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| 01/2/3
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バスの旅の続きで、写真は中央アジアの車窓風景とバス停?です。
たまたま乗り合わせた、イラン風の顔立ちで日系三世のカナダ人と自称する、事情通の絨毯商(ややこしくて済みませんが、私ではなく相手がややこしいのです。)
が教えてくれました。 これが中央アジアだそうで、この景色が一日中続くと思って大きな間違いはありません。
バスは暫く走るとご覧のような何もない所に停留して、なんとするかと言えば、お祈りをするわけです。
テレビで見ればただの奇習でしょうが、人が一心に祈る姿に違和感はありません。
写真はアフガニスタンで、この「お祈り停車」を他の国では殆ど経験しませんでしたから、人は貧乏なほどまじめなのかも知れません。
話は変わりますが、最近無宗教国日本では若者の異様な犯罪が多発しています。
タクシーの運転手を殺害した犯人が犯行後ヒッチハイクで逃走と言うのもなにか奇妙な行動です。
取りあえず、逃げ延びようと言う意志が無いみたいに見えます。
バスジャックや「人を殺す経験がしたかった」犯人も、どれも生きること自体が煩わしい
とでも言いたげで、間接的な自殺のような姿です。
他方、イスラエルなどで頻発するアラブ急進派の自爆テロ、これも犯人は若者で、こちらは殉教者になりますが、
実はこの両者はやや似ていて、動機の中心はある種の閉塞感のようなものではないか、と私は考えています。
ただ、一方は実際に閉塞されていて、一方は自由な環境にいます。
一方は貧しくて、一方は裕福です。
そして、どちらも 「頭のいい子」 が多いん…だそうです。
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| 01/02/21
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バスの旅ついでに…………。
写真はイラン南部を出発したバスが小休止しているところと思って下さい。
真っ直ぐな一本道と抜けるような青空でしょ。
砂漠の雨って想像できますか? ぱらぱらと雨が落ちてくると地表からジュッと湯気が上がって、あっという間に
水気は跡形もなくなって、カンカン照りの日差しが舞い戻る………こんな光景を思い描いていませんか ? 私もそうでしたが………。
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| 01/03/02
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バスが走り始めて4時間も経ったでしょうか、突然あたりが薄暗くなり、かなりの量の雨が降ってきました。
日頃から雨じまいなどあまり考えていないせいてしょうか、バスのサンルーフは雨漏りを始めて、
付近の乗客があわてて移動します。
1時間もすると小高くなった道を走り続けるバスの周囲は一面茶褐色になって、水流が行く先を求めて右往左往しているように見えます。
さらに、いっときすると、雨足は一段と激しくなって、前方の視界も悪くなってきました。 このころになると、
運転手はBGMの流行歌も止め、緊張した雰囲気が、すぐ脇の私にも伝わって来るようになりました。
そんな中をバスは何かに憑かれたように走り続けます。……止まってみたところで何の展望も開けませんので……
ついには、雨粒越しの対岸 (こう言って良いか悪いか…… )に濁流に足下をすくわれたトラックが流されかかって
傾いているのが見えてきました。
こうなると「砂漠で水死」……なんて心配が頭をよぎり始めます。
ほかの乗客も運転手も同じ様な事を考えていたんじゃないでしょうか。
ありがたいことに、これ以上事態が悪化することはありませんでした。
やがて、雨雲を抜けたのか雨は少しずつ小降りになり、夕暮れの水面に油田の炎が映る印象的な光景(上の写真)
が現れて来ました。 その綺麗なこと……ほっとしているから余計に………。
当たり前にすぎて、普段は意識しませんが、川のない砂漠に雨が降ると地表の他の部分が川の代わりをします。
早い話が「洪水」です。
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| 01/03/19
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写真はネパールです。あらためて眺めてみるとこの段々畑は大変なもんだと思います。
この山間の村で年寄りに会いました (済みません、どうも年寄りばかり登場してきますが)
昔話の中でアーミービジネスでイギリスに行ったことがあると言ってました。
「アーミービジネス」と言う台詞にドキッとしますが、たしかグルカ兵と言ったと思いますが、英軍に勇猛果敢と言われたネパール人部隊があったような………
命のやりとりと「ビジネス」の落差にはとまどいますが、彼がこの仕事に携わったことを誇り
にしていることが救いでした。
老人は突然、 「病人を治療してくれないかと」 と言います。
医療経験皆無の私に頼むとは、ミスキャストも甚だしいのですが、好奇心もあって
言われるままについて行きますと、
若い男が怪我を化膿させたらしい親指を3倍くらいに晴れ上がらせて、青い顔をして
うずくまっています。
「こんなひどいのは医者に見せなきゃ…………」
私は殆ど喉まで出かかった台詞を飲み込みました。私自身、この村に着くまでに医者のいる町から
、写真のような山肌を上がっては降りて、3日間歩き通し
だった事を思い出したからです。もちろん車の通る道などありません。
残酷な話ですが、この村の病人は医者のいる所まで歩き抜く体力が無いと医者にかかれません。
若い男のその後は知りませんが、老人の選択は最善だったのかも知れません。
砂漠の雨もそうですが、基本的な何かが無いとどうなるか、これは外から眺めてみても分からないものです。
「免疫があって非衛生な環境になれている」 はずの 「土人」 は病気にかかってどんどん死んで行きます。
当たり前の話ですが、命なんてものはあること自体が僥倖です。
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| 01/09/19
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アメリカでテロが発生しアフガニスタンが注目されています。
テロ組織への報復自体に異存は無いのですが、アフガニスタンでは民衆があげて
カラシニコフ片手に咆吼している、などと思って欲しくないのです。
タリバンは権力に取り付いた、ごく少数の人達であって 1800万と言われる人口の殆どは貧しい農民・市民です。
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| 01/09/20
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上はカブール市内の住宅街。山肌いっぱいに家々が貼り付いている、
日本でもありふれた風景ですが、この写真は奇妙な迫力があってなにやら象徴的です。
夕飯時ののどかな風景のはずなんですが……………。
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| 01/09/20
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写真は歩哨に立つ旧政府軍兵士です。
この人の良さそうな顔から、彼らが主義主張や政治的信念からこの仕事に就いているのでは無いことは、明確に読みとれます。
食い扶持にありついて喜んでいる、貧農の二三男としか言いようがないではないですか。
干ばつと内戦の置きみやげの地雷に疲れ切った彼らに、この上戦火の追い打ちをかける事が人の道であろう筈はありません。
テロの首謀者は巧妙に逃げ回り、その周辺で正義が弱者を痛めつけると言う、やりきれない展開が待っています。
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