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第109回旨い酒の会開催記録 2003.5.21
今回は三重県上野市の森喜酒造場の「るみ子の酒」でした。前回予告したように、醸造年度が古くて熟成したものをいろいろ飲んでみました。
本日の酒
�@ 純米酒るみ子の酒7BY辛口
(日付1997.3の火入れ酒、常温保管)
杜氏村尾訓一(但馬)、協会9号酵母、アルコール15.9%、日本酒度+11、酸1.4、アミノ酸1.2、 麹米:山田錦、掛米:右近錦、山田錦
�A すっぴんるみ子無農薬米美山錦8BY仕込み第15号
(日付1997.4の無濾過あらばしり純米生原酒)
杜氏村尾訓一、協会9号系酵母、精米歩合60%、アルコール17.3%、日本酒度+12、酸1.3、アミノ酸1.4
�B すっぴんるみ子9号酵母11BY仕込み第5号、
(日付2000.3のもの)
杜氏:蔵元兼任、協会9号酵母、精米歩合60%、麹米:伊賀産山田錦、掛米:伊賀産右近錦、アルコール17.7%、 日本酒度+8、酸1.9、アミノ酸1.8、上槽日平成12年1月19日
�C すっぴんるみ子7号酵母9BY仕込み第16号、
(日付1998.4のもの)
杜氏村尾隆一(但馬)、協会7号酵母、精米歩合60%、麹米:山田錦、掛米:五百万石、アルコール17.4%、日本酒度+7、 酸2.0、アミノ酸1.5、上槽日平成10年3月18日
�D すっぴんるみ子8BY仕込み第11号
杜氏村尾訓一(但馬)、協会9号系酵母、精米歩合60%、麹米:山田錦、掛米:山田錦、五百万石、アルコール17.5%、 日本酒度+6、酸1.5、アミノ酸1.3
�@は新聞紙に包まれたまま常温6年もの、�A〜�Dは生原酒のため+2度〜0度の冷蔵ものです。�@は最後に燗をつけてもいただきました。
本日の肴
冷奴、枝豆、鯵と胡瓜の酢の物、鳥手羽煮と葱の焼き物、一口かつ、鯵フライ、玉葱フライ、胡瓜の漬物
皆さんの感想です
A �@は燗してもしなくても苦手な酒。�Bは受け入れやすい酒だったが、�Cもよかった。口の中におさまる感じからして、最終的には�Dがよい。
B 初めての参加です。�@はむずかしい味。�Aは�@に比べて飲みやすい。�A�B�Cときて�Dで収斂する。やはり�Dがおいしかった。
C いろいろと飲ましていただいて、う〜ん、なんともわかりません。私には合わなかったかな。
D 前にもるみ子さんの古い酒やったことあるけど、その時も賛否分かれましたね。�@と�C似てます。酸が立っていてキレよい。 酢の物に合った。�A�Bは旨み出ていて飲みやすい。特に�Bは若さですっきり。�Bと�Dが飲みやすかった。
E �@は常温貯蔵で、一番最初に出して、なんだ、これは。こういうタイプ好きな人、なかにはいるか、いやあんまりいない。 この手はどういう温度で飲むのがいいんか。�A�Bときて、�Bが一番飲みやすく素直かな。 �Cはこれ好み、酸があっていいと思ったが、温度が上がると酸を感じなくなった。 全体的に熟成ものだから、前回新酒のようにクイクイとはいかない。
F 順番として�@の常温古酒を最初に出すのはどうかな。�Aと�D、同じ醸造年度8BYで全然違う、タンク違うとこれだけ違うのか。 �Cは冷たいと味がしっかりと飲める、ただ、温度上がるとかったるくなる。
G �Dがおいしかった。
H 最初�Aが良かった。次に�Bが良くなった。最終的に�Dでした。
I �Aは最初好きだった。いろいろ飲んでくと、みんな共通していて同じ感じ。でも�Aは好きかな。
J どれも出発のベースはいっしょかな、最終に残る、ぽっとしたとこ、やっぱり同じ。でも久保の井はなんて馬鹿なことやってんだ。 そうだ、Eさんの自家栽培の野菜とやったらどうか。この酒嫌いだったら、飲まなきゃいい。 熟成ってすごい、とんかつ屋のつまみに合ってる。自分も熟成したい。
K 今回のは良い香りは立たず、よくわからなくなった。結論、�@のぬるいのが一番おいしかった。 突然ですが、酸っぱくて甘くて発酵してるドブロクを造りたいと急に思った。
L 今回2回目です。前回は新酒の生酒の会でしたが、私は今回の方が合う。 �@の燗は好き。�A�C似てる。次に�Bがいい。
M �@は正直言って、ほんとにだめでした。ア〜〜あっと思って、こういうのはこういう味。で、�Bがおいしいと思ったのはその反動かなと。 �C�Dはそれなりにおいしかった。�Dは�Aよりすっきりと飲みやすかった。
N 今回のは全部好きです。�@はそのままと燗も飲めて、うれしい。�Aは麹の香り、吟醸的(?)特徴があり、上澄みと混ざりとでは味わいが違った。 そういう意味では9種類位の味を楽しめた。特に好きなのは�C。
O (とんかつ屋の店主)あんまり飲ましてもらってないのに、俺にも感想聞くのかよ。(笑い)�@の燗が好きだ。
私の感想です
前回出席のTさん(実は今回欠席)が強く希望されたことで、るみ子の酒の古いものを引っぱり出してきました。�@、6年という歳月を経たことが明白な色と香り。 常温だが新聞紙に包まれたままだったから、きれいなラベルの瓶から注がれた真黄色の液体、初対面の方はどっきりとしたでしょ。こういう酒を最初に飲むのはどうか、 それはもっともなご意見です。ただ今回はこういう酒が中心ですよと、まずこの世界へ入ってもらうため、やってしまいました。最初はごく温い温度で飲んでいただきました。 気がつきましたか。そして5種類飲んだ後、お燗していただきましたね。最後には残らず飲み干していただき、ほっとしました。賛否両論でしたが、私にとって期待を超えた味わいでよかったです。 特に燗よし。�A、うっすらオリがらみの生酒というより、見た感じ全体にぼわっと曇った状態。柔らかな生老ね香が漂い、ほのかに吟醸香も感じる。飲み口はきれい、やさしい味わい。 辛口で実におとなしい酒。�B、飲み応えで魅せる力強い酒。辛味、酸味、苦味、渋味が重なり合い、厚みあるコクとキレを実現している。まだまだ若いが旨い酒だ。 �C、今回の中では切れ良く、一番すっきりしている。この流れの中ではさっぱりとした辛口。あとで単独で飲んでみれば、丸さや濃くも充分あるのだが。 �D、辛さの中に甘みをのぞかせ、円熟の味わいを予感できる酒である。老ね味、老ね香ともたっぷりと出てきており、じんわりと丸い味わいで、ほっとくつろげる癒し酒となった。 最後に一言。今回の報告内容は、るみ子ワールドにはまってしまった者の表現も多くて難解かもしれないが、ご勘弁願いたい。以上

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