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東海大学シミュレーションゲーム研究会主催コンベンション2000 in SUMMER(略してTOSCON)のこと

作成:2000-08-21
修正:2000-08-22
プレイ:2000-08-19
作成者:たまねぎ須永

はじめに

 今回は、大学の後輩に誘われたので、東海大学シミュレーションゲーム研究会主催コンベンション2000 in SUMMER(以下TOSCON)でGMしてきました。年2回開催の、このコンベンションも今回で6回目ということで、時間の流れを感じます。GMとして3回目くらい、押し掛けオブサーバーとして1回、このコンベンションを見てきました。
 毎年のサークル役員の性格が何となく見えて、面白いね。

会場
 神奈川県厚木市立、厚木市民文化会館5階の集会室?を使用しました。小田急電鉄小田原線本厚木駅北口から徒歩10分という、なかなかの会場です。少し歩かないとコンビニ、ほか弁屋がないのが少々難点ですが、立地条件には恵まれている方です。クーラーもよく効いているし、室内で飲食可能ですし。

訪問者
 3月に開催したときには、いろいろな原因から訪問者は30名を下回りました。そういうわけで、今回は40名を超える訪問者でちょっと慌ててしまいました。(株)ホビージャパン刊「ゲームギャザ」、(有)ゲーム・フィールド刊「ゲーマーズ・フィールド」のおまけチラシに掲載されたこと、開催3年目という認識度の上昇、平塚近辺のコンベンションで私が配ったチラシ、コミケで配ったチラシといった広報活動の結果、スタッフの想定以上の訪問があり、スタッフはまさに嬉しい悲鳴を上げていました。
 遅刻マスター、予備マスターの助けを借りつつ、無断欠席マスターに怨嗟の声をあげつつ、スタッフはイベントを運営したのでした。

準備されたゲーム
 私が7月上旬に聞いていた話では、「学園ぱらだいす」(ツクダホビー)、「三国志演技TRPG」(光栄)、「ガープス・ルナル」(富士見書房)、「ソード・ワールドRPG」(富士見書房)、「女神転生TRPG2 覚醒編」(エンターブレイン)、「ブレイド・オブ・アルカナ」(エンターブレイン)でした。
 当日、冊子を見ると、「ガープス・ルナル」が抜けて、5卓。私の配ったビラを持ってきた人は少々残念そうな声をあげています。でも、まぁ、予備マスターのゲームが発表されました。「ガープス・ルナル」(富士見書房)、「ガープス・妖魔夜行」(角川書店より富士見書房へ移籍予定)です。予備GMのテーブルだったので、ルールブックなどが少々足りませんので、(チャート面での不足に対応できる)PC作成に強い方のみ、ということでしたが、盛況でした。

プレイ・レポート
 今回は、「ブレイド・オブ・アルカナ」のGMをやらせていただきました。朝のスタッフミーティングのあと、H副会長(学園ぱらだいす担当)にコンベンションのGMに重要な要素として「時間内に終わらせること」とか説法してみたり、とハイ・テンションにもっていきます。でも、予定時間をオーバーしちゃったんだね>駄目じゃん、わし。サークル内の本企画責任者に貸した、今回のシステムのルールブックを今日こそ返してもらおうと思ったものの、駄目でした……。もぅ、忘れんぼさん。ルールブック2冊だとキャラメイクとか楽なんだけれどねぇ。

コンベンション冊子より、シナリオ内容を転載

「北から来た牧師」
 自由都市ケルパーから北へ3日ほど行ったところにある村ジアラル。その地で繰り広げられる惨劇。発見されたのは、血を吸われた死体。
 戦闘よりも、謎解きを楽しむシナリオです。早めに終わったら、続編も準備してあります。のんびりやりましょう。

 詳しい内容は、「2000年春から夏のキャンペーン」内の「第1話 北から来た牧師」参照のこと。更に詳しい、キャンペーン内の1話ではない一般普及型シナリオメモはもう数回プレイしてから発表します。冬コミ発行予定の「ブレイド・オブ・アルカナ」の本に収録予定です。
 さて、今回のPLさん(括弧内は本システムのプレイ回数)は、3年前まで数回、平塚でコンベンションを開催していたあるふり〜ん氏(今回初めて表紙を見た)、7月にTOSCONのチラシをばらまかせていただいた「魔道士たちのえいこう」のかに氏(ルールブックの表紙見たことあるレベル)、はるばる津田沼のほうからやってきてくださったT氏(数回GMをやっている)、関東からお越しのY氏(キャンペーンに参加して数回プレイ)(どこから来たかうかがったはずですが、人間、年をとると記憶力が……)、百合ヶ丘付近からお越しのM嬢(別のコンベで1回)の5人です。

 大雑把な説明を私がして、詳しく、PL側の視点に立った説明をT氏、という流れで、本システム初心者に説明がなされます。T氏には非常にお世話になりました。あなたがおられなかったら、潤滑なキャラメイクはなされなかったことでしょう。ありがとうございました。と、ここで礼を言っても、T氏はインターネット接続できん! と言っていたような……。

 PCを作成してもらいながら、徐々にできた順にテーブル管理用紙(今回はフラウアミューズメントプロダクト製作のもの使用/いつもは自分デザインのものを使用しているけれど、こっちのほうが見栄えがいいからね)にPC名・PL名、アルカナを記入してもらいました。ここで、PC作成後、行動順に座席を入れ替えることを忘れ、PC作成時の座席で記入してもらうというミスを犯します。

 13時頃、食事を取り終わりプレイが始まります。シナリオ推奨アルカナで「マーテル」を提示したのですが、誰も取ってくれません。ほんとにいいのか、確認を取ってみたところ、かまわない、という態度だったのでかまわずプレイを始めます。

 謎解きシナリオです。村で起こる連続殺人の謎を解く、というシナリオなのですが、だれも死体を調べません。さすがに、既に埋葬してある墓を暴こうとしなかったのです。そうだろうと思って、PCたちが村に着いたときに、墓に埋葬するところの死体と面会させて、死体を調べるチャンスを与えているのですが、まだ、引きが弱いようです。
 ですが、さすがベテランゲーマーが揃っているだけあって、PC間のやりとりを夢中に行いながらも、徐々に情報を集めていきます。やがて、決定的な情報がないことに焦るPLは、証拠のでっち上げで容疑者に自白を迫り始めます。純粋なミステリーじゃないというのもひどい話だよなぁ……、とGMは思いながらも、マスタリングを進めます。殺人の時だけ、体を使っている殺戮者は、そんなことをしても見つからないのです。  結局、現場に残された証拠から陶芸家の家へ向かいます。そこで、17:30で帰ります、と言っていたPLは帰ります。
 おかしいなぁ、テストプレイでは2時間で終わったシナリオなのに、なぜ、4時間半屋って終わらないんだろう? そうか、テストプレイヤーは推測で行動ができる、あまり考え込まない人々だからか。というか、テストプレイ時と比べて、牧師の性格が怪しくなったのがいけないのかなぁ。
 18時から閉会式が行われ、プレイが終わったのは18:30。2本シナリオやるつもりだったのに……、ごめんなさい。このシナリオをJGCで早朝にやるのは考えものだなぁ(PL寝ちゃうって)。

閉会後

 会場片づけなどのあと、19:30ころから控え室で反省会です。
 今回は、訪問者の読みの甘さがいつもと違う話題として出てきました。それ以外は、いつもと同じ、広報活動、人員管理などサークルの停滞感につながる問題提起に終始しています。毎年、運営スタッフが変わる、というある意味新鮮さがいつまでも残る珍しいコンベンション運営スタイル、と本コンベンション創設に大きく関わった御矢氏が発言していたのが印象に残りました。
 反省会を21:00寸前まで行い、隣のガストへ移り夕食会。付属高輪高校出身組と同席した私は、JGCや高輪CON、同人な話をしていました。

 そして、22:50ころ、帰途へついたのでした。みなに小田原厚木道路沿いに自転車で帰るのは危険と、最近ずーっと言われていたので、今回は国道246号沿いに帰ります。こっちのルートは歩道があって安全なんですが、歩道の段差がひどくて、スピードが出せないのです。ルールブック数冊を入れた鞄が段差のごとに10cmほど宙に跳び上がるのを見るのはあまり気持ちのいいものではありません。
 ま、それはともかく、今回も事故などのトラブルもなくコンベンションは終了したのでした。


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