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紀行文シリーズ

ゲームマーケット2001のこと

作成:2001-04-30
修正:2001-05-21
実施:2001-04-01
作成者:たまねぎ須永

はじめに

 昨年予想以上に好評だった「ゲームマーケット2000」公式頁はこちら)の第2弾として、今年は「ゲームマーケット2001」が開催されました。
 今年は昨年のにぎわいを見たサークルさんが続々と参加を決定したため、去年の2倍近いサークルさんが参加することとなったのでした。それに反比例するかのように、当日申込も可能(だったと思う)なフリーマーケットスペースの利用は減ったかのように、著者には見えたのでした。
 今回は、毒電波氏(サークル〈オニオンワークス〉刊の『ディプロマシー初等外交術』の作者)、成星瑞希氏を売り子さんとして迎えての参加です。

開場前

 今回は複雑な要因が多々重なり、会場である豊島区区民センターのある浅草がどこにあるのか調べないうちに参加という愚かな事態を迎えました。というわけで、移動時間を大雑把に予想して出発です。
 途中、本厚木駅で毒電波氏と合流し、足立区出身の彼に移動経路の選定を任せて、車内でのんびりとくつろぐのでした。

 現地にはサークル向け開場開始時間に少々遅れて到着。まぁ、この時間までにきてね、という時間は明確に指定されていなかったので問題はないでしょう。
 今回は自分たちが遅刻するのでは……、と思っていたので、会場内で一般参加者が並んでいる列を拝見するのを忘れてしまったため、行列がどれくらいになったのかはわかりません。
 会場のホールの中にはいると、もうたくさんのサークルさんが蠢いています。みなさん、活気あるなぁ……。満足いく新刊を準備できなかったことがちょっと恥ずかしいな。
 とりあえず在庫を鞄から出してどう並べるか、一通り考えてみたあと、嫌気がさして毒電波氏に押しつけようとしていると、スタッフさんがやってきます。「お仲間さんがきているようです。入場券あります?」とのこと。慌てて、入場券を取り出します。もう、連絡のうまくつけられなかった成星瑞希氏の来場です。私は当日、電車の接続がうまくいきすぎたため、彼の来場までずーっとPHS(簡易移動端末)の電源を切ったままでした。彼は彼で先月PHSから携帯電話に切り替えた際に私の電話番号を紛失してしまったということで、豪快に連絡が互いに付けられなかったという愉快な事態でした(?)。

開場

 会場と同時に人並みがごーっと入ってきて、輸入ボードゲームを多数扱っている専門店スペースに流れ込んでいきます。昨年と同じような図が展開されたわけです。ま、日本随一のショップが並んでいる状況は、このイベントだけですので、そのような行動に走るのも仕方ないのかもしれません。
 などと思ったのは、午後にメビウスさんのところへ「操り人形」というカードゲームを買いに行ったら売り切れていたからなのでした。
 著者は昨年と比べると、心惹かれるゲームがなかったため、のんびりと自サークルスペースで売り子を勤めます。そうしながらも、成星氏に「コミックぱ〜てぃ〜」カードゲームを買いに行かせます。「須永さんはそういう人だったんですか」などと嘲笑を浴びせられながらものんびりと買ってきてくれました。

 スペースは、海外から輸入してきたものを売る専門店スペースに、自分の所持しているものを中古で売るスペース、自サークルのボードゲーム・カードゲームを売るスペース、有名なボード・カードゲームに美少女ゲームのキャラクターを導入するためのアイテムを扱うサークルさん、TRPGのリプレイを扱うサークルさん、自作のTRPGを扱うサークルさんが入り乱れるのでした。
 右隣には何度かコミケなどでお世話になっているHTTのマジックアイテム集のサークル「王様の壺」さんが参加されていました。彼女によると、コミケカタログのイベント広告欄に掲載されていたとのことでした。ありゃりゃ、それじゃぁ、ゲームマーケット公式頁に申込先の住所を掲載してもらわなくてもよかったのか、と思ったり。

午後

 途中、著者の参加しているメイルゲームのサークルさんの知人が誘いにきてくれたので、彼らの購入したボードゲームに参加します。いつも通り偉そうに、前半ゴーゴーとばすものの、最終的に負けるのでした。しかし、まぁ、なかなかおもろいゲームでしたね。
 会場は買ったゲームを楽しむための、「フリープレイスペース」が設けられていました。昨年よりも大幅にスペースが拡充され、2時間単位で貸し出されていたため、かなり借りやすくなっていたと思われます。
 私がプレイしていると、毒電波氏は売り子の暇さに耐えきれず帰宅宣言。売り子は購入した同人誌を読むのに忙しい成星氏に任せてフリープレイに駆け回ってくれていいのに、と思いつつ、ゲーム中だったため、そこまで私も語ることができず、別れの挨拶を告げるだけで彼を見送ります。
 ゲーム終了後、トイレを済ませて戻ると、自サークルの前に年配の威厳ある姿が……。サークルスペースに戻り、正面から確認すると、安田均氏(株式会社グループSNE社長)と若手の方(筆者の予想だと、池田さんかなぁ、昨年のゲームマーケットにAncient Romeというゲームを出店していたからなんですけれど)です。HTT関連の作品を喜々として買いあさってくださいます。売れるのはうれしいもの、一昨年の冬コミに出した本の増刷本なので、HTT担当の北沢慶氏は持っているんじゃないかなぁ、と思う須永でした(そのまま結局買っていただきましたが)。

 希望サークルさんの宣伝時間「サークルの集い」が行われました。各サークル30秒ずつ与えられ、自サークルの活動や、作品の宣伝がされていきます。自サークルは特に宣伝することが思いつかなかったため、パスしました。ですが、他サークルの宣伝風景を見ているとやってもよかったな、とも思うのでした。来年も参加できたらやるとするかな。
 そして、オークション。食事時にATMに行こうと思ったものの、果たせなかったので、軍資金は当日売り上げの¥8000です。こんな額では、目玉商品の「アベ・カエサル」を落とせるわけなく(というか、競り開始額にも届きませんでした)、途中でピンときたゲームの競りに参加しつつ、オークションを見学するのでした。
 オークションというのは、扱われている商品がある程度なんなのかを知っていると非常に興味深いものですね。はじめて見るオークション風景に興奮を感じさせられます。バブル末期にフジテレビで放送されていたオークション番組に視聴者が群がったのが何となくわかりました。
 下記は私の注目した製品の落札金額です。


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