楽しい庭づくり(6)
【蹲(つくばい)と水琴窟】



蹲の水門(海)の位置を決める。
穴の周りの土砂が水琴窟に流入しないように土留めの大きさを見越して穴を掘る。

大掛かりな工事の場合、土留めとしてコンクリート枡又は土官等を使うのが一般的。しかし非力な私一人の人力では扱えず代替品を探す。探し歩いた末、畑の脇に誰かが打ち捨てた半分に割れたコンポスト(プラスチック)を発見。大喜びで持ち帰る姿に、通行人が首をかしげる。

穴掘りは大きめに掘れ!が鉄則だが、横着をしてコンポストぴったりで掘る。私が穴にすっぽり納まるサイズ。しばし忍法の土遁の術で一人遊ぶ。
肝心の甕。これも廃品利用。確か中華料理店の店先でご自由にお持ちくださいとあったものを担いできた。これでも結構重い。

残響音を求める甕の硬質としてはあまり理想的ではないが、物は試しで挑戦を試みる。
下準備として甕底(使用時は上)にドリルで1cmくらいの水穴を開ける。試行錯誤で何度も穴から出し入れするための縄巻きは必須。
排水設備は作らず、掘った穴の下部に砂利を引き、水がある程度、浸透する構造にする。

甕の中央下部に高さ15cmくらいのどんぶりを上向きに置き、どんぶりの水位がもっとも高い時に甕上部の水穴からの水滴が落下するようにする。(どんぶりの高さで甕の内部で音が反響しやすい条件がかわる)
建材店で大き目の砕石を分けてもらう。砕石はできるだけとがったものを使い甕との接点ができるだけ小さくなるように甕とコンポストの間につめていく。

最後に甕内部にゴミや土が流入しないように、紙フィルターと網戸の網で蓋をする。


役石もあり合わせなので、かなりバランスに問題があるがひとまず蹲の完成。

水鉢はジョウビタキが水浴びできる程度の小さいもの。徐々に、大きなものにグレードアップを・・・ともくろんではいる。手燭石も湯桶石と比べて小さめなので変則的に添え石を置いてごまかす。

立水栓の蛇口を二股にしホースを土中に埋けて筧へ。

で、水を垂らしてみる。
少し小さめだが、なんとか琴の音に聞こえるから一応完成とする。恐らく土留めをコンポストから土管に替えれば、さらに反響音が増幅するだろうと推察するが・・・、エネルギーが再充電するまでの間、しばしこのまま楽しむことにする。

音ファイルは添付しません.
♪き〜ん、こ〜ん、こ〜ん
(↑イメージです。)