February 20,2006

マーラー:交響曲第3番 ニ短調
ガリー・ベルティーニ(Gary Bertini) & ケルン放送響 1985
(EMI 8 26406 2)

 ベルティーニは昨年(2005年)3月17日に惜しまれつつ77歳で亡くなった。 これは、この曲について音盤化された唯一の正規録音(1958年3月のスタジオ録音)。 これまでもEW(イーストワールド)等のレーベルからCDが出されている。 この盤は、仏EMIからリリースされたもの。 なお、昨年東芝EMIから発売された追悼盤のマーラー交響曲全集にも収録されている。
 ベルティーニは、この曲との相性が非常に良い。 真摯に曲に向き合い、一つ一つを丁寧に、繋がりを大事にして表現して行くスタイルが、作曲者が曲に込めた思いの表出に結実していると思う。 劇的な起伏等ないが、自然に演奏に引き込まれ、心が洗われて行く。 最終楽章は、これまで聞いた中で最高に心を動かされた。 録音は良好。

 都響とのマーラー・シリーズで、この3番が録音されなかったのは極めて残念。
 昨年、N響とのライヴ(1987年)の映像が最終楽章のみ放映され、上記と同じスタイルの、非常に素晴らしい演奏だった。 全曲のDVD化を是非実現してほしい。
 

 本CDの演奏時間(実測)は、つぎのようになっている。

1楽章
2楽章
3楽章
4楽章
5楽章
6楽章
合計
33:47
9:56
19:36
10:42
3:58
25:53
103:52



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