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第110回旨い酒の会開催記録 2003.6.11
今回は和歌山の黒牛(くろうし)、名手酒造店のお酒です。
本日の酒
@ 黒牛純米本生無濾過原酒14BY
使用米山田錦と五百万石、精米歩合:麹・酒母50%、掛米60%、K9号系酵母、但馬杜氏:井上秀則氏、仕込み水:万葉黒牛の水、 アルコール度18.2%、日本酒度+1.5、酸度1.8、アミノ酸度1.6
A 黒牛純米本生無濾過原酒13BY
成分表示は@と同じ
B 黒牛純米吟醸火入れ13BY
播州山田錦100%使用、精米歩合50%、K9号系酵母、アルコール度16.5%、日本酒度+3、酸度1.6、アミノ酸度0.9
C 黒牛純米吟醸火入れ11BY
成分表示はBと同じ
D 野路の菊純米吟醸火入れ
醸造年度不明、有田郡清水町産契約栽培米美山錦100%使用、精米歩合50%、K9号系酵母、アルコール度16.5度、 日本酒度+1、酸度1.5、アミノ酸度1.4
本日の肴
冷奴、鰹の刺身、酢の物、レバ野菜炒め、揚げ物
皆さんの感想です
以下、皆さんの感想ですが、記録していた私がいつもより酔ってしまったせいか、 メモしたことが判読できず、意味不明の箇所が多かったのでくろうし(黒牛)てます。
黒牛はよく飲む酒、昼間から飲む酒、好きな酒。日本酒が飲めないよという人が飲めるようになるのがいい。 @は若くていろいろな味がした。苦味、酸っぱ味、甘み。Aは白ワインの辛口に似ている。Bは量が飲めない。 Cは上品すぎる。Dは米にこだわってる酒、一番おいしく感じた。
今日はAさんに出会った、よかった。野路の菊は私のこと、この古い酒、味わいが純白のままでよかった。
野路の菊は一番おいしく飲んだ。酒が常温に戻ってくと酒の味わいも変わった。
@Aが好き。@の香りがわっと来て、香りのある酒好きです。BCはよくわからない。Dの古い酒は老ねていなくていい。
黒牛はいい。@Aは好きだ。Dは古い割りに優等生ですね。
@Aはむっちりまんでグラマラスな酒。菊は私的には真面目すぎてものたりない。
全体的にシャワシャワと水のようにきれいな酒。水のようなシャワシャワ感が好き。 肴としては和食で@〜C、Cは何の料理でもいいかな、いや、レバーの料理に負ける。 Dは肉料理でもいい、Dには料理負けしない、力強さ、そして、キレあり。味良い。
黒牛はもともと好きな酒。Bが好き。@は香りはよいが、Aのほうが飲みやすい。Cは10年前の私だったら、合ったか。Dは素敵。
@はきつい。徐々に飲みやすくなり、@が最終的に気に入る。Dはすごく旨い。万馬券のように旨い。
万馬券のあとに言う言葉なし。今回の酒の飲む順番はCBからA@か、@Aか。で、Dは別ものだ。 私にとってのいい酒の基準はたくさん飲める酒。でDB?いや、これは別格かな。
私にとって女性が7名の参加の会は初めてでした。刺身、レバーなど環境も揃って、そして本生の酒。 今回は特別旨く感じた。良かった酒はACD。
飲む順はCBA@D。食べ物との関係から言えば、Cは豆腐以外は合わない。ABCは好き好きで日本料理に合うかな。 @とDはレバーとかつと好き好きで合う。Dは年齢不詳でおもしろい。しっかりと味がのっていて良い。 温度が上がってきて、生も強い味の料理にも合うかな。
私の感想です
では私の感想と反省です。@、フレッシュで食欲をそそる酸が楽しい。香り良い。飲む温度により荒さ、とんがりを強く感じてしまう時あり。 A、飲み口が少しやわらかくなったか、でも@と同様の酸を感じる。B、辛口すっきり、香りよくきれい。C、水まさに水。ずしんと重たい、重さを感じる水。 でもいつまでもおいしく飲める。D、なんとも落ち着いた味わい、こんな酒を出せて、ホッとしている。よかった。 バランス最高。で、以上がそれぞれの酒についての私のコメントです。今回とにかく、@ABCの順に肴をとりながら飲んでいったのですが、ああ〜あ、違う、 出す順違うと頭を抱えてしまいました。頭の中で考えた組み立て、まったくはずしてしまいました。さらに純米も純吟も年度が違うのに成分表示が同じだったことも飲みすぎの原因です。 今回の救世主は野路の菊でした。ありがとうございました。なお、野路の菊は平成9年5月に入荷したことが判明いたしました。以上

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