このポタポタはまだいい方。
久しぶりのトラブルです。 |
エピソード141です。 |
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オイルがかなりこぼれています。ウチの地面はこんなものなのですが。 状況をご説明しましょう。 先日、山梨は塩山に畑仕事(大先生の畑お手伝い)に行ってきました。行きは道志道・御坂トンネルから山梨へ。楽しい道のり。帰りは時間をケチって山中湖から「山中湖・小山線」というスーパー林道みたいな道を選択。 |
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山中湖・小山線が? |
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この道は凄いのです。とても2CVでは小山から山中湖行きには使えません。 小山から山中湖へはおおむね20kmぐらい?それが10%なんてものではなく、最大16%の勾配の坂道が延々と続く代物。xantia breakでも1stレンジを用いて登る道のりです。下りなら大丈夫でしょ? あまかった(笑い)。エンジンブレーキ使用で2nd/5000rpmオーバーの下り坂。 |
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で、翌日東京の大先生宅へ出張。こちらの駐車場は左下がりなのです。帰りしなに「A4版」ほどのオイルだまりが2カ所。いや〜、これはやばい!帰宅してみたら、自宅地面にもポタポタとオイル染みがついています。 アンダーカバーがあるので、平坦ではポタポタ。しかし、左右傾斜でアンダーカバー上のオイルはダ〜!とこぼれるのであった・・・・。 |
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早朝補修です(笑い)。日の低い朝なら楽でしょう。と、5時にスタートするつもりが寝坊して(笑い)、6時スタートとなりました。 |
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外してみたアンダーカバー。手前側左(進行方向)、エンジン後縁真ん中にオイルだまりがあります。しかし、出張時の左下がり駐車場に3時間以上止めていましたから。ずれているのかも。 | |||
このあたりは気になるなあ。ドレンプラグ位置よりも明らかに上位に漏れ部分が存在する証拠です。 | |||
下に潜って。クランクケースの最後縁、オイルが流れてきたしずくが残っています。ここから上にたどるとオイルリーク部位がわかるはず。 | |||
エンジン前方下です。ドレンプラグにしずくがついていたので、ドレンプラグ締め付けがあまかったと考えていたのですが、どうもそうではないらしい。左右のクランクケース上方へオイル漏れ箇所探しをしていきましょう。 | |||
エンジン右側サイドからの画像です。右側にエンジンマウント。左下に伸びているのがファンからのエアーをブレーキディスクへ送るダクト。その奥に黒く染まっている部分が見えます。中央に見える六角はオイルプレッシャーリリーフバルブのキャップです。 | |||
ダクトを外してみると、メガネパッキン下にはもれは確認できません。 | |||
で、わかること・・・ 普通はメガネパッキン部分から漏れることを想定しますよね。このエンジンは7万キロ台で右メガネパッキンの交換を済ませてあります。また、オイルフィルター下も問題はないようでした。 部位として気になるのがオイルパンの上部となります。 オイルフィラー(オイル注入口)。オイルラインのバンジョウボルトということに。 |
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いずれにせよ、作業にじゃまなオルタネーターは撤去です。11番のアジャスターボルト。14mmの固定ボルト、配線を外せば撤去完了です。 | |||
オルタ下にオイルパン上部にある「バンジョウボルト(クランクケースサイド)」が見えます。真っ黒くろすけです(泣き)。あと、オイルフィラー固定ナット付近も心配ですね。 今日の作業は個のバンジョウボルト交換と、付随する銅ワッシャの交換です。 |
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どうしてこれか? 伏線があるのですよ。 以前メガネパッキンを交換しにガレージ斉藤さんにお邪魔したとき、このバンジョウボルトを外すことになりました。その際、オイルラインを挟み込むように銅ワッシャが噛ませてあるのが行方不明になったのです。帰宅後、ひとまず代替のワッシャをクランクケース側に挟みました。そして、バンジョウボルトを締めこんだところ、トルク過剰で変な感じに。 その問題がとても気になっていたのです。 今回、スペアエンジンから移植するバンジョウボルト・銅ワッシャはほぼ新品と考えられそう。 こいつに交換してしまいましょう。 |
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オイルフィラーのボルトはスパナでアプローチしなければなりません。クローフィットレンチがあればいいのですが。まずは下の○で囲んだバンジョウボルトを取り外します。オルタネーターを外したから、ソケットとエクステンションを用いればラチェットレンチではずれます。部品を落とさないように注意。 | |||
この位置ですから、オイル滲みなどでバンジョウボルトを締め増しする程度ならこの方法でアプローチできますね。 | |||
外したバンジョウボルトと固定用銅ワッシャ。内径が異なるのがわかります。このサイズの違いが微妙にオイルもれを引き起こしていたのだと考えられます。 | |||
こちらがスペアエンジンから移植するバンジョウボルト。銅ワッシャです。パーツクリーナー吹く前ね。ホールも問題なしです。 | |||
これまでついていた銅ワッシャと標準品と比較すると内径が異なるのがわかります。このサイズの違いもオイル漏れに大きく影響していたのでしょう。さらに高回転を継続したことでゆるみが出たのではないかと考えられます。 | |||
ちょっと見にくい画像ですが、矢印が二つ。右の矢印は、11mmのメガネでオイルライン基部をクランクケースから浮かせるスペーサーとして使っているの図。左矢印はオイルライン基部下に銅ワッシャがはまっている、の図です。ラジオペンチ、長いドライバーなどを使っての作業でした。無事はまってヨカッタ。 | |||
やや前方からメクラ撮りですが、無事に写りました。クランクケース上につながるオイルライン。上方に伸びるのが右シリンダーヘッドへのライン。右から下方に伸びるのが左シリンダーヘッドへのラインです。この部分には結構なプレッシャーがかかっているのがオイルプレッシャーリリーフバルブの位置から理解できますね。 | |||
オルタネーターのある上方から撮るとこの様な感じです。このあたりがオイルまみれになっていたら、正常なオイルプレッシャーがシリンダーヘッドに行かず、タペット・バルブステム・ロッカーアーム・そしてカムフォローワー・カムシャフト面の潤滑がおろそかになる可能性がありますね。要注意です。 | |||
次に左ヘッド基部です。上に写っているワレワレの樹脂がシリンダヘッドシュラウド。見るも無惨に崩壊途上です。手前左右に走るのがブレーキクーリングシュラウドに向かう樹脂パイプ。その奥にメガネパッキン下のオイルリーク部分が見てとれます。 | |||
いや〜、こっちも心配ですな。近くやることになりそ。ただ、コンバートするエンジンの準備が着々と進んでおりますからね〜。 | |||
まあ、こんな風にしてしまったので、左右キングピングリスアップ・サイドブレーキ引きしろ調節・クラッチワイヤーチェックと潤滑を行いました。 無事終了。 |
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元通りの姿に。
それから夏期休暇のドライブ370km走行後、バンジョウボルト付近はノープロブレムでした・・今後、左メガネパッキンからのリークがあれば作業項目に加えるかもしれません。 |
次回オイル交換は97,000kmあたりです。エアフィルター掃除は100,000kmぐらいかな。次回ドライブシャフトグリスアップは95,000kmぐらいかな?次回キングピングリスアップは97,000kmぐらいかな。ミッションオイル交換は100,000kmあたりです。ファンベルト交換は次回の車検前です。エンジンマウント交換は120,000kmぐらいかな?つきることが・・な・・い(笑い) |
シート調整、さび対策、定期的なフッ素コート、フェンダーキャッチラバー交換、リアデフォッガー(ファン式)&ユニット製作、・・こんなにあるの?(笑い) 、ロールスクリーンの遮光アミ取り付け、
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ETC装着、幌交換、内装張り替え、バックランプ交換、ハイマウントストップランプ、間欠ワイパー、フロントベンチレーションシャッターパッキン交換、ハイマウントストップランプベース作成、排気漏れ対策、ミラー調整、、レギュレーター交換&移設・オイル交換、ルームランプ掃除、ウインカーレンズ修理! 仮免許練習中プレート(前後)作成、「すだれトップならぬ2CVなのにアミ仕様」加工、キングピン交換(左。69382km時)、センダーユニット結線絶縁修理。グリスアップ、ジャッキアップ用「かませ」づくり、バタンコ騒音修理?。アンテナ調整、ハイマウントストップランプ球交換。ステアリングラックグリスアップ。中間ジョイントグリスアップ、ガスリタンバックホースのフロントアーム干渉の解消。定期的なフッ素コート(6月)、トランクパネル中古探し。前ナンバープレート位置調整、ショックを改造・ふわふわに。ハンドブレーキ調整、ブレーキラインのエア抜き(プロにおまかせ)、シフターダストブーツ交換&プラグ交換、ラジオ交換、助手席サンバイザー取り付け、右キングピン交換、ボールピン分解と組み立て、アジャスタスクリュー調整、トランクパネル塗装&交換。バルブカバー交換&プッシュロッドチューブダブルジョイントシール交換(右肺)、ドライブシャフトグリスアップ、ウインカーリレー交換、レギュレーターベース取り付け。ユーザー車検。ミッションオイル交換。キャブコンバート、オルタベルト交換、オイルクーラー掃除、エンジン&ミッションマウント交換、ダクト交換、タペットクリアランス調整。隙間ウレタン貼り付け、タコメーター取り付け。クラッチ交換、ドライブシャフトブーツ(アウター)交換、ドライブシャフトブーツインナー交換、中間交換、ウインカーインジケーター球交換、スペアミッション準備(磨きもね)、ウインカリレーふたたび交換。ギアボックス交換、ドライブシャフト交換。ステアリングラックの手入れ。ブレーキパッド交換、ディスク交換後元に戻す(笑い)。ギアオイル交換。ドアのバンド交換、エアクリーナー洗浄、トップのフッ素加工。フロントタイヤをナンカン135R15に。ヘッドランプスイッチユニット壊れて交換。人様のブレーキマスタシリンダ分解&シール交換。ウインカーケーブルショート箇所捜して応急処置。キーシリンダー交換。バンジョウボルト(クランクケース側)交換。 |