'65 CITROEN AZU blue

エピソード31

〜ヘッドランプスイッチユニット崩壊と修理の巻〜

H21.10/26(10/26更新)

・・・。

このところヘッドランプスイッチユニットのプラ部分が割れて、コラム上でくるくる回っちゃうんでタイラップ固定していました。しかし・・・・

崩壊です(泣き)。

オリジナルのグレーのボックスに、四角いツマミ、

トラクシオンアヴァンのユニットと同じようなこのユニット。扱いやすくて気に入っています。

しかし、崩壊しちゃったら交換ですね・・・・残念。

しか〜っし!

ベルギー?オランダ?にあるようです。よかった。それまで赤スペ'90についてて壊れちゃったユニットのボックスを移植しましょう。

 

今朝はこんなにぶざまな有様。これでは仕事に行けません。

こんなにしてしまいました(爆)。

これ〜っ!

ああ、グレーがいいな(泣き)。結線をいじるのが面倒なので、このケースだけを移植しようとしています。それなら簡単、でも構造は大丈夫?

それから、電極むき出し作業ですから、バッテリーのターミナルは必ず外しましょ。

ま、何とかなるでしょう。で外しました。ここが割れるのは、外したり取り付けたりする際の8mmナットの締め付けトルクが強すぎて、ボックスの部品にテンションがかかったからと考えられます。

ウインカーのぎくしゃく感があったりすると、ついつい、ユニットの固定をしっかりしたくなって、取り付けナットを締め付けてしまう・・・。それが原因だったのでしょう。じわじわ崩壊してきて約1ヶ月、ついに崩壊です。

さて、このユニットは新しいものとちょっとだけ構造が異なる点がありました。

一つは3本のユニット固定ネジ。新しい黒いユニットはプラ部品にねじ山が切ってあり、ポジのサラネジで固定する仕組み。このグレーのタイプは貫通した穴と小さなナットでユニットを固定しています。以前赤スペ'90で壊れたのを修理したとき、奇しくも同じ方法で貫通ネジにしておいたのでした。こちらを参照ね。

それからもう一つ構造の異なる部分が。

    

ここです。左がAZU'65の接点、右がスペシアルの新しいタイプ。

わかりにくいが、ここに基盤から伸びているのは3枚の接点です。新しいタイプはこの接点が2枚の構造となっています。ここがポイント。いつか症さまより伺った「トラクシオンのクラクションはちょっと押すと「小さな音」、強く押すと「大きな音」がでる仕組みになってる(修正:二つのホーンユニットを操作しているので、一つめだと小さい音、ということだったと思われます・・)」というお話。うちのAZUブルー'65も同じです。ちょっとだけ押すと、一番右側の接点が2枚目にあたる・・・・これで弱い電流が流れてクラクションが「小さく」鳴るの。そして奥まで押し込むと、接点3枚全部があたって「大きく」音が出るのです。(ここでさらにご注意!症様より「詳細解説」が!情報感謝です。以下に貼り付け。)

ホーンスイッチの内部構造、とりわけシンプルなドラム形状に貼り付けてある精密な形状の真鍮板との組み合わせ、実によく考えられていますよね。

ホーンのスイッチですが・・・ご指摘のように2CVのスイッチはトラクションからの流用です。

「トラクシオンのクラクションはちょっと押すと「小さな音」、強く押すと「大きな音」がでる仕組みになってる・・・という部分についてちょっと説明しますね。

トラクションには低音・高音の2器のホーンが装着されています。

仮にホーンスイッチの最初の接点を「接点#1低音CITYホーン」次に接触する接点を「接点#2高音COUNTRYホーン」と、ここでは呼ぶ事にします。

ホーンスイッチを軽く押すと接点#1のみが接触し、接続されたCITYホーンが1器鳴り、強く押すと接点#1のCITYホーンの他に、接点#2に接続されたCOUNTRYホーンの2器が一緒に鳴ります。
電流値を変化させて音量を変化させているのではなく、鳴るホーンの個数が違うのです。

2CVの場合・・・・
375ccの初期のA型2CV、その発展型の425ccのAZ型2CVではホーンはCOUNTRYホーン1器のみ、シングルです。
接点は2コありますが、ホーンは1器ですので、弱く押しても強く押しても鳴るのはCOUNTRYホーン1器のみです。
音色も音量も変化ありません。

425ccAZ型のあとにデビューしたAZ型豪華仕様モデルAZLではCITYホーンとCOUNTRYホーンの2器が装備されています。

425ccAZL型ではトラクションと同じく、ホーンスイッチの押し加減で鳴り分けが可能です。

W接点のホーンスイッチ、よく観察すると接点#1と接点#2では真鍮材の板厚を変えてあります。
軽く押した時はCOUNTRYホーンが鳴りにくいように作っているのです!

602ccになった後も1970年代中ごろまで、ホーンスイッチはW接点仕様になっていましたが、その後シングル接点に変更されています。

ホーンがシングルになったから、意味が無くなったのでしょうね。

ありがとうございました。音の大きさは変わらない。でも、ちょっと小さい気がしたのですね(笑い)。

ホーンを二つ付けてみたいです。

通りなどで人などに存在を知らせる「優しい」クラクションと、相手の車に情報を伝える「大きく、鋭い」クラクション。その使い分けができる優れもの・・・(にしたい)

だから、ユニットごとの交換はしたくなかったのですよ。

さて、ユニットのムーブ部分はそのままで、ユニットのケースだけ黒くなっちゃいました。あとは取り付けて、無事固定できるか?何しろ年式が大きく異なるので、ステアリングチューブの太さが異なるかも知れません。注意してナットを締めていきます。
大丈夫でした(ホッ)。しかし、黒くて光っててなにかいやな感じ。しばらくの辛抱ですが、色塗っちゃおうかな・・・・。バッテリーをつなぎ直して、点灯確認。大丈夫って当たり前ですね。ケースしか変わっていないですものね。

そう思うだけで、決して塗装はしないと思われます(笑い)。

ひとまず無事点灯するということで、許す。

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オドメーター・日本に来て5000kmぐらいと4マイルでした〜。

やりたいことリストっ。

キャブ掃除、サビ対策、センダーユニットの調節、テレスコピックダンパー交換、下回りをきれいにしてさび止め塗装。本当は欲しいのハンドル(笑い)。

やらなきゃいけないことリストっ。

オイル交換は3000kmぐらいです。ギアオイル交換は15000kmぐらいです。キングピングリスアップは10000kmぐらいかな?ドライブシャフトグリスアップは10000kmぐらいかな? エアフィルター洗浄は12月ぐらいかな? タッチアップは急いであちこちやりましょう(笑い)、燃送系のリニューアル。

やっちゃったことリストっ。

掃除!、ルーフキャリア外し、メーター交換、シートゴム交換、フロントウインカー取り外し、ヘッドライト交換、サイドスリップ調整、フロントディスク、ブレーキパッド交換、サイドブレーキパッド交換、エアクリーナーユニット掃除、エアフィルター交換、オイル漏れ修理(バンジョウボルトワッシャ交換)、排ガス漏れ修理、オイル(エンジン、ミッション)交換、リアポジションランプ加工、ウインカーマーカレンズ交換、リバースランプスイッチとりつけ、ナンバープレートベース製作、リアマッドガード装着、リバース灯設置、エアクリーナー新調、リアシート取り付け。ナンバー取得!!ETC装着、バンパードレスアップ、サイドのサイン完成。ポンプ手前燃料ホース交換。オルタネーターをIskra社の品に改装。フロントハブベアリング交換。フュエルポンプ→キャブへの燃料ホース交換。ヘッドランプスイッチユニットケース交換。

 

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