SHIMISEN


  四味線。悲しくなるほどアンチョクで、かつ三味線に比べ言葉の響きも悪い
  命名ですな。まあお遊びで作ったものなんで、名前通りのチャチなものです。
  そのワリにゃ作るのウダウダと時間掛かっちゃったなぁ。胴体なんて100均は
  ダ〇ソーで買った木の鉢みたいなヤツそのまま流用してるにも関わらずね。
  けどまあボディ100円とは、逆に潔さを感じるでしょ。

  胴皮もアタシャ猫ちゃん飼ってたこともあるし、その革なんて余りに可哀そう
  なんで、動物愛護団体ヨロシク(そのワリにゃ革ジャンとか好きだけんど・・・)
  使い古したスネアのヘッド貰って代用しました。その留め金には、ホーム
  センターにあった細工が施された留めピンなんか使ってみて、なかなか
  和風に仕上がっとるがね(旧日本海軍とか右〇みたいってツッコミはナシよ)。

  あと、コイツでイチバンの自慢はテイルピース(?)に相当する紐の部分。
  一本の紐から一筆書きの如くシュルルと巻き上げ、ご覧のようなイデタチに。
  なかなかいいアンバイに出来たでしょ。サドルも当然自作だけど、コレはどう
  みても和楽器系というよりは洋モノの方の作りの方が強く出ちゃっているわね。

  ネックも(ここでは棹と記すべきか)同じくホームセンターのお安い角棒で充分
  だべと、それチョチョイと削り出してハイ完成。ネック・エンドなんか、その角材
  三段重ねにして高さ合わせるという横着振りにコイツに対する工作の力の入れ
  具合が伺えます。着色もスティンで染めて、その上からオイル使ったのかなぁ?
  もう忘れちゃったけど、ラッカーその他の塗装系に比べると、染料やら油浸み
  込ませての仕上げってホント楽ね(但しマジでのオイル・フィニッシュ、拳銃
  やらナイフのグリップやライフル・ストックの高級品になると、ソレはソレで
  死ぬ程カッタルイけどもね)。

  ペグの(いや糸巻きですな)ツマミ部分もホワイト・スティン使って木材を染めて
  のもの。他色なら着色されつつも木目が透けて見える仕上がりになるんだけど、
  御覧のように白だとこのように見事にツブシっぽくなっちゃうのよねん。ワテの
  使用しているスティンでのハナシだけど。コレ使っての悲しい話は
「ピンテレ」
  方に記してあるけど、でもコッチはよくいえば象牙風(言い過ぎですか?)ぽく
  見えないこともなく、自分ではけっこういいカンジではないかなぁと。チナミに
  コレにはその上からクリアー塗っているので、ネックに比べ光沢感があるの
  ざます。もひとつチナミにコレ、自分で削り出したワケじゃなく、なんか「工作の
  時間」みたいな商品名で、様々なカタチの木材売ってたヤツのひとつっス。

  その他、ペグの軸棒は竹のお箸使ったんだけど、ソレに弦通す穴空けると
  剛性や耐久性落ちて折れちゃう気ぃしたんで、取り敢えず応急的に金属の
  スリーブにイモネジ付けてペグ軸に通し、そのイモネジに弦を引っ掛けて巻き
  上げるという方法を取ったんだけど、その急造仕様が未だそのままに放置
  プレイ・・・。あとそんな造りじゃけ、サワリなんかもトーゼンの如く無視です。

  もっともそれは、わざわざ三味線の弦、もとい糸を買い行くのも面倒だし、
  よってハナからナイロン弦使う予定だったってこともあったんだけど、結果
  的にコレが音的には正解。三味線を初めとした和楽器系のものとはまるで
  毛色の違う音だけど、なんていうかもうウッド・ベースみたいな音。昔ゴム
  チューブみたいな弦使って、やはりウッドっぽい音を狙ったモデルがあって、
  ソイツ暫く預かってたことあるんだけど、その音の方向性に近しいカンジ。

  も少しそのモデルのハナシに振ると、スケール的にはぜんぜんベースよか
  短いんだけど(だから敢えてベースと記載しなかったのよん)、その特殊な
  弦とフレットレスにより、けっこうウッド・ベースっぽい音が出たのよ。もっとも
  ミテクレはウッドとは真逆で、ボディとヘッドがサメのヒレみたいなカタチ、
  そしてそれらがネックの中央を中心にして点対象のシルエットで、ギブソン
  変形3兄弟に実はもう一人いました、みたいなイデタチだったけど。覚えて
  いる人はああアレねってトコでしょ。確かダン・エレクトロかデュアルモンド
  から出てたハズ(検索はご自身でお願いしますっ)。

  ハナシ反れたけど、そんなこってコレも別にスケールがイタズラに長尺って
  ワケでもないし、弦もナンのヘンテツもないナイロンだけど、いちおうフレット
  レスなもんでグリッサンドしたときなんか、なかなかにロン・カーター気分を
  味わえます(言い過ぎだっちゅーの)。

  但し、ここまで書いて来て解るように見事に手抜きしまくりで、ほぼナニも
  考えず作ったものなんで、ネック角なんても意識になく、出来あがって
  みたらハイフレット位置に運指すると、弦がボディのエッジに干渉して
  当たってしまうハメに。もっともこんなの、画像にゃ撮り忘れたけどネックと
  ボディは、ボディ裏に施したスクリューで固着するデチャッタブルだから、
  シムでもカマして角度付けてやりゃ、あるいは多少ネック挿入した部分を
  上側に持って来る必要があるかも知れないけど、それにしたって小一時間
  もあれば出来るハズ。けどそれには胴皮一度外さなきゃアカンし、そこまで
  するヒマも必要もありゃしまへん。とにかく作ってウケれば、それで充分
  お役目果たすんですから。

  だもんで、その100均木鉢にゃ両側にフックなんかも付いてたから(本来
  どう使うんだ?)、お誂え向きとばかりにソコにヒモ括り付け、ストラップ装着。
  コレ吊るして飲み屋、宴会、パーティに乱入すれば、ソコソコ笑いもとれるで
  しょう。てなワケでこの四味線、その点では充分お勤めゴクローさんって
  カンジでした。惜しむらくはそのカタチ、セコイ理由により胴体が小さいんで、
  三味線と胡弓の合いの子みたいなミテクレなのよねんっ!





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