'65 CITROEN AZU blue

エピソード38

AZUブルー'65平成の大修復の巻 その壱〜

H22.05/25(05/26更新)

今日は休診日。

ん?

AZUブルー'65平成の大修復

はじまりです。

今日は写真が多いですぞ〜(苦笑)

アジトでの作業は雨、夜間でも大丈夫なので助かります。ごろんとなるのでブルーシートもひきまして。準備完了。午後12時58分にスタートです(上の写真)。
リアを完全にリフトアップするので、危険防止の対策はしっかりと。フロントタイヤに輪留めをかけています。Fさんからタイヤ止めを頂戴しました。かなり助かりました。こちらより御礼申し上げます。
お題は、「右リアスイングアーム交換」なのですね。AZUはボディパネルが簡単脱着なので、作業性を考えて外してしまいます。
外すと、ほら。この通り。リアアクスル固定部が真横から確認できます。
ジャッキアップする前に、タイヤナットをゆるめておきます。いよいよ開始ですね。
いつものジャッキアップツール(症さま考案:真似して製作)を用いて。しかし、今回はウマを直にシャシーに固定し、ジャッキはもしもの時にジャッキアップツールを介してフォローできるようにしてます。車両の前後動はタイヤ止めで抑えられているので大丈夫だと思うが。
あまりに惨めな「右リアタイヤ」です。もうこれでお役ご免ですね。実は左リアタイヤも同じ憂き目に。タイヤ二本、ダメにしちゃいました(泣き)。
ハブキャップは謎の品物が。しっかりと固定されていました。ドラムが回るのでこじることができません。で〜。

総額二百数十円のスペシャルツール。「タイヤ回っちゃダメヨン1号」です。

こいつでハブを固定してバールでぽんっ!
このフタは純正品ではありませんね。しかし、しっかりと固定されており、グリスの飛び散り等はありませんでした。そして、ベアリングはグリスがまだ硬く残っている状態。そんなに古くはないようでした。

では44mmのハブナットをゆるめましょう・・・って。

「タイヤ回っちゃダメヨン1号」には欠点があったのであった〜!

直線部分がじゃまをしてソケットが入りません。何も道具がないのよね。そこで、ドリルでたくさんの穴を開け、プライヤーで挟んで折り取っちゃいました。後日きれいに加工の予定(苦笑)。

これでソケットが回せます。ナットのカシメを開くのが大変でした。そしてソケットはめてスピナーハンドルを叩いてゆるめ、あとはこのエクステンション付きハンドルでゆるめました。(マウスを乗せてね)
アルミナットが外れました。軸部分は激しく痛んでいました。43年の歴史ですかね。
次はドラム外しです。Der Franzose特製ツール。9mm厚の鉄製部品です。プーラーになるボルトにはCRC吹いて使いました。グリスがいいカモね。
メガネですいすい。「タイヤ回っちゃダメヨン1号」も使っています。
ドラムにいらぬ応力をかけずに抜くことができます。
晴れて登場したブレーキ周り。パッドもほとんどが残っている状態です。これは悩んだが再利用するか・・・。
リングナットとベアリング周りです。まだまだしっかりしているのであるが、いつ頃の交換か不明。どうしよっかな〜。
次にブレーキシューを固定するスプリングを外します。小さなラジオペンチでプレスして90度まわすと簡単に外れました。部品の破損もなく、使えそうです。
続いてシュー固定部分のナット11mmを外します。ゆるみ止めのスプリットピンはかなり長めですね。
トルクはさほど強くはありません。
続いてシューを戻すためのスプリングを外します。このように指をかけて外方向に引っ張りながらフックを外すと意外とあっさり外れました。
無事に外れたリアブレーキシュー関係部品。位置関係に注意して保管です。
さて、サスアームを外すにはリアアクスル内を通過するブレーキラインを外さなければなりません。このクルマは英国で改造されたデュアルマスタシリンダーのLHM仕様に変更されています。左が左後輪へのライン、手前に伸びているのがマスタシリンダからのライン。右が今回外す右後輪へのラインです。
ゆるめていきます。
この画像はオイル漏れ止めにfixしてあるラインをつないでいる様子です。右に伸びているラインはその先でラインを押しつぶしてありますからここから漏れることはありません。
リアアクスルにはブレーキラインを固定する部品がついており、それを外すことでコイル状にレイアウトされたブレーキラインが取り出せます。
こちらはリアのブレーキシリンダ側配管を示しています。8mmスパナで外しましょう。
外れたオイルライン。ほぼ新品状態です。再利用するのでそれぞれの口をふさいでラップしておきました。
次はイナーシャーダンパーを外します。14mmだったかな。メガネレンチを用いて手のひらでトントン叩くと緩みました。
外れました。重い。

ではクルマから離れて、日の当たるところでの作業です。リアのブレーキシリンダ分解とシール交換の作業です。新品リペアキットには離型ワックスのようなモノが粉ふき芋のようについてますので、指でぬぐい去ってしまいます。古いモノはダストブーツが劣化していました。

LHM仕様ですから勿論LHMにて洗浄。スラッジが少しだけたまっているのをウエス、ティッシュなどで丁寧に拭き取り、パーツクリーナーで処置。乾燥後、LHMを塗布しておきます。新品のリペアキットパーツもLHMを塗布してからシリンダーに取り付け。このキットはFPSさんにて販売しています。
くみ上げたシリンダ。オイルを満たしておきました。ラップで巻いて保管です。

さてと・・・。

いよいよアームの取り外しにかかりましょうか・・。

ピンぼけごめん。これはアームを固定している王冠ナットです。これは特殊工具が必要で、結局手配してしまいました。先に上側の穴に通してあるスプリットピンを外して・・。

特殊工具の登場。渡してある丸棒の端をハンマーでトン。すぐに緩みました。トルクは必要としないようです。
王冠ナットが外れたので、次はサスペンション関連を取り外します。最初はテレスコピックダンパー。これは16mmのボルトで留まっています。珍しい。
次はナイフエッジです。留めピンの手前側はすぐに抜けたのですが、奥がうまく抜けずに(噛んでいました)折れてしまいました。
車高の調節にも使うアームをゆるめてナイフエッジへのテンションを弱める作戦です。
ピン周りは固まったグリス、泥、その他謎の物質が固着して異常な状態。それをこつこつこそげ落としまして、やっとこ外れたピンです。摩耗が凄かった。
最後に症さまからのご指摘で分かった「425時代のブレーキホースの名残」を撤去します。これでアームは完全にフリー。
王冠ナットを完全に撤去します。王冠ナットの外周にはオイルシールがついていますが、古い型らしく、ゴム製ではない、圧縮され、オイルをしみこませたフェルトのような代物が使われています。
いよいよアーム撤去です。シャシー側からハンマーで小さく叩いていきます。ゆっくりとですが確実にいろいろな方向から叩くとベアリングが抜けて落ちました(苦笑)。
晴れて外れた右リアスイングアームです。接合部にはまだベアリングのアウター部分がついています。
インナーのベアリングは、内側がアクスルに固定されています。プーラーのくさび形金具をあてがい、ちょっとずつ叩いていると手で動かせるところまで来ます。この画像はアウターのベアリング装着部。ここからはタチウオさんからお借りした2爪プーラーが活躍してくれました。この場を借りてお礼いたします。

で、

インナーのシールも外し、完全撤去完了。

日を改めての作業のために、ラップでぐるぐる巻きに。

追加で必要な部品

ナイフエッジ&留め金。ベアリングとシール。リングナット。ちなみにベアリングは72mmタイプ。ナイフエッジはベルリンとは異なる長さ43mmの品です。FPSさんに急遽お願いしました。

あとはビールとつまみかな。

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オドメーター・日本に来て11583kmkmと4マイルでした〜。

やりたいことリストっ。

キャブ掃除、サビ対策、センダーユニットの調節、テレスコピックダンパー交換、下回りをきれいにしてさび止め塗装。本当は欲しいのハンドル(笑い)。リア周りの大改修。

やらなきゃいけないことリストっ。

オイル交換は11300kmぐらいです。ギアオイル交換は15000kmぐらいです。キングピングリスアップは10000kmぐらいかな?ドライブシャフトグリスアップは10000kmぐらいかな? エアフィルター洗浄は12月ぐらいかな? タッチアップは急いであちこちやりましょう(笑い)、サスアーム交換。

やっちゃったことリストっ。

掃除!、ルーフキャリア外し、メーター交換、シートゴム交換、フロントウインカー取り外し、ヘッドライト交換、サイドスリップ調整、フロントディスク、ブレーキパッド交換、サイドブレーキパッド交換、エアクリーナーユニット掃除、エアフィルター交換、オイル漏れ修理(バンジョウボルトワッシャ交換)、排ガス漏れ修理、オイル(エンジン、ミッション)交換、リアポジションランプ加工、ウインカーマーカレンズ交換、リバースランプスイッチとりつけ、ナンバープレートベース製作、リアマッドガード装着、リバース灯設置、エアクリーナー新調、リアシート取り付け。ナンバー取得!!ETC装着、バンパードレスアップ、サイドのサイン完成。ポンプ手前燃料ホース交換。オルタネーターをIskra社の品に改装。フロントハブベアリング交換。フュエルポンプ→キャブへの燃料ホース交換。ヘッドランプスイッチユニットケース交換。ダンパー固定ボルト崩壊につき修理。フロントフェンダー交換。センダーユニット交換。フュエルホースリニューアル。

 

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