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第114回旨い酒の会開催記録 2003.10.8
今回は山陰の酒鷹勇(たかいさみ)、蔵元は大谷酒造(鳥取県東伯郡東伯町)。 肌理細やかで爽やかな辛口の酒、男の酒「鷹勇」とも言われる。杜氏は坂本俊出雲杜氏(島根県平田市)。
本日の酒
�@ 辛口純米酒鷹勇
醸造年13BY、火入れ、日付平成15.9月、アルコール15〜16度、 日本酒度+8、酸度1.4、アミノ酸1.2、使用米山田錦、玉栄、精米歩合50%、協会9号酵母
�A 純米吟醸強力の郷(ごうりきのさと)
醸造年11BY、火入れ、日付平成12.12月、アルコール15〜16度、 日本酒度+4、酸度1.5、アミノ酸1.2、使用米強力、精米歩合50%、粕歩合36%、 協会9号酵母、仕込水地下軟水70m
�B 鷹勇鷹匠純米酒
醸造年12BY、火入れ、日付平成15.9月、アルコール14〜15度、 日本酒度+5、酸度1.8、使用米山田錦、精米歩合70%、協会6号酵母、仕込水地下軟水120m
�C 本格焼酎鷹勇ほうき
粕取り焼酎、蒸留後7〜8年の熟成もの、アルコール25度、原材料酒粕、米、減圧蒸留
今回は�Cの焼酎も含めて全体トーンが似てたので、それぞれの味わいをより明確にしようと、 �@�Aの酒は冷蔵庫から出して常温にし、�Bは燗酒にして飲んでみた。
本日の肴
湯豆腐、秋刀魚の南蛮漬、鳥皮煮込み、レバー炒め、揚げ物(きすフライ、ひれカツ)
皆さんの感想です
A �@、最初、辛口かなと感じた。全体的に鷹勇ってこんな感じなのかな。 ビールでいえばドライかな。後に残らない。�Bはお燗に合う、おいしいと思った。�Bの冷やを 後で飲んでこれは燗だなと、これもあと口に残らない。
B 鷹勇は結構好きな酒で、純吟なかだれをよく飲む。それが鷹勇かなと思っていた。 今日のは味が全体的に薄い感じ。強力は味が見えておいしい。�Bはいかにも燗がいいと思った。
C 鷹勇って男っぽい酒のイメージ。今日のは特に男っぽい酒。おいしいんだけど剛健すぎる。 �@より�Aがいい。�Bの燗いい。(�Bの冷やも飲んで。)�Cの粕取り焼酎、酔った口で呑んでまろやかに飲めた。 が、はじめに飲んでどうかな。
D �C以外、全部似て感じた。�@がおいしかった。久々のお酒をいただいた。
E ずっと同じトーン。�@の酒を後から飲むと、甘みがあったりして。 今回の鷹勇、自分の思っていたイメージとは別。�Cの酒、焼酎か、が気に入った。
F �@はほんとにすっと入る。�Aはいきなり渋味が立って、冷蔵管理でこんなのびっくりで、 でも煮込みがでて、合ってきた。今日は酒の順番合ってるかな。�B、燗冷ましはいけない。やはり燗上がり、 値段からいってもこれは良い。�Cの味のある酒、どの料理とも負けない。やめるのは蔵元勿体無いよ。
G 初めて飲む酒です。最初の飲み始め時の�@はすっきり爽やか辛口で酒本来の味のする酒。 �Aは渋味雑味を感じたがやはりすっきり爽やか。�Bの燗、これもすっきり爽やか。自分の好きな酒は�@かな。 �Cはおいしいと単純に思った。
H �@�A�Bと全体的に甘い、まろやか、フルーティのイメージ。最後の�Cのイメージ、 この焼酎はお米の味するおいしい焼酎だなと思った。
I 鷹勇、イメージが違っている。いままでは日本海の荒波に立ち向かっている酒だと思っ ていたが、今回のは日本海の荒波を眺めている感じの酒だった。�@、勢いがない辛口で水みたい。�A、最初え ぐみが残ったが、最後に飲んだら消えていた。�Bは私は冷やが好き、�Bのぬる燗はあいまい。�Cの粕取り焼酎 のカス、おいしい酒粕だと思った。こういうのがあったのかと思う。
J 今までのイメージを覆した酒。ふくらみ、香りがあってまろやかなお酒の印象をもっていたが、 今日飲んだお酒はすべてにおいて切り口がいい、切れのある酒。それが坂本杜氏の実力、を感じた、飲みやすい。 �@の辛口純米、3種の中ではまろみあり、切れあり、飲みやすい。�Aの強力、老ねと切れ。難点が苦味、ただ、 酸味が効いて苦味が抑えられている。�Bの冷やで切れのある味わい、すごいと思う。燗で飲んで味がひろがっていく、良い。 �@〜�B、お酒自体の力強さを感じた。�Cは飲みやすい酒、もっと寝かしてまろみ出てくるかな、あと5年後に飲みたい。
K 前回参加してから(第111回)だいぶ経っている。あれから日本酒は全然飲んでいない。 鷹勇をやるというので万難を排して来た。鷹勇のイメージもあるが、まず、辛口純米を注いだ時の、香りがぷう〜んと来た時の新鮮な感覚、 そして口に含んだとき、ああ、いいなと思った。�@、飲みやすいんだけど、日本酒を飲んだ感じした。印象強い。�Aの方がやさしい感じが するなと思った。�Bのぬる燗良かった。�@�Aも燗をしたら実はおいしいのではと思う。�Cの粕取りを飲んで、私は焼酎より日本酒がいいと思った。 なんかじゅっくり呑むには醸造酒がいいよ。最近は銘柄は関係ない感じがある。やっぱり日本酒いい。
私の感想です
�@、今日の気温(11月位のちょっと寒い感じ)もあるだろう、冷たいより常温良し。冷たい状態の時より、少しマイルドにふくらみも出た。 揚げ物と最後に飲めばきれいな甘さも感じられ、決して軟な酒でないと思うが、�A�Bと飲んでくと味わいが淡く薄く消えていく。�@�A�Bの中では一番先に飲む酒だったが、 とにかく13BYである、さらに寝かして味に深みが出るのを待ちたい。�A、酸味が強く、渋味、苦味も最初感じたが、秋刀魚の南蛮漬や鳥皮煮込みで、馴染むようになっていった。 そして第一印象では考えられなかったが、一番先に瓶が空になった。力強さと味の深みは米の特徴か、熟成によるものかわからないが、こんな奴っているね、とっつき悪いけど付き合えば味な奴。 �B、ぬる燗か熱燗かと訊かれてぬる燗でと頼んだが、出されたのはちょっと熱燗だった。でもそれが良かった。じーんと来て、ほっとした。やった〜あ。心のなかでガッツポーズ。 いえ、冷やでもおいしいんだが、でも今回はどうしても燗で出したかった。�C、粕取でもきれいな香り、鷹勇らしい感じ。今回の流れの中で飲める焼酎だ。さて今回はいかがでしたか。 以前酒の会で出した純吟なかだれやしぼりたて純米生酒のように、香り高くやわらかな甘みもあって味わい豊かな酒のイメージからすれば、今回のは全体淡々と辛口をベースに少し沈み込んだ味わいで、 静かにじゅっくり呑んでく酒であったと思う。以上

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