おかげさまで2CVがやってきて1周年。
今回初めてギアボックスを降ろしたので、ついにステアリングラックにメスを入れます。 |
エピソード117です。 |
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自分でちぎったアンチラットルプレートを交換。
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エピソード65「ボールピンのカッチン原因解明!」の項目でアンチラットルプレートをちょん切ったのです。無理矢理はめ込んで走っておりましたのですよ。 今日こそステアリングラックを手直し。 |
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2CVと約束していたのです。ミッションを外すことはなかなかないでしょう。今日を逃すとステアリングラックに到達することは出来ません。時間をロスしてもやり遂げておきたい仕事がありますのです(?)。 |
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やっとここまで来ました。嬉しいことに、今回はじゃまな機械類がありません。ギアボックス降ろしちゃったもの(喜び)。これを何とかしたい。 |
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で、何をするのかというと、FPSさんから輸入したボールピン交換キット(ボールピン・スペーサー・アンチラットルプレート・ロックナットも入っている)の中から、アンチラットルプレートを交換する作業をするのです。そして、 チョット気になっていたので、フランスからスライディングプレートをとってあったのです。 エピソード65で言及したとおり、ボールピンには四角いスペーサーがかまされています。そのスペーサーとスライディングプレートの隙間がボールピンのガタを決定づけるというわけ。 このクルマはフロントのスイングアームの下端前後についているステアリングロックアジャスタースクリューが適当に締めてあったことで、据え切り角度が大きく設定されていたのですね。8万キロ走る間にスライディングプレートがゆがんだ可能性もありそうなのです。 |
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最初はステアリングロッドの固定ナットを外します。以前外した右のロッドは簡単に取れてきました。 | |
左のロッドがはずれていませんが、アンチラットルプレートはニッパーでちょん切ったことから、ひねって外してしまいます。さて、この段階で???な出来事が。センターに大きなへこみがあります。何だこれ? | |
プーラーをかけまして、左のトラックロッドを外すことが出来ました。 | |
スライドカバーを取り外すためにいったん、ミッションマウントを外してしまいます。このガイドは上3カ所、下1カ所が止められていたのです。実際はhaynesガイドブックにあるように(P117 Fig.7.7)、上下三カ所あるはずです。前オーナーまでの間に大きな手術がされた形跡有りという疑いが・・・。 | |
ボルトはロックプレートが引っかけてあり、ボルトの頭を固定するようになっています。それを開いて、カバーを外しました。修理後にアンダーコートか、黒塗料をかけたようですね。 |
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外してみた、スライディングプレートです。ガイドブロックが入るところが横長の長方形になってしまっているのが一目瞭然です。これが操舵角の調整があまいことでテンションがかかった傷跡なのです。 | |
グリスを洗い流して並べてみました。いや〜、傷だらけです。どうしてこんな風になっちゃうんだろう?もしかして、プーラーを使わず、こじったのだろうか? | |
これが洗ったあとの品です。四角い部分に内側におられたヒダ部分があって、そのヒダ部分がガイドブロックとあたりながらボールピンへの負担をいなしてくれていると考えられました。 | |
このヒダは明らかに人為的なものでしょうね。折り返す程のテンションは実際の操作上、起こりえないでしょうから。何らかのステアリング関連のトラブルをこの様な解決策にした、というところでしょう・・・。すごいです。 | |
さて、新しいスライディングプレートにグリスを塗布して、貼り付けます。ガイドブロックはチェック済みです。 | |
カバーの裏側、プレートがスライディングする面にもグリスをくれてやります。 | |
この様な感じです。 | |
組み付けて、ボルト止めです。ロックプレートもきれいに折り返して。最後にアンチラットルプレートを入れてあげます。ナットはナイロンナットから、FPSさんからのパーツについていたナットに変更し、ネジロック(中程度)を少しだけ塗布して締め込みました。ナイロンナットのナイロン部分が固定能力をなくしていたためですね。 | |
ステアリングラックへの旅は長かった。 |
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ようやく自分で納得がいきました。2CV乗りの皆様には、是非お伝えしておきたいのです・・・。 「2CVは小回りできません」むしろ、規定の操舵角を維持しておかないとCVジョイント、キングピン、トラックロッドエンド、ボールピン、ステアリングラックなどに影響を及ぼすと思われます。サスペンションアーム下端の前後についているアジャスターボルトの頭は規定値にしておきましょう。 |
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今回の修理、その結果!
ステアリングとクルマの挙動がよりシンクロしてきました。これが本来の設定なのでしょうね。切り始めがとても感じよくなりました。 |
大事にしなきゃ!
次回オイル交換は86500kmあたりです。ここでエアフィルター掃除もね。次回ドライブシャフトグリスアップは90000kmぐらいかな?次回キングピングリスアップは90000kmぐらいかな。ミッションオイル交換は85000kmあたりです(今の汎用オイルからグレードアップします)。ファンベルト交換は次回の車検前です。エンジンマウント交換は120000kmぐらいかな?つきることが・・な・・い(笑い) |
シート調整、さび対策、定期的なフッ素コート、フェンダーキャッチラバー交換、リアデフォッガー(ファン式)&ユニット製作、・・こんなにあるの?(笑い) 、ロールスクリーンの遮光アミ取り付け、
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ETC装着、幌交換、内装張り替え、バックランプ交換、ハイマウントストップランプ、間欠ワイパー、フロントベンチレーションシャッターパッキン交換、ハイマウントストップランプベース作成、排気漏れ対策、ミラー調整、、レギュレーター交換&移設・オイル交換、ルームランプ掃除、ウインカーレンズ修理! 仮免許練習中プレート(前後)作成、「すだれトップならぬ2CVなのにアミ仕様」加工、キングピン交換(左。69382km時)、センダーユニット結線絶縁修理。グリスアップ、ジャッキアップ用「かませ」づくり、バタンコ騒音修理?。アンテナ調整、ハイマウントストップランプ球交換。ステアリングラックグリスアップ。中間ジョイントグリスアップ、ガスリタンバックホースのフロントアーム干渉の解消。定期的なフッ素コート(6月)、トランクパネル中古探し。前ナンバープレート位置調整、ショックを改造・ふわふわに。ハンドブレーキ調整、ブレーキラインのエア抜き(プロにおまかせ)、シフターダストブーツ交換&プラグ交換、ラジオ交換、助手席サンバイザー取り付け、右キングピン交換、ボールピン分解と組み立て、アジャスタスクリュー調整、トランクパネル塗装&交換。バルブカバー交換&プッシュロッドチューブダブルジョイントシール交換(右肺)、ドライブシャフトグリスアップ、ウインカーリレー交換、レギュレーターベース取り付け。ユーザー車検。ミッションオイル交換。キャブコンバート、オルタベルト交換、オイルクーラー掃除、エンジン&ミッションマウント交換、ダクト交換、タペットクリアランス調整。隙間ウレタン貼り付け、タコメーター取り付け。クラッチ交換、ドライブシャフトブーツ(アウター)交換、ドライブシャフトブーツインナー交換、中間交換、ウインカーインジケーター球交換、スペアミッション準備(磨きもね)、ウインカリレーふたたび交換。ギアボックス交換、ドライブシャフト交換。ステアリングラックの手入れ。 |