GORGON


  ゴルゴン。なんでもメドゥーサっていうのは、ギリシャ神話のなかではゴルゴン三姉妹と
  いううちの一人だそうで、そんなのが三人も揃ったらメッチャ強そう、ってことでこの命名
  です。っていうかその形態、ゴルゴン・モードってトコですか(ボクちんたら一人遊び好きっ)。

  なにせそのゴルゴン三姉妹に劣らず、コッチもこれ1本さえあれば三つの音色、近代西洋の
  エレキなギター音、ガンジスの畔に響くシタール音、風流雅なお琴のよな音(ハープを現状
  和音階にしてあるんでねっ)、その和洋中ならぬ和洋印、バイキング料理かくやの味尽くし、
  いや音尽くしってなアンバイですっ。

  というワケで、ギターの方の
「ストレンジ・ストーン」、エレ・ハープの「メドゥーサ」の両項
  からハナシ引っ張っちゃったけど、その答えは双方が合体可能だってことなんですな。
  まあ幼年期ゲッター・ロボだコンバトラーVだと、合体ロボット・アニメ華やかなりし世代
  ド真ん中なもんで、その刷込みたるや深層心理のなかに真っ黒けなんでしょう。

  ロボットもののお約束事みたく、なんか叫んで合体させた方がいいのかも知れないけど、
  でもそんな気合いを入れて変身させるほど、コッチは手間掛からんのよ。普通、楽器側
  にはシールド差し込むジャック・ソケットが設けてあるけど、エレ・ハープには敢えてピン・
  ジャック側を装備し、それによりギター側に備えたジャック・ソケット(リアPU6弦側脇の
  ピック・ガード上にね)、ソコに挿入しジャックのカリがパチンとハマれば愛は成就され、
  ドピュっと電導ON、あとはエレ・ハープに用意されている2つのヘキサ・ナット回し込めば
  ソッコー装着完了ってワケ。アニメ作中のロボットが、ここが魅せ場とばかりに延々時間
  掛けて合体しとるのに比べ、コッチは実戦向けの兵器ライクなのよっ。

  とはいえチャラけてるのは、ギターボディに記したSALTY●STRANGE●STONEの
  ロゴ間にあるドッド、ホントはソコ穴空いていて、姑息にもそう見せ掛けてるの。ナゼって
  いえば、そのなかにはスクリュー受けのダボ・ナット埋め込んであって、前述のヘキサ・
  ナットを受ける箇所になっとるのです。セコイ?なにをいうかね、必要以上にごちゃごちゃ
  見せない、ワテの美意識やさかいに(出来上がったものがゴチャゴチャしてるって?)。

  あと双方の固着力は殆どそこで賄ってるけど、多少ジャックにも応力掛ってはいるかな。
  それ見越して頑丈には作ったけど、なんてかF1マシンとかのストレス・マウントみたいで
  (エンジンを車体の一部と見なし、直接サス・アームとか付けちゃうアレね、っても何人
  頷いてくれる?)、本来の目的があるものに付け足しの仕事させるのは気が引けます。

  そんなカンジで合体したコイツ、「鬼面人を威す」じゃないけど、取り敢えずミテクレの
  ハッタリはじゅうぶん、パンチ効いてるしイタさも爆発、ウケ狙いの人には持って来いの
  ブツでしょう。じゃ実際の使用感はって?それはプレイヤーに依るがね。ワシにはムリよ。
  スティーブ・ヴァイだってあれまたイタい、ネックが対に向きボディはハート型のダブル
  (トリプルだっけ?)ネック弾いてるとこTVでチラと見たことあるけど、音楽的にはショボい
  使い方しか出来てなかったし。まあショー・パフォーマンスとしての在り物ってカンジさね。

  けどねっ、メセニーの例のピカソ・ギター、あのリンダ・マンザーの作ったヤツ、それ演奏
  してるDVDオラ持ってるんだけど、これは音楽的にも演奏的にも実にナイスで、そして
  いかにものパットらしい曲で、あれにはちょっとヤラれたなあ。流石っス。大抵はああいう
  ギターとか使っても、そのギターのキャラに打ち勝つような演奏なんて滅多に拝めないし。

  そもそも独奏で、そういう特殊な機材使ったり、もしくは通常機材でも両手タッピングとかの
  特殊技法駆使した演奏とかも、ワテそうは惹き付けられること多くなくて、まあ素人目には
  ミタメ派手でスゲーってなるのかもしんないけど、音楽それなりに聴いて来た、あるいは
  そこら辺ハナから耳利く人は、大方オラと同じ意見かと(その点ヘッジスはスゴイけど)。
  そんならジャンゴとかジョー・パスとかのジャズ・ギターのソリスト聴いた方のが来るもの
  あるし。要はその人の持ってる音楽性がまずはキモで、それアウト・プットするのに色んな
  技法使うならアリだけど、単に奏法や機材ひけらかしてもキャパ以上のモノは出ませんぜ
  ってトコでしょ。だからこそピカソギターは映え、メセニーは偉大なりってカンジですな。

  ちっと脱線して毒吐いてしまいましたが、ふと我に帰ってみれば、じゃ自分の作ったコレは
  ナニよっていうハナシにも・・・。まったく、自分のことは棚に上げてとはワガのことナリ。ま、
  オラどっちかってと作る側だしぃ(といって逃げよっ)。よって、演奏力・発想力が伴ってない
  試奏で語るのもまあナンセンスだけど、コレの使い勝手そして操作性はそんなバッドなもの
  ではなく、例えばワシあんまりストラップ・ピンをボディ裏に付けるの好きじゃないんだけど、
  これは合体を見越して6弦側ホーン先の丸ポチ裏に設置。これなら通常のホーン頂点に
  ピン付けるよりもストラップとハープ部が干渉すること防げるってなアンバイ。

  また電装のコントロールも至ってシンプル。ギター音とハープ音の切り替えSWも欲しい
  かなとは思ったけど、あんまり猥雑にしたくなかったし、どちらかの音絞りたかったら、
  各々のVOL絞れば済むハナシだしね。それにコーラルのエレキ・シタールとかと同じく、
  ハープ弦を共鳴弦として使用してもいいし、だからハープのVOLが少しくらい開いていた
  方が、特にシタール音を奏でるときには、よりマストでしょっ。

  そういえばコレ、今書いてて思ったけど、どうせエレキ・シタール作るなら、そのコーラル
  みたいなハープ部も欲しいなって思うも、それ取り付けることでモノ自体が大きくなって
  扱い難くなったり、使い勝手もアブハチ取らずになったり、更にはそれ作る工程数や量が
  増えてもメンドイとかの諸々で、こういうデチャッタブル方式を選んだ側面もあったっけ。
  その方がハープの弦長もより長く取れるし、また個別にも使えて遊べるしね。

  ま、そこに捨ててあったマガジン・ラックのがあってお誂え向きでしたってカンジ?そうそう、
  最後にコレ、ギターに石材調塗料で塗るのも、エレ・ハープにメドゥーサって名前付けた
  のも(完成後だったし)、そこまで考えてのことじゃなかったんだけど、合体させたらコレは、
  「メドゥーサ見た者はすべて石になる」ってハナシに見事カブってるじゃんっ!




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