症さんちでメンテ!

(H19.5/22)

55年式AZにくらくら。しかし、症さんは笑顔で言うのであった。

おおいそさんの、ちょっと調整しましょうか。

お〜それみ〜よ〜♪

そんなわけでガレージに入ったのはウチの赤2CV。

なにか、ここにずぅ〜っといたい気分です!

さて、症さんちのAZはイナーシャーダンパーつきの関連懸架です。うちのとはまったく異なる乗り心地。ブーランジェがのたもうた「タマゴわるんじゃね〜ぞっ!おまけにオレがシルクハットかぶっても天井にぶつけて帽子ががずれたらだちかんぞ〜っ!」という至上命令に従ったフラミニオ・ベルトーニをはじめとするデザイナーたちの知恵と汗と涙と笑いの結晶(ホントかよ!)が、ここに。見てみたいでしょ?いや、絶対見るべきですね。見ておいて損はないから。だからあ!見ておきなさいってば!

この画像!

見れました〜?

これがホントの2CVですよ。うちのなんか、へっ、いや〜んなっちゃって〜・・・・。だって、リアバンパーコキコキしてるのに、フロントが動き出したでしょ?しかも、その揺れの中心が、真ん中のドアヒンジになったでしょ?驚きますね〜。

さ、それでもウチのクルマ、あすなろの木ですね。ちょっとでも近づきたいのですが、所詮はアスナロ。ヒノキにはなれん。でも、またも症さん、笑顔で、

「まずはきしむのを治しますか?」

え〜、治るんですか?

と、言うか言わないかのウチに、スペシアル木の棒を使って、一発ジャッキアップ。あ〜、なんでこんな事に気がつかへんのやろ(なんで関西弁になってるんやろ?)。

アイディアで、作業効率は高まりますな〜。

で、ポーのラバーキャップをはずして、ポーの中に給油作戦です。ポーの中って、どうなっとるの?というのもわからん僕に、教えてくれました。ポーなので「ぽ〜っ!」と関心。そして、ブッシュ(ホントはダストキャップ?)をはずして見ることに。

おやや、アンダーコートがかかっていてわからなかったが、こじってみたら、「赤いビニールテープ」が!おやおや、ほどくとどんどん出てきます。手品で口から出てくる万国旗のよう(うそうそ)。

反対側も見てみましょう。おやおや、左側はぐるぐる巻でした。ま、給油してと。最後に、ポーをくるくる回す。オイルがぐるりとめぐるようにするそうです。

お〜、サスが柔らかくなりました。ポーの中のミューが下がったのです。

すんばらしいっ!ありがとうございます。

あとで揺すってみると、ポーがわずかに前後に動くのが、わかります。一応関連懸架なんですね。

っで!せっかく上げたんですから、懸案の「オイル漏れ箇所」を探索。アンダーカバーの取り外しにかかります。症さん撮影(思いのほか沢山撮ってくれてサンキュです)。
潜ってみると左のプッシュロッドのブッシュ付近は危険だなあ・・・。でもここからのシミがクランクケースにおりている形跡はない。
クランクケースのセンターの合わせ目からでた滲みがクランクケースを伝っているようです。
右のカムカバーはちょっとしかもれていませんです。しかし、どうも、こっちのトルクは強めに締めています。つまり、やっぱり、変形しているのが原因かも知れません。交換を視野に入れましょう。その時、タペット調整と、もしかするとシリンダー脱着、プッシュロッドパッキン交換もやれるかも・・・。
ところで、アンダーカバーの上面に、メインマフラーのへこみが作ってあります。また、強度を保つためか?エンジン下にもちょっとオイルが溜まる場所があるのですね。そこに溜まったオイル、ゴミなどがエキパイの熱で点火!火災となるという恐ろしい話。症さん曰く、鉄板で作るのも手かもね〜。あ〜やりたいことリストが増えてしまいます。でも、とりあえず、メインマフラー下は危険なので、カットすることにしました。
エアージグソーで「エア〜っ!」と。切れちゃいました。
こんな風です。早っ!取り付けましょう。

そして。晩ご飯ごちそうさまでしたあ。

実は、その後、☆さん、タチウオさんらと、楽しい語らいで、いつまで経っても終わらん調子。その間に貴重な資料を沢山見せてもらいました。中でも、シトロエン社のサービスマニュアル。古いものがとてもきれいな状態で残っているのね。これには感激。そして、メンテ関連の図を見ていたら・・・

ウチのタイプのバルブカバーにも上下があるのだ、ということが判明。ちっさく「o印」が打ってある方が上側なのだそうです。(但し、純正パーツのみに付いているマークなのかも) ちなみに、症さんのタイプのカバーは、上下がはっきりとわかるようにデザインされています。さらに!ゴムのパッキンの形状がアンシンメトリーになっていなくてなっていて、パッキンの幅が異なるのです。幅広のパッキンが、カバー内のオイルをダムのようにとどめて、オイルもれを防いでいるのだそう。(※注 症さんよりのご指摘で「簡易的なオイルフィルターの役割を果たしているのでは?」との事でした。言葉足らずでごめんなさい。)

いや〜、奥が深いな。

さらに続く・・・

症さん:「さ、キャブ調整やっちゃいましょうか?」

お〜、ホントですかっ!

というわけで、助手席に乗ってもらい、そこらを一周。「フケがよくないですねえ」

そして、ゴッドハンドが動きだすぅ!ちゃっちゃか調整です。しばらくしたらいなくなっちゃいました。あ、戻ってきました。

「おおいそさん、乗って見ませんか?」

「ハイッ!!」

で、乗車、走り出すと・・・

「もりもり加速〜ぅ!」

お〜、全然違う物に生まれ変わっております。

 

てか、驚きましたあ。こんなに変わるんですね(自分のセッティングは濃過ぎだったそうです)。

その後もいろいろとストック部品を見せて頂き、深夜の解散となるのでした。

あ〜、またおじゃまさせてくださいっ!

ありがと〜ございましたあ〜!!

タチウオさんのガイドで、帰宅。素晴らしい加速となり、ついついアクセル開けっ放し。結果、この度は燃費、14.454km/Lとなりました。

※後日談:翌日“つまいそ”の仮免練習・・・

つ:「ありゃあ、速くなってるわ」

お:(心の中で)維持出来るよう、技術を磨きますから、また行かせてください!

こんなに楽しい2CVイジリ、やめられるわけござんせん!

次に続く

やっちゃったことリストっ。

ETC装着幌交換内装張り替え、バックランプ交換ハイマウントストップランプ間欠ワイパーフロントベンチレーションシャッターパッキン交換ハイマウントストップランプベース作成排気漏れ対策ミラー調整、レギュレーター交換&移設オイル交換ルームランプ掃除、ウインカーレンズ修理! 仮免許練習中プレート(前後)作成、「すだれトップならぬ2CVなのにアミ仕様」加工、キングピン交換(左。69382km時)、センダーユニット結線絶縁修理。グリスアップ。

やりたいことリストっ。

シート調整、ラジオ交換、さび対策、定期的なフッ素コートロールバー保護対策、フェンダーキャッチラバー交換、トランクパネル中古探し、リアデフォッガー(ファン式)&ユニット製作、・・こんなにあるの?(笑い)シフターダストブーツ交換 、ロールスクリーンの遮光アミ取り付け、オイル漏れ探索の旅・・・「左フロントキングピンキャップ締め直し」もやりたい事に。

やらなきゃいけないことリストっ。

次回オイル交換は71720kmあたりです。ミラー締め増し、右キングピン交換 つきることが・・な・・い(笑い)

 

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