フロントブレーキOHの巻〜その弐〜

(H20.2/4前後)2/8更新

 

いや〜、更新が遅れ遅れです(笑い)。実業で多忙でござる。

エピソード107です。

ブレーキキャリパーのピストン!

 

ブレーキキャリパーのピストンが抜けず、お知り合いにご相談。結果

抜けませんでした〜!

泣き

そんなわけで、FPSさん、症さん、カントクさん、たかぎさんなどにいろいろなところでご相談。一部はBBSにログが残っています。つまり、「キャリパーに穴開けてプレスで押しだし、あとでそこを塞ぐ」とのアイディア、これはつぎに固着しても塞いだプラグを抜きさえすればピストン抜きは容易に出来る利点があります。

もう一つは新調したピストンを用意してあることから(FPSさんに手配!感謝です)、「ピストンに穴を開け、タップでねじ切って、ボルトをプーラー代わりにして抜く」という方法。こちらはピストンは犠牲となりますが、新しいピストンがあるので、キャリパーを傷つけない方法論です。

まずは後者を試すことにしました。

症さんから「プレス、ドリル、タップ、メクラ蓋」などの供給の知らせがありましたが、ちょっと予定が立ちません。まず、ピストンを犠牲にすることで抜けてしまえばラッキー、というわけ。

※ブレーキなど整備には自己責任をご徹底願います。当サイトではいかなる責任も負えませんゆえ、プロにおまかせ致すのが賢明かと・・・。

取りい出しましたるは6.8mmドリル、M8タップ、そしてM8/40mmボルトです。ヘッドは13mm。こちらのキャリパーは「ピストン突出が3mmぐらいで固着」した状態です。

アルミのキャリパーに対して合金のピストン、果たして合金がプーラーの役割をしてくれる強度かどうかが問題です。

ピンぼけですね。まずはドリルで穴あけ。
タップのご登場です。ピッチ1.25でネジを切っていきました。
ボルトをあててみましょう。ぴったりはまっていきます。OK!

メガネレンチで回してゆきます・・・。

あれ〜、ネジ山が崩れる感じ・・・不安だァ。

CRC吹いても、

ガストーチ作戦でもびくともしません。

諦めるしかないか・・・こんばんは症さんに連絡しましょう。日を改めるか、ミッション交換時に実車のブレーキユニット移植にするか?考えましょう・・。

寝ます・・(泣き)

さて、翌日、普通通りに仕事を致しまして、晩ご飯です。

あ、ちょっと試しにやってみるか?メガネレンチで回してみましょう

にゃん?

メガネレンチに伝わる感じが昨日と異なりますっ!タオルでくるんで持っていたので、タオルをとってみたら・・・

オオッ!ピストンが出てきておる〜っ!

固着していたのはさびなどではなく、どうやらシールリングのようです。一晩寝かせたことで、CRCが浸透したか?ゴムが軟化したようです。固着部分は一周していましたが、固着面積はさほどでもなかった様ですね。
いや〜、嬉しいもんです。抜けたピストン、苦ありバー、ではなく、キャリパーです。シールリング部分がやはり、変質しているようです。
勢いに乗って、もう一方もやってしまいましょう。ブレーキラインからCRC吹きまして、シールリングに到達するように左の写真の逆にひっくり返して食事して…。こっちはピストン突出が1mmぐらいと、さっき抜けたのよりたちが悪そう。
ドリルで穴あけ、タップでねじ切り。
おお、こっちはラチェットですでに出てきております。ヤター!
こちらも合金製のピストンにはさびなどはありません。シールリングの変質が原因とすると、組み付け時にシリコーングリスなどを使ったのだろうか?ブレーキラインチューブシールが変質していたのも気になるところですね。
ハイ、こちらも抜けました。
眼鏡用の小さい−ドライバーでシールを剥がしてみました。硬くなって、接合面がぐちゃぐちゃになっております。
剥がしたキャリパー側の溝、こびりつく樹脂。
というわけで、キャリパーからピストン、シールリングの除去に成功しました。脱脂して、どうするか?磨きです(笑い)。
いつもの台所作業です(笑い)。左右のキャリパーを間違わないようにチャーシュー用のヒモでくくって「サンエスK-1」に入浴です。やっとここまで来た。
ひたひたになるようにこの後お湯を足しました。汚れを落として下されっ!
その間にきれいな方のシールリングを外します。やはりこちらはアウター(ピストン側に溝がある)、インナー(ピストン側は真っ平ら)のリングとも比較的きれいです。
今回FPSさんからとりましたシールキット。いつもカワイイ箱に入っています。新旧のリングの性状を比較してみましょう。
日本勢全員予選を通過・・・じゃなかった、リングのうちのりを見て下さい。マウスを乗せると新しい方。やはり、すこし侵されているようです。凸凹しています。
入浴が終わったキャリパーです。結構きれいになります。
サンエスK1で落ちなかった汚れが気になるなあ・・・(笑い)今年は誕生日にリューターセットを買ってもらったのよね(笑い)。う〜ぬ、やりますかあ?
 

 

やりましょう。

さらにオーバーホールは続く。

今晩、ドライブシャフトもやっちゃオッかな〜?

オドメータ82577kmでした。

 

次に続く

やらなきゃいけないことリストっ。

次回オイル交換は83000kmあたりです。ここでエアフィルター掃除もね。次回ドライブシャフトグリスアップは80000kmぐらいかな?次回キングピングリスアップは85000kmぐらいかな。ミッションオイル交換は87000kmあたりです。ファンベルト交換は次回の車検前です。エンジンマウント交換は120000kmぐらいかな?つきることが・・な・・い(笑い)

やりたいことリストっ。

シート調整、さび対策、定期的なフッ素コートフェンダーキャッチラバー交換、リアデフォッガー(ファン式)&ユニット製作、・・こんなにあるの?(笑い) 、ロールスクリーンの遮光アミ取り付け、オイル漏れ探索の旅・・・「左フロントキングピンキャップ締め直し」、エンジンミッション降ろしたら、ステアリングラックのあちこち部品交換。もやりたい事に。雨漏り補修。窓のスキマにウレタンを貼りたいクラッチ交換

エンジン欲しいのです・・・。分解・勉強・組み上げ・再搭載(笑い)買っちゃいました!

やっちゃったことリストっ。

ETC装着幌交換内装張り替え、バックランプ交換ハイマウントストップランプ間欠ワイパーフロントベンチレーションシャッターパッキン交換ハイマウントストップランプベース作成排気漏れ対策ミラー調整、レギュレーター交換&移設オイル交換ルームランプ掃除、ウインカーレンズ修理! 仮免許練習中プレート(前後)作成、「すだれトップならぬ2CVなのにアミ仕様」加工、キングピン交換(左。69382km時)、センダーユニット結線絶縁修理。グリスアップ、ジャッキアップ用「かませ」づくり、バタンコ騒音修理?。アンテナ調整、ハイマウントストップランプ球交換。ステアリングラックグリスアップ。中間ジョイントグリスアップ、ガスリタンバックホースのフロントアーム干渉の解消。定期的なフッ素コート(6月)、トランクパネル中古探し。前ナンバープレート位置調整、ショックを改造・ふわふわに。ハンドブレーキ調整、ブレーキラインのエア抜き(プロにおまかせ)、シフターダストブーツ交換&プラグ交換、ラジオ交換、助手席サンバイザー取り付け、右キングピン交換、ボールピン分解と組み立て、アジャスタスクリュー調整、トランクパネル塗装&交換。バルブカバー交換&プッシュロッドチューブダブルジョイントシール交換(右肺)、ドライブシャフトグリスアップ、ウインカーリレー交換、レギュレーターベース取り付け。ユーザー車検。ミッションオイル交換。キャブコンバート、オルタベルト交換、オイルクーラー掃除、エンジン&ミッションマウント交換、ダクト交換、タペットクリアランス調整。隙間ウレタン貼り付け、タコメーター取り付け。クラッチ交換、ドライブシャフトブーツ(アウター)交換、

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