フルゴネット博物館〜その2〜

1973年型AKS(AK400)

H22.07/26(07/31更新)

新企画です。

 

日本のフルゴネット探訪。

フルゴネット、カミオネッテなどと呼ばれる2CVデリバティブたちの記録をしておきましょう、と考えまして、かつて神奈川山奥に不動車でありながら、子供さんたちに夢を与えるために倉庫で出番を待っている77年式AK400を取材したことがありました。こちら 。

実は今回の“つまいそ”出産里帰りを機に、日本最北端(多分)に棲息するAK400を拝見しに行ってきました。今回赤スペシアルで訪ねたAKは実動、試乗もかないました。

オーナーは札幌市のWさん

北海道にはAKはとてもよく似合います。

この日は我が両親のクサラにも会いに行って来ました。元気そうで何より。インドネシア製の安いタイヤをおごりましたが、快適な乗り心地です。
妻の病院からほんの5分のところにWさんのおたくは。赤スペにておじゃましました。

ブルーのAK400です。エアクリーナー、ヘッドランプ周りがいいですね〜。バンパーのラバープロテクターも標準仕様がついているようです。

うちのAZUブルー'65との一番の相違点はこれ。キャビンの高さを稼ぐため、上に伸びた荷台部分ですね。センターアンテナが取り付けられています。
高年式車の特徴であるパネルの形状です。天井が高い分、サイドウインドウも丈が高い。
WさんはAKの他にも数台の部品取り車(復活待ち?)、実動のチャールストンをお持ちです。
AKシリーズの一番素敵な角度かな?リアドア下のパイプ(バンパーを兼ねているのか?)も左右一体化されています。
インテリアを見てみましょう。ブルーグレーのハンドル、ウインカーなどもうちのグレーとは異なって、ちょっとブルーがかっています。メーターはH(アッシュ)と同じか?チャールストンのよりも大きいかな・・・・・?オルガンペダルです。
エンジンルームです。金属製のエアクリーナーから「象の鼻」を通ってキャブに至りますが、後期モデルになる前のエンジンではシングルバレルのSOLEX 34PICSがおごられています。
オルタネーターは新しいものに改装。キャブ後ろにホーンがあったり、セルはワイヤースターターだったり、過渡期の風情を色濃く残しています。
エンジンの刻印ですType AK2 M28/1タイプ、8.5:1圧縮比:28.5hp(DIN)/6750rpmのエンジンです。ちょうどシングルチョークのキャブからダブルチョークキャブになる狭間のエンジン。ちなみにダブルチョークのAK2は26hp/5500rpmだから、よりピーキーなエンジンということですね。
フロントドラムブレーキのリンゲージがシャシーを突き抜けてドラムに向かっています。このシステムは未だ理解不能。うちのAZUブルー'65はエンジン、ギアボックスと共にディスクブレーキユニットになっているからですね。画像にはありませんがシリアルナンバーから73年型AKSであると考えられます。
ブレーキマスターシリンダーもシングルシリンダー。これはLHM以前、DOT4のものですね。
ボンネットを閉じるとヘッドランプ間隔の短いレトロタイプの見た目は大変可愛い。スリーバーグリルにボンネット上のダブルシェブロン。勿論イエローバルブです。程度イイですね〜。
内装です。やはりAK400は高さが高い。室内も荷室長、高さ共にAK250/AZUより大きいので広く感じます。ルームランプはここにつくのね。
奥行きが広い・・・。あと、サイドマーカーは側面パネルではなく、リアパネルのブレーキランプと並べてあります。
リアダンパーはテレスコピックダンパーのみとなり、アームにはイナーシャーダンパーの基部がありますが、使われることはありません。下回りもきれいですね。
我が赤スペ'90と並べて。
おやおや、フレンチブルーピクニックのようです(笑い)。奥にも一台ドンガラが。
できればうちのAZUブルー'65でおじゃましたかったな〜。AK250/AZUよりも完成度が高く、ユーティリティも向上している感じがします。

フランスの小さな町の一こまみたいですね。

試乗もかないました。よく走ります。カーブではAZUと比べると足回りが商用車のバネレートになっているからでしょうか?丈が高いからかもしれませんが、ロール少なめです。エンジンが元気で、北海道のまっすぐな道をどこまでも走っていってしまいそうな状態でした。Wさん、拝見する機会を提供してくださってありがとうございました。末永く保有してくださいね。

うれしい。

 

 

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