まれていますから、修正は内燃機屋さんでないと不可能でしょう。 |
|
こっちが前方です。左シリンダーのコンロッドですね。 | |
こちらは前方のベアリングとカムシャフト駆動用のギア部分です。オイルのホール部分が黒く帯状に線がひかれています。っというか、そう思っていましたの。 |
|
|
|
ベアリングはギアごと圧入されているのでアウターとインナーを外してみることは出来ません。ラインが見えるのはアウターの外側。ちょうどラインの部分はクランクケース側に溝が切られていて、エンジンオイルが循環し、開けられた穴からベアリング内を潤滑してクランクシャフトの中に入っていきます。そのあとクランクシャフト内からコンロッドを通ってピストンピンとピストンの内側からオイルリングに供給されるというわけ。良くできているなあ。 | |
で、キッチンペーパーで拭いてみると、ラインが剥がれてきます。つまり、汚れだったのね。全周の汚れを剥がしましょう。 |
|
汚れはきれいに取ることが出来ました。 | |
クランクシャフト&コンロッドは!お小遣い出来たら、海外へ旅立つ予定です。 |
|
中身が戻ってこなきゃ組み上げられません(笑い)。楽しみです。しかし、エンジンってたのしいな。特に、フラットツインは振動、構造の面で素晴らしいと思うんです。 |