イジリ倒しその2
今日は休診日。休診日はいじります・・・のつづき |
キャンバストップをはずしてコーキングの作業を室内で終わらせ、ふたたび表へ。オルタネータはずさねばっ!! |
オルタネーターはユーゴ製ISKRA社の品番「AAG60702」という物でした。これは調べてみましょう。だって、HAYNESのガイドブックにはISKRAのオルタネーターは載っていません。構造もわからん。 | |
ISKRAで検索したら飛行機が。これはTS11という練習機なのだそうです。言葉が読めませんので、「お〜、この飛行機を作る会社がオルタネーターを作っているのか?」と喜びまして・・・でも違うらしい。オルタネータ、セルモータなどの会社が他にありました。 |
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調べてみたらありました。形も似ています(?)。これでしょうかね?品番は?AAG!!お〜、これです。 | |
pdfファイルのカタログに構造図が載っていました。15番がブラシです。出来ることなら前後のベアリングのメンテをやりたいなあ、と思いました。まずは取り外しから。 | |
ボンネット開けますと一番取り出しやすそうなところにオルタネーターが。ありがたや。プーリーのカバーとマウントボルト2本ではずれてしまいます。作業に取りかかりましょう。最初は8mmスパナでベルトカバーをはずします。 | |
まずは向かって右側の長いステーに止まっているベルトテンショナーボルトをはずします。これは12mm。前後からラチェット、スパナで簡単にはずれます。 |
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次にオルタネーターマウントボルト。こちらは右エキゾーストパイプにステーが組まれていて、見事に「焼け錆びて」いました。バーナーであぶらんと取れないかなあ?と思ったが、あれ、簡単。14mmスパナ&ラチェットではずれました。 | |
ここまで来たら、配線に取りかかります。バッテリーの結線をはずしておきましょう。火花はゴメンですからっ!!あ、そういえばISKRAって「火花」という意味なのだそう。そんな飛行機の名前で墜落しないのかね〜等というのは余計なお世話でした(笑い)。 | |
まずは+側のターミナルから。こちらは絶縁のためにゴム製のカバーがつけられています。それをはずしてナットを取りましょう。 | |
ムムム!結線が溶け、銅線が腐食〜! |
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エンジンの熱か?電気的問題で結線が熱を持って溶けたのか?いずれにせよ、この部分はそのままには出来ません。ケーブルの余裕を確認し、ちょっとカットです。ホームセンターに買いに行かなきゃ。 | |
カットし、ちょっとみてみると銅線の一部は緑青吹いてしまっています。う〜ん、CRCをちょっとだけくれてやり、奥の方まで浸透させておきましょう。 | |
ハイ、オルタネーター取れました。ベルトは確認したところ、まだ全然大丈夫!と判断し、そのままにします。今回新品をゲットしていますので、車載しましょう。 | |
はずしたオルタネーター。部屋に持ち込みまして分解作業です。でもなにやらマイナスネジで外からアプローチ出来そうな予感。はずしてみましょう。ああっ!!ワッシャがかけて転がり出しました。 | |
そして出てきたオルタブラシ。簡単です。 | |
このブラシは新品の時からついていたのかわかりませんが、結構摩耗していました。右が新品。樹脂パーツの色も違うが、ブラシの長さが・・・。よかった。今回交換することにして。 | |
ブラシは2本、減り方が異なるようです。軸の方はどうなんだろう?とみてみましょう。よく見えませんね。まあ、これから分解するからいいか? | |
オルタネータのフレームを固定しているのは3本のボルトです。これがはずれにくそう・・・。しかし。あっけなくゆるみました。しかし、それからが難関。叩いてもうんともすんとも言わないの。これは無理はよしましょう。軸のセンターがずれてベアリングに悪影響となってはいけません。 | |
オルタネーター自体の分解は諦め、ブラシを新品に交換。まあ、よかったとしよう。 | |
サンドペーパー、ピカール、パーツクリーナーで少々お化粧直しをしまして、取り付けです。何か少しきれいで嬉しくなりますね。 | |
無事に取り付け完了です。プーリーカバーをつけまして、ヘッドランプをつけながらエンジン始動。発電は問題なく行われているようです。アイドリングでヘッドランプが明るくなったり暗くなったりを繰り返す症状があったのが、なくなりました。少しは効率よく発電出来るようになったのかも知れません。 | |
磨いてあるので自己主張!ここにオルたね〜た〜っ!さらば・・・ |
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実はオルタネータ取付中に急患があり、雨の中での取り付け作業となりました。 |
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おしまい・・・・ |