HU^WA^HU^WA^breakの系譜(う〜ん、後ろにドアがある奴の・・・笑い)

citroenには様々なbreak modelsが存在しました・・・。それぞれが非常にステキなデザイン・・・そこで〜!!これまでの様々なブレークをば(ファミリアールも含めて)・・・ 見てみましょう。まずはブレークという名称がシトロエンのどこから来たの?というところから。

ブレーク??これってどういう意味?と感じてしまったので、仏和辞典で調べてみました。

Break:なんだ、ステーションワゴンだ。

familiale:ファミリーカー?そんな意味なん?

commerciale:ライトバン?はあ、そんな・・。

ほう〜、そういう意味だったのね。ではシトロエンのブレーク(ステーションワゴン)モデルってどこから始まるの?と調べてみましょう。つまり乗り降りする為のドアの他に後ろにドアを持った車・・・・ありましたありました。B2というモデル・・・これは1921年にデビュウした車のラインナップに・・・お〜、これはちょっと違うぞ?名前も“アンビュランス”・・・う〜ん、これはB2のバージョンの一つとしてシトロエンが作った一つのタイプにすぎませんね(軍用だもの)。カタログに載っていたのか?ニーズで作る羽目に陥ったのか?不明です。しかし、このB2は1452cc、20Hp/2100rpmだそうです。こんな車の最高速が70km/h?お〜すごいっ。さらに2Hpパワーアップのモデルでは最高速90km/h!!まあ、街では考えられないにしろ、皆さん、90km/hで走るこの様な車・・・・大丈夫ですか〜?(笑い)今考えると怖い・・ブレーキが4輪につくのは25年まで待たなければならなかったんですよ〜(恐怖)。チャップリンやロイドの映画、もっと昔のサイレントムービーの時代です。いいですねえ。

さ、ブレークを探せ!!の先へ進みましょう。カタログに載ったブレーク(ここまで来たら何でもイイや。後ろの扉を探せ)。ありました(その)っ!!トルペードコメルシアル。以前アンドレが「鉄だよてつ〜!!」といった事件の後で作られた車、1925年のデビュウのB-12・・・。これは鉄でした・・したがってブレークも鉄か〜?と考えながら歴史書を紐解きました。ありましたよ・・・(なぜか元気ない・・・)。見つけたのはオープンカー(?!)B12の鉄フレームいや違う、鉄ボディ(アメリカではすでに10年代の終わりにあったんだって)に、いろんな形のバリエーションがあったということ・・・。ふ〜む、でもこれはオープンカーですよ〜。屋根がない・・・。では何となくブレークっぽいところを捜してみましょう・・。ありました。これじゃダメ(笑い)?はあ〜、なんか少し・・違う(笑い)。でもちょっと違うのはラインナップです。オープンでも「鉄のトルペード」は後ろに扉がないっ!!でも「コメルシアル(comercial)」には・・・後ろに扉があるっ!!だから最初のブレークの称号を(いや、ちょっと違うと思うが)!!なんとシトロエンのコメルシアルは最初はオープンだった!!というのが結論っ!!(正しいかどうかは不明・・でも一生懸命調べてみた)。

シトロエンはどうやら後ろに扉がある奴を作るらしい・・・。と、いうことは分かった。ではどんなのを作るの?でっ、捜してみましょう。引き続き・・・という前に、このころのシトロエンの童貞、いやっちがった・・道程、開発の歴史です。このタイプはどんどん改良されて1538cc、22Hpとなっていた・・。ブレーキにはバキュームサーボ、ブレーキランプ、その他いろんなものが出来てきたんだそうです。お〜進化の時代。あれ?このころ(25年)にパリのエッフェル塔はあの有名なCITROENの文字で輝きだしたんだそうです。

第二次大戦はいつ頃だったっけ?ドイツが暴れ出した時代・・・そのころパリの車はそんなんだったんです・・。ふ〜ん。

さ、B12は進化を遂げますが、その結果生まれたB14と呼ばれるモデルでは最盛期に♪にっさんするのはパッカード〜♪いや違った日産400台もの生産台数を誇っていた。そして、29年に新しいモデルが登場します。C-typeですね。これは税制上9CV、14CVです。初めての6気筒エンジン搭載車も現れました。このタイプが「トラクシオンアヴァン」のところで書いた「フローティング・パワー」を導入ですね。30年代です。「Moteur Flottant」と呼ばれたんだそう・・・。浮いたエンジンですね〜。「HU^WA^HU^WA」してます。

シトロエンはまず先にエンジンが浮いたのでした〜!!

Cタイプでもコメルシアルは作られているようです。また様々なボディタイプがラインナップ・・・ここで、なるほどと感じたところがありますね。そうそう、これです!!    

スペアタイヤーっ!!

デザイン上後ろに持ってくるか?片方のフェンダーに抱きかかえるか?というのが通例ですね。でもこれはデザイン上じゃまな産物であると考えられそう・・。トラクシオンアヴァンでもトランクにタイヤを背負っちゃっているじゃありませんか。デザイン上、外からスペアタイヤが見えなくなるのはいつの日か?となります。トラクシオンアヴァンのデザインでもトランクにスペアタイヤを背負っている・・。DSのデザインでベルトーニが悩んでいた・・・というのも分かりますね。それほど・・いやもしかすると「当たり前のようにパンクする道路事情」があったからかも。思えば昔(ボクの小学生時代)などは舗装道路が多くはなかったし、パンクってしましたよね?今はしないなあ。

ああ、話が飛んでしまったぁ。これまではコメルシアルばっかりでした。じゃあ、ファミリアールは?ブレークは?となる。ファミリアールを捜してみましょう・・・ありました(早いな、下調べしてるんだろっ)。これはC6のファミリアールです。なにやら普通ジャン。それはね、ホイルベースを広げたり、リアシートを後ろに下げたりして「その間に」もう一列シートをレイアウトしたもの。別にテールゲートが必要なわけではない、ということになりそうです。トラクシオンアヴァンでも・・・。しかし、コメルシアルとブレークはテールゲートをもったエクステリアの構造的特徴を、ファミリアールはインテリアにレイアウト上の特徴を持っていた、と考えるのが妥当なのかも知れません。なるほど納得。

歴史上、ブレーク、という名称はいつから?と考えてみると・・・どうやらDSからのようです。つまり「ステーションワゴンのかたちの中にインテリアレイアウトとしてファミリアールが出来た・・・」ということなのではないか?ファミリアールは荷台のスペースは重視せず、あくまで「3列シート」を意識しているのです。しかも、子供用ともいえる小型の椅子が折り畳める仕組みに・・・。こんなんです〜。一方ブレークには「コンフォート」と呼ばれるモデルも。これはいいねえ(オッといけねえ、ご隠居になっちゃった)、子供用の椅子のレイアウトが最高でぇ。後ろで子供達が「せっせっせ〜のヨイヨイヨイ」が出来そうです。お母さんが後ろを向いて子供を「うるさいっ!!」といってひっぱたく・・・そんな姿が目に浮かぶ(あまりいい想像ではないな)。まあ、トラクシオンアヴァンのデザインの様にDSのホイルベースを伸ばして後ろにシートを作るようなデザイン上の変更をベルトーニが許す訳なかった、と考えられそう。そこでブレークモデル(これは経営上どうしても必要なデザインだったのでしょう)にファミリアールを設定したのでは?と考えられるのでありますっ。そんなわけで出来たブレーク。これはかっこいいっ!!なんとステキなデザイン!!もう〜ダックスフンドもくびったけ!!もう離れることが出来ません(いやつながれているんです)キャリアの具合もばっちりです!!こっちはアンビュランス。運転席のおじさんの得意げな顔。リヤシートの分割可倒式が創り出したストレッチャーの収納スペース。すごい話です。荷台の長さは2100mmもあるようですからブーランジェがシルクハットをかぶってても収まったことでしょう(ホントか?それがデザイン上の指示だったとか・・笑い)。ボクが救急車に乗るならこれがいいなあ・・(看護婦さんもついている条件で・・ワッハッハ)。

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番外編 「フルゴネットの歴史」

さて、DS時代のラインナップ上の欠点を埋めるべくブーランジェは「2CV計画」をスタートさせます。そうなるとブレークボディはなかなか難しいなあ・・、となりそう。で、このクルマには「フルゴネット」を持ってきたわけ。

なんと潔いデザイン!!ボクは好きだなあ。商用車としては最高なできばえです。ルノーも同じ様なものを作ってましたね。しかし、ここでじゃあ、これはいつ頃から?というのもあるよねえ・・・。捜してきました。お〜、ここから始まってる・・。Cタイプですねえ。このころからフルゴネットが。最近ならルノーのエクスプレス、シトロエンならベルランゴですね。ステキです。2CV、これに乗って「おにぎり屋」を横浜でやりたかった(真面目に)。いいです〜。


新世代のブレークたち・・・。

新時代のブレーク達はどうなってるの?と疑問がわきました。いきなりCXとは行かないよね?ではどこいらへんにあったのか〜!!?となります。でね、見つけました。これです。アミ〜っ!!オザキアミ〜、あみ〜ん、(あ〜、これは非常に古いっ)お〜、GSデビュウの前に現れたブレークモデルはこれだった!!クリフカットのアミの顔、ウインドウレイアウトを少々いじってルーフを延長。テールゲートを組み込んだ今風「ブレーク」本名もブレークでした。なにか、今につながる様な気がします。次はシトロエンのラインナップを強化する目的で作られた大衆車GSです。これ。か〜っこいいっ!!う〜ん、これはさっきのアミといい、GSといい、今迄とは異なる部分があるっ。それは「リアフェンダーの処理」です。アミからはリアタイヤが半分隠れている!!カ〜ックイイ〜ッ!!DSの時は何故か丸出しのリアタイヤ・・・。amiからはデザインが生きている。CXもね。もう、かっこいい!!これはファミリアールですから3列シートレイアウトが見えます。ホイルベースも伸びています、プレステージ並みです。

より現代、BX,ZXブレークが出ました。CXは旗艦の座をXMに譲り、XMもブレークをラインナップ。これもかっこいいです。

そしてボクが乗っているXantia Break・・・。これもブレークですね。ステキです。これからも様々なブレークモデルを世に送り出すでしょう・・・シトロエン。プジョー、ヴォルボやオペル、メルセデス、BMW、フォードなど様々なエステート・ワゴンがありますがシトロエンのステキなデザイン、それを越えるものが現れるわけがない、と考えるのはボクのひいき目でしょうか?

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