マーラー:交響曲第3番 ニ短調
ガリー・ベルティーニ(Gary Bertini) & ケルン放送響 1985
(EMI 8 26406 2) |
ベルティーニは昨年(2005年)3月17日に惜しまれつつ77歳で亡くなった。
これは、この曲について音盤化された唯一の正規録音(1958年3月のスタジオ録音)。
これまでもEW(イーストワールド)等のレーベルからCDが出されている。
この盤は、仏EMIからリリースされたもの。
なお、昨年東芝EMIから発売された追悼盤のマーラー交響曲全集にも収録されている。
ベルティーニは、この曲との相性が非常に良い。
真摯に曲に向き合い、一つ一つを丁寧に、繋がりを大事にして表現して行くスタイルが、作曲者が曲に込めた思いの表出に結実していると思う。
劇的な起伏等ないが、自然に演奏に引き込まれ、心が洗われて行く。
最終楽章は、これまで聞いた中で最高に心を動かされた。
録音は良好。
都響とのマーラー・シリーズで、この3番が録音されなかったのは極めて残念。
昨年、N響とのライヴ(1987年)の映像が最終楽章のみ放映され、上記と同じスタイルの、非常に素晴らしい演奏だった。
全曲のDVD化を是非実現してほしい。
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