TOPICS
      ● EPOXY RESIN 
              COATING FRET BOARD
      ● EXTRA HIGH POSITION &
              REINFORCED BRITGE 
      ● ORIGINAL WIRING
SKY SURFACE  Fretless guitar


  スカイ・サーフェイス。フランスのヴィジェっていうメイカーに同じくフレットレスでサーフレッター
  っていうのがあるけど、サーフがカブったのは偶然。けっこうコレ名付けに悩んだんよ。当初の
  名はシルバー・スリック。銀ボディにブラックパーツってイケルと思って、実際色も吹いたのよ。
  それがもうミテクレ気が滅入りそうなほど重くてねぇ、以前メタリックカラーのベース・コートに
  シルバー吹いたときにはカッコいいと思って、コレは使えると思ったのに・・・、ナゼじゃ?

  で、泣きながら水色に塗り替えたワケなんだけど、コレ作ったのは
「ストレンジ・ストーン」
  同時期で、その頃ナゼか昔のブルーバードみたいなSSSに揃えて名付けるマイ・ブームが
  起きてたらしく、辞書を引き引きSの付くボディ色とフレットレスを表す単語探したんだけど、
  水色を連想させるような言葉って見つかんなくて、それでSKYに。だからこれは水色じゃなく
  空色ですな。そんで出来たの和訳すりゃ、「空の平面」、クッサー、だからイヤだったんじゃ。

  ま、平面示すのはSURFACEが順当なトコだけど、先のヴィジェの方が命名と造語のセンス
  圧勝よね。よーするに平滑なフレットってコトでしょ。ウマイっ。冒頭記したようにその名はコレ
  作った後に知ったんだけど、存在自体は製作前から知ってて、けっこうインスパイアされたっ
  ていうか影響受けた。それがフレット・ボードに厚み持たせて成型したエポキシ・コーティング
  なんだけど、いやいやジャコ信者のワシは、神の教え(?)に導かれての所作でもあるのよね。

  フレットレスってギターは殆ど製品化されてないけど(だから作ったんじゃ)、ベースにゃご存じ
  ソコソコあるよね。その多くはフレッテッドに同じく、木肌剥き出しの指板をそのままにレス化
  したモノで、まあウッド・ベースからの流れっていうか、むしろソレっぽい音色やプレイに近づけ
  たかったり、また求めてのことだろうから、当然っちゃあ当然だけど。

  けど、その指板に樹脂をコーティングするっていうのも、製品化は余りされてないものの、割と
  ポピュラーなテクで、そのイチバンの理由は耐久性向上の為。フレットレスなんだからドコでも
  運指可でフレッテッドみたいに限られてないし、第一フレットが減ることもないのにどうして?と
  思うのは、フレット付目線でモノを見てる証拠(ってか、そんなこと考えたコトもない人が大半
  でしょうが・・・)。金属と木材じゃどっちが削れ難いかって考えれば、一目瞭然でござる。

  と、そんなワケなんだけど、実はその理由に劣らぬくらい(まあその割合は解らんけど)樹脂
  コーティングが広まったのは、なんといってもジャコ様の影響大でしょう。ギターならジミヘン、
  ラッパはマイルスってなポジションのベース界の絶対神だもん。ワテがセーガクだった頃は
  やたらエグレ指板(スキャロップね)にしたエレキが巷に溢れてて、哀れシロート工作のヤツも
  よく見掛けたけど、もちろんコレはリッチーの影響よね(昨今はマルムスチンコなのか?)。
  なら同様にして樹脂コーティングをマネする輩が出るのはトーゼンさねっ。

  エグレ指板への改造は、リッチー同様にカスタマイズしてやったぜっていう満足感とモチ運指に
  おいてだろけど、音に関しては意識外よね。けど、樹脂コーティングしようとした人は耐久性に
  加えて、音に対しても変化や向上を期すること多かったんじゃないかと思う。それほどジャコの
  音は独特で際立っていたし。でもこのフレットレス作って思うのは(とはいえコッチはギターで、
  ましてやコイツでジャコのナンバーなんか奏でたことないけど)、彼のプレイは機材の特殊性も
  然ることながら、なんつーても根幹はその類希なるセンスとテクから成るもので、別にツルシの
  ベース弾かせたって唸るよな音楽奏でたやろ、ってのが改めての再認識です。

  ソレ気付く前のアホなオイラは典型的ダメ人間の考え方で、道具よきゃプレイの質も上がると
  ばかりに樹脂コーティングのフレットレスギター作製し、ギター界のジャコになることを目論んだ
  です(もちウソ。けどジャコはベース界のジミヘンだと我で言ってたね)。だもんでコーティング
  にはポリとかエポキシ使うってテがあるけど、当然信者のワシは伝記「ジャコ・パストリアスの
  肖像」も読破しとるし、ソコにエポキシ系樹脂使ったって記載してありゃ、ソレ以外ナイでしょ。

  なんでも船底補修用(だっけ?船関係には間違いない)の塗料使ったとか書いてあったけど、
  さすがはマイアミ野郎らしいエピソードね。ワシャ別項にもあるようにFRPでギター作るくらい
  だから、ポリの缶なら家に転がってるんだけど、そんなの蹴っ飛ばしてエポキシよっ。っても
  コッチも昔友達にルアー作ったときの残ってから、どちらにせよ手持ちあるのよね。てへっ。

  さて、神からハナシ離れ再びヴィジェのこと織り交ぜるけど、影響受けたと前述したのはその
  試奏記読んだからで、実はソイツ、フレットボードが真鍮をベースにした特殊な合金で出来て
  いるとのこと(っても真鍮自体が既に合金やんけ)。で、その記事には、一般的な木材指板の
  フレットレスみたいな丸っこい音はせず、しかも本来フレットレスはサスティン弱くなりがちな
  のに、それも殆ど問題なくフレッテッドをそのままフレットレスにしたような音と使用感、みたい
  なことを書いてあったのよ。

  そうよね、考え方変えて、フレット・ボードが金属性になったんじゃなく、指板全面がフレットに
  なったと思えば、その試奏記に書いてあることさもありなん、さすが名前通りのサーフレッター。
  金属加工ヲタのオイラは一瞬色めきたってパクることも考えつつも、フレッテッドをレスに改造
  する場合割とポピュラーな、元のタング溝に指板とは色違いの木材等埋めてフレットライン
  加工する、アレやってみたかったの。だって見た目カッコいいじゃん。それにナニよりワシの
  場合、エポキシ塗らんとジャコの背教者としてゴルゴタの丘に張り付けになるし、またソッチ
  ならそのライン加工も透けて見えるしね。

  なので金属ボードは諦めるも、その試奏記には後ろ髪引かれるので、エポキシ・コーティング
  する際、そのコート量を厚く設定し、塗るというよりは盛れば、ソレなり比重質量も増えて、まあ
  金属板の音やサスティンには及ばなくとも、ある程度は近づけはするかなと。まそういう意味で
  おフランスはヴィジェさんに影響っていうかインスパイアされたんだけど。

  とはいえ、金属の代役でエポキシてんこ盛りにするのみの工作にワシが留まらないのは、他の
  項先にお読み下さってる方々には、敢えて注釈つける必要もないでしょう(チナミにムコーは金属
  ボード以外、多少ディテールの違うハードテイル型ストラトみたいなカンジのギター)。次項では
  そこら辺から始めますかね。とかいって、このページは蛇足ばっかで己がフレットレスの詳細に
  殆ど触れず仕舞い。シツレイしやしたっ。




 
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